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2017年1月1日 ・・・ 新年に思う

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。



昨年は、後半になるに従って公私ともに充実した時を過ごせるようになったものの、
それに伴ってホームページを更新する時間をとることができず、
更新頻度が下がってしまったことが最大の反省点です。

昨年末は書きたいと思うテーマがいくつかあったのですが、
知らぬ間に時が過ぎ去ってしまいました。
時間をもっともっと大切にしなければなりません。


2017年という新しい年を迎え、
今最も心にあることを書いてみます。

やはり年末年始は時の大きな区切りです。
それは年末に大片付けをし、
やり残したことがないようにいろんな面を検証し、実践していくからだと感じます。

年末に身の回りの整理をして感じたこと、
それはもっと豊かな暮らしがしたいということ、
そしてその豊かさとは、今すぐにでも実践できるのだということです。

自分の身近にある本や資料、パソコンの中に入っているもの、
頭の中にある知恵や情報、または人間関係、・・・
それらをあらためてじっくりと見つめて、
今の自分にはもう十分すぎるほどの条件が整っているということがよく分かりました。

すべては満ち足りている、ただそのことを知らないだけ、
それを活かすことができていないだけ。
最も大切なのは『足るを知る』であり、これを活かして実践していくことである、
そう強く感じました。

本棚には数百冊の本が並んでいます。
その中には読みたいと思いながらもまだ読んでいないものが少なからず含まれます。
また読んだものでも再読したものはごくわずかです。
読んだ時には感動し、刺激を受けたものでも、
そのほとんどは内容をおぼろげにしか記憶していません。
ましてやそこに書かれていることを今実践しているものは数えるほどです。

足るを知るとは、
今現在与えられているものを十分に活かした上に存在するものであり、
次から次へと大量消費文明の波に乗って自分の前を通り過ぎさせるだけでは、
どんなにモノや情報が豊かになったとしても、
そこで満ち足りた感覚を受け取ることはできません。

今自分の目の前、身の周りにある宝の山、
これらを本当の意味で大切にし、活かしていく、
これが自分にとっての真の豊かさへの道である、
そのことを年末に気づかされました。


その豊かさを手に入れるために実践したい具体的なこと、
まずひとつは、新しい情報をなるべく手にせず、
目移りさせないということです。

インターネットと初めて触れた時、
そのあまりに広く、かつ瞬時に入手できる情報世界に驚愕し、
まるで自分の頭脳の許容エリアが飛躍的に拡大し、
羽根が生えて大きく羽ばたいていくような感覚を覚えました。

今はそれから十数年経ち、
その感覚を保ちながら、
ある面不器用ともいえる本に代表される印刷された
活字メディアの効力を再認識しています。

インターネットの情報と活字から入る情報は、
陰陽の如くその性質は対極の関係にあります。

ネットから入る情報は迅速で幅広く膨大で、
情報の量や幅を求めるには最適です。
それに対して活字は頭の中により深く染み入ることに特長があるように感じます。

同じ情報でも書く人の思い入れの違い、
ディスプレイと印刷物との利便性の差、
またそれお金を払って手に入れたかどうか、
そんなことも関わってくるのでしょう。

ネットと活字、どちらが絶対的にいいということはありませんが、
ネットと触れるようになってからは入手するのはネット情報に大きく偏っていたので、
今年はそれを是正し、情報を深く知恵として体の中に取り入れることを願い、
本と触れる時間をより増やしていこうと考えています。

そしてその本も、なるべく新しい本は購入せず、
身近にある自分にとって価値あるものを、
価値あるものとして体に刻み込んでいくつもりです。

たとえば今目の前にある本の中で、
そこに書かれていることを実践すれば自分がより大きく成長できるだろう、
そう思えるものを十冊選びだし、もしそれが本当に実践できたとしたら、
人生は飛躍的に大進化するのは間違いありません。

『足るを知る』、それを実践するというのは、
自分にとってこういうことです。


多くの人が年初に今年の目標を意識しますが、
足るを知るという観点からいえば、
何か達成したい目標、実践したいことがあるならば、
それを現実化するための具体策として、
そのために自分は何を手放すのかということを同時に考えなければなりません。

今年はしっかりと英語を学習したいと考えるならば、
そのための時間を取るために、
どんな時間を手放すのか、
そのことも同時に計画に加える必要があります。

陰と陽は対の関係、表大なれば裏大なり、
得るもの、手に入れるものと手放すものも二つでひとつです。


手に入れる目標と手放すもの、
『足るを知る』を実践し、身近なものにより感謝できる自分になる、
それを今年も指針とします。

2017.1.1 Sunday  
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