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2016年3月15日 ・・・ 出発の時

いよいよ明日インドに向け広島を離れます。
今回でインドに行くのは八回目です。
先日「七度目の渡印」というタイトルでページを書いたのですが、
きちんと数えてみたら八度目の間違いであったということに昨日気がつきました。
「八度目の渡印」とタイトルと文章を訂正しています。 m(_ _)m


海外旅行は何度経験しても事前準備が大変です。
昨年同様今回も人生の先輩である飯田さんが同行してくださり、
飛行機も23キロまでの荷物が二個預け入れられる
エア・インディアを利用するのですが、
その荷物がもう大変な量になっています。 w(☆o☆)w

もちろんその荷物のほとんどは現地へのお土産です。
今回もたくさんの方からご支援いただきました。

広島の身近な仲間からは、鉛筆やノート、折り紙、・・・
様々な文房具を提供いただきました。
ちょっと重たいですが、顔晴って担いでいきます。

バルーンアーティストの金本秀明さんからは、
色とりどりの素敵なバルーン(風船)をたくさんプレゼントしていただきました。
ホームの子どもたちはバルーンが大好きです。

あるオペラ歌手の方は、たくさんの五円玉を紐で結んで作った
お侍さんの兜をくださいました。
昨年模造刀を持っていったスギルタンならきっと喜ぶでしょう。

チェンナイのホームオーナー スレッシュの娘ジーナから
「ニコンかキャノンの一眼レフが欲しいのだけど値段を教えて欲しい・・・」
とメールが来て、そのことを親友のYamazaruくんに話をしたところ、
彼が高価なニコンのカメラを買い、それを寄贈してくださいました。
有り難い限りです。

いつも明るい和みんさんは、お菓子をたくさん買ってくださいました。
そしてこれから絶対に読みたいと思っていたアドラーの新刊
「幸せになる勇気」を手持ちの本と交換してくださいました。

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
岸見 一郎 古賀 史健

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この本を手にしたのはちょうど一週間前、
インドに行くまでに是非とも読もうと考えていたのですが、
残念ながら読む時間を見つけることができませんでした。

けれどそれも幸いです。
この本はインドに持っていき、
ホームの子どもたちと触れ合う中で読み、味わおうと考えています。

今回のこの本は、子どもとの接し方が大きなテーマとなっていますので、
今まさに読むにはピッタリのタイミングです。


他のページにも書いたように、
これまで何度もインドのホームの子どもたちと接してきて、
彼らはとても喜んでくれてはいたものの、
自分の中でどうしても満足いかないものを感じるようになりました。

過去の子どもたちと接してきた思い出の中で、
あの時こうすればよかった、こんな言葉をかけてあげられればよかった、・・・
そんな反省すべきことが山のようあります。

そんな反省する機会を与えてくれ、
またそれに気づかせてくれたのは、
すべては純真無垢なホームの子どもたち、彼らの笑顔の力です。

今回はホームの子どもたちを鏡にして、
自らの心の奥を見つめてこようと思います。


飛行機に預け入れられる荷物の内一個は、
昨日宅急便で関西国際空港まで送りました。
今日は残り一個にお土産物や着替え、日用品などを詰めましたが、
どうしてもその一個と手持ちのバッグには収まり切れそうにありません。
けれどなんとかしなければなりません。
やはりいつも最終日ギリギリまで準備に追われます。

そんな追われた状態でも、
今日は知り合いの付き添いで市内の病院に行きました。
とても懇意にしている人が体調を崩して精密検査をされたのです。

別段自分が付き添わなくても大丈夫なのですが、
とても不安そうにしている姿を見ていると、
どうしても足が動いてしまいます。

やはり健康は何ものにも勝る宝です。
健康だからこそたくさんの人たちと笑顔を交わせ、
インドにも大荷物を抱えて行くことができます。

昨夜は忙しくてお風呂に入ることができなかったのですが、
今日はスーパー銭湯に行き、
しっかりと体に声をかけ、手当てをし、労ってきました。
「今日も一日ありがとう。
 楽しくインドに行けるのも、あなたが元気でいてくれるお陰だよ。
 本当に感謝しています♪」
普段より心を込め、しっかりと「身体との対話」をしてきました。

「身体との対話」は、このホームページでたくさんご紹介している
健康法の中でも最も大切なものです。
そのことはこれまで何度も書いてきました。

この「身体との対話」をしているからこそ、
これまで病気ひとつせず過ごしてこれたのだと感じます。

この1月6日、十輝くんとサイクリングに行った時、
寒空の下、壊れた自転車を延々と早足で押していったこと、
このたびのインド旅行もそう、
本当に健康と体力があればこそです。

また最近は車椅子の方たちともお付き合いしているので、
この自由に動く体に深く感謝しなければ本当に申し訳ない、
そんな思いがとても強くなりました。
そしてそれを後押ししているのが「身体との対話」です。


元体育教師で、スキー事故により全身麻痺となり、
今はリハビリによりそれを克服し、
全国で講演活動をしておられる腰塚勇人さんの言葉がとても心に響きます。
  <『命の授業』腰塚勇人オフィシャルサイト>

      『五つの誓い』
・口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう。
・耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。
・目は人の良いところを見るために使おう。
・手足は人を助けるために使おう。
・心は人の痛みがわかるために使おう。


命の授業命の授業
腰塚 勇人

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人一倍丈夫な体、健康に恵まれ、
様々な能力や知識も身に付けさせてもらい、
インドのホームに行けば、
ほんのささいな言動で、子どもたちを大喜びさせることが簡単にできます。

こんな恵まれた条件を与えられているのに、
これをいいように使わなければ、本当に本当に申し訳ないです。
そう考えるからこそ、上にあげた腰塚さんの「五つの誓い」が胸に染みるのです。


インドに行く直前となった今、
いろんなことが頭の中を巡ります。
やはり時の流れの中で、ひとつの大きな区切りなのでしょう。

とても簡単な言葉では書けませんが、
二十歳の時、神前で神に寿命の半分を捧げることを誓い、
五十歳の時、二度の死に目に遭い、命を取り留め、
自分にとって今は余生です。

その余生をどのように過ごすのか、
その最も大きなヒントを与えてくれるのがインドにあると考えます。


いつものインドに行く時のように、
明日は新幹線で京都に行き、
もうひとつの心の故郷である奈良県天理市にある
天理教の先生のところに泊めていただきます。
そして明後日の朝、バスで関空に向かいます。

その前に、その天理教との出合いの場所である近鉄桃山御陵前に下車し、
長年インドの支援をしてくださっている
整体シークレットバイブルの橋本卓也さんとお会いします。
懐かしい場所で心の通い合う友と交流するのは楽しいだけでなく、
己を振り返る最高のチャンスです。


こうして考えてみると、
インドに行くことは自分にとって
やはり大きな意味のあることだということがよく分かります。
この恵まれた機会を活かさなければ、
何度も繰り返し言うように申し訳ない思いです。
その申し訳ないという思いは、己の魂に対してです。

腰塚さんの「五つの誓い」にあるように、
与えられた恵みは、人様の喜びのために使わなければなりません。

そして人様に与えられる喜びの中でも最高のものは、
自己犠牲の上にあるのではなく、
分かち合いの中にこそあるものと考えます。

インドで子どもたちと喜びを分かち合ってきます♪



2016.3.15 Tuesday  
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