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食についての考え方

『人間は食べ物のお化けである』 
人間の身体は過去これまでに食べてきたもの、飲んできたものによって形作られていて、
人体はすなわち過去の食生活の歴史そのものであると言えます。

当然のことながら、日々の食生活は健康な肉体を作る上で極めて大切な要素であり、
また情緒的に不安定で家庭や学校で問題を起こす多くの子供たちが、
スナック菓子や炭酸飲料中心の乱れた食生活をしているがよく知られているように、
食べ物は肉体だけにとどまらず、精神面にも大きな影響を与えているのは
紛れもない事実なのです。
しかし現在主流となっている食についての考え方には、
大きく間違っている点がふたつあります。


T.部分に囚われすぎている

身体にいい食べ物の情報は身の回りにあふれています。
「キノコは体にいい」、「納豆は血液をきれいにする」・・・、
しかしどれをとっても近視眼的な見方のものが多いようです。
本来健全な食生活を考える上では、
ひとつひとつの食べ物が身体にどの様に作用するのかということよりも、
食生活全体のバランスをいかにとるかということの方がはるかに重要な問題です。
主食は何がいいのか、穀物、野菜、肉・魚のバランスは、調理法は、食事の量と時間は。
まず初めに正しい食生活のバランスとリズムを学んでください。


U.自然の摂理に合ったものを

糖質、タンパク質、脂質、それら3大栄養素のバランスが取れているだけでは、
理想の食生活とは言えません。
正しい食生活とは必ず自然の摂理に合ったものであるはずです。
人間の身体の構造、取り巻く自然環境、これまでの歴史、生活習慣、
これらを考えると自ずと答えは見えてくるはずです。
その土地、その季節に取れた旬のものを食べる(身土不二)、
命あるまますべてをいただく(全体食)、伝統食、先人の知恵から学ぶなど、
これら自然のバランスを考えた食生活こそが理想であり、
自然の造作物のひとつである人間のあるべき姿なのです。


食文化の崩壊は、その国の文化の崩壊そのものです。
いろんな面で崩壊の危機に瀕している日本の文化、政治、経済、すべての社会機構、
これらを救う大きな鍵は『本来の正しい食生活』を見直し、
『正しい判断力のある心と体』を取り戻すところにあるのだと考えています。
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