![ヨガナンダ](img/001.gif)
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Powers Of Ten
私たちが知るうる最も小さな原子、素粒子のミクロ(極微)の世界から
太陽系、銀河系を超えて広がる広大な宇宙空間、マクロ(極大)の世界まで、
そのきわめて広い範囲の中で私たちが普段五感で感じ取っているのは
ごく限られた狭い範囲のものでしかありません。
超ミクロ、超マクロの世界を実際に体で感じ取ることは不可能ですが、
様々な図や映像を用いてその大きさ(小ささ)を理解することはできます。
「Powers Of Ten」という世界的に有名な映像は、
芝生に横たわる一人の青年の体から、それを10倍、10倍とズームアップしていき、
地表から宇宙、太陽系から銀河系へと宇宙全体にまで映像が広がっていきます。
そしてマクロの極まで達した後は、
今度は逆に10分の1、10分の1とズームインしていき、
元の青年の画像に戻った後は、細胞から分子、原子とミクロの極へと向かいます。
宇宙の果て、10の25乗メートルの超マクロの世界から
原子、素量子レベルの10のマイナス16乗メートルの超ミクロの世界まで、
その差10の41乗倍、
( 100,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000倍 )
これだけの広い範囲の世界をほんの数分間の連続した映像の中で
分かり易く表現されていてまさに傑作と呼ぶにふさわしい映像作品です。
ニコンのホームページには、Web版「Powers Of Ten」とでも呼べるような
興味深いページがあります。
Nikon Universcale
![Nikon Universcale](img/universcale.gif)
全編約一時間、マクロからミクロの流れを延々と繰り返します。
それぞれの画像や下のスケールをクリックすると解説が現われたり、
画面が動いたりしてなかなか楽しめます。
ミクロの世界からマクロの世界までを俯瞰して最も興味深い点は、
これまでも度々書いてきたように、
スケール(大きさ)は変われども、
すべての世界が共通の法則性で貫かれているということです。
宇宙の三大基本原則、共生、循環、フラクタル(自己相似形)、
この三つの法則が、超ミクロ、超マクロの極端な世界では
より明確な形となって現われています。
共生 ・・・ 中心部と周辺部がふたつでひとつのものを形作っている
循環 ・・・ 中心部の周りを周辺部が回転し続けている
フラクタル ・・・ 原子モデル、太陽系、銀河系、すべてが相似形
原子モデル
![原子モデル](img/genshi.gif)
太陽系
![太陽系](img/taiyou_kei.gif)
銀河系
![銀河系](img/ginga_kei.jpg)
宇宙と原子、極端に大きさの違うものが同じ形(構造)を持つというのは不思議ですが、
これが宇宙の神秘であり“真理”なのです。 |