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爪もみ健康法<2>

「爪もみ健康法」をしていてもうひとつ気が付いたことがあります。

陰陽運動で舌を出す動作と肛門を締める動作が陰と陽の関係になっているのと同様に、
爪をもむこととこのふたつの体操がまた陰と陽の関係になっているということです。

陰陽運動は、身体の中心線上端の口から舌を出して陰、
下端の肛門を締めて陽です。

けれども中心線という意味ではこのふたつは陽であり、
胴体から突き出た手足の末端の爪は陰です。

宇宙の縮図「太極図」です。

太極図

陰と陽のバランスで成り立っている勾玉がふたつ、
上に向かう左側、陰の勾玉と
下に向かう右側、陽の勾玉、
陰陽ふたつの勾玉のバランスで太極図が成り立っています。

陰と陽、このふたつのバランスが幾重にも重なり合う。
宇宙(時空)は、バランスとフラクタル構造、
このふたつが根本法則であることを表しています。

肛門 ・・・陰陽運動
爪もみ 陰陽運動 ・・・肉体
精神 肉体

舌と肛門で陰と陽、爪とこのふたつで陰と陽、
まさに太極図と同じく陰陽フラクタル構造です。

本当に価値あるものには宇宙の理が明確に現れます。

これからの時代のマクロ的スケールで観た
東洋的、宇宙的真理は極めてシンプルなものです。

更にもうひとつ上位のフラクタル構造で考えるならば、精神と肉体で陰と陽です。

末端の爪をもみながら、物言わず黙々と働いてくれている身体への感謝、いたわり、
普段目に見えないものの働きに意識を向けてください。
例えば会社を経営されている方ならば、
一人一人の従業員の方たちに思いを傾けるといいでしょう。
その日に出会ったすべての人に思いを馳せるのもいいでしょう。

これが末端の爪に対する精神の理です。

逆に最も陽性の肛門を締める時は、
己の決意、志(こころざし)、やる気といったことを思うのが理です。

実際にやってみてください。
そして逆も試してみてください。
精神と肉体がいかにひとつの法則性の元に成り立っているか
ということが明確にご理解いただけるものと思います。

意識を向け、いたわりの声をかける。

「もむ」というのは手を触れる、「手当て」ということです。

声をかける「声」とは「肥(こえ)」に通じ、
声をかけることは、農作物に肥をかけるのと同じく「育てる」、
「育む(はぐくむ)」という理があります。


己の肉体の中で、また精神と肉体の関わりの中で
大きな太極図を描く、
これが「宇宙エネルギー」を受ける大切なポイントです。

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2004.10.23 Saturday
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