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2015年1月11日 ・・・ エコストーブ

今日は究極の優れた便利なストーブ、
エコストーブ、別名ロケットストーブの製作教室に行ってきました。

昨夜この教室に参加するため高知県の知り合い三名が広島に前泊していて、
その夜の酒席でこの教室のことを知り、
急きょ飛び入りで参加することにしました。

会場は広島県県北の三次市三良坂町、
ハイヅカ湖畔の森というところです。
自分は飛び入りで材料が準備されていないため自分はオブザーバーです。

これが完成されたエコストーブ、実にシンプルな構造です。

エコストーブ

エコストーブの特長はいくつかあります。

・ 身近な材料で作ることができる
・ 作り方が簡単
・ 燃焼効率がきわめてよい
・ 燃焼効率がいいので、通常の薪(まき)ストーブの三分の二から二分の一の薪でOK
・ 灰の量も少ない
・ 煙が少ない
・ 薪、炭、紙くず、なんでも燃やすことができる
・ 持ち運びが楽
・ 鍋、かまど、フライパン、いろんなものを載せて料理ができる

等々です。

エコストーブの本体は20リットルのペール缶二つで作ります。
いろんな柄のペール缶から好みのものを二つ選びます。



真ん中に立ち、頭に布を巻いておられる方が講師の西山昭憲さん、
現在のエコストーブの形を開発した人です。



ペール缶を上下に切ったり、穴をくりぬいたりするのですが、
これがなかなか難しいのです。



上手くできない人には西山さんが手伝ってくださいます。



途中で失敗をしないために、何度も説明が入ります。
穴は大きく切りすぎてしまうと大変です。

講師の西山昭憲さん

くりぬいた穴にステンレス製のパイプがきれいに入れば成功です。



少しずつ穴を大きくし、パイプがギリギリ入るように調整します。



うまく中にパイプが入ったら、周りを断熱、保温、そして固定するため、
バーミキュライト、パーライトといった土壌改良材を入れていきます。



この中に入れるものは、砂利やコンクリート等いろんなものを試し、
その結果、今のものに落ち着いたそうです。

バーミキュライトを缶のふち上限までいっぱい入れていきます。



目減りしないよう棒を使ってしっかりと押し込みます。



完成したエコストーブの上にこんなリング状のものを被せると ・・・ 、



お釜がすっぱりと載っかります。
これで最高に美味しいご飯を炊くことができます。



五徳を載せれば普通の鍋も大丈夫。



外ではお釜でご飯を炊くために、エコストーブに火を付けています。
エコストーブだと火をおこすのも簡単です。



この上から燃料になる薪をくべますが、
縦になっているので、長い薪でもそのまま立てて入れることができ、
燃えるに従って薪も自然と下に下がっていきます。 超便利です!!



それと上の写真ではよく分からないかもしれませんが、
中の炎が横に向かってたなびいています。
これがエコストーブのすごいところです。

エコストーブの構造図をネットから拝借しました。
構造はこのようにU字形の実に簡単なものです。
左のペール缶の中のパイプが断熱保温材に囲まれ、熱くなるため、
自然とそっちの方向への気流が発生し、
その高温のパイプの中を気流が通る過程でより完全燃焼に近い形になるのです。



完成したエコストーブを囲んで全員で記念撮影です。 (^o^)v
お疲れ様でした。



エコストーブが無事完成し、ご飯が炊けるまでの間、
西山さんと一緒にエコストーブづくりをお手伝いしてくださった宮崎文隆さんによる
ミニ講演会がありました。
宮崎さんとは以前からの知り合いで、ホームページも作らせてもらいました。
  <宮崎文隆のホームページ>

宮崎さんは毎年元旦に新聞を全紙買い、
その中の全面広告をすべて切り取り、
その内の八つを選び、マンダラチャートにしておられます。

宮崎文隆さん

それがこれ、真ん中にご自分のテーマ、
『68歳の挑戦で 里山の困難を越える』と書かれています。
そして周りが印象に残った全面広告のコピーです。
画像をクリックしてください。 拡大します。



会場となったハイヅカ湖畔の森には陶芸教室のできる設備があり、
大きくて立派な釜もあります。
今日はここでピザを焼きます。



そうこうしている内にご飯が炊きあがりました。
お釜で炊いたご飯、お米がピカピカツヤツヤで立っています!!!



これにカレーをかけていただきました。
お釜で炊いたご飯は普通の炊飯器で炊いたものとはまったく違います。
味とか香りとか ・・・ すべてがワンランク上ですね♪



お肉がたくさん入ったカレーでしたが、なんとなく風味が独特です。
聞いてみると、肉は鹿の肉だそうで、講師の西山さんが捌かれました。
鹿の肉を食べるのはたぶん初めてです。

女性陣がピザのトッピングをしてくださいました。
彩りがよくて美味しそうです。



外では薪作りの体験が。
ちびチャンががんばって切ってくれました。



ピザを釜に入れて焼いていきます。



強烈な火力なので、だいたい3分から5分で焼き上がります。



美味しそうに焼けましたね。
熱いので注意して取り出します。



こんな風に、盛りだくさんの楽しいエコストーブ教室でした。

エコストーブは一台あるときわめて重宝する財産です。
もしお家がエコストーブを使える環境にあるのなら、
一台作ってみられてはいかがでしょう。

エコストーブに関しては、ネットに情報がたくさん出ています。
  <エコストーブ - Google 検索>

けれどこれを一人で上手に作るのは少し難しいかもしれません。
エコストーブ教室はハイヅカ湖畔の森で定期的に開催しています。
また希望があれば、出張教室も可能だそうです。

ご希望の方は、宮崎さんの方にお問い合わせください。
  <宮崎文隆 問い合わせフォーム>


エコストーブは、2013年発売の新書の中の最高の一冊として
「新書大賞2014」を獲得した『里山資本主義』の中でも絶賛されています。

里山資本主義  日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
藻谷 浩介 NHK広島取材班

角川書店 2013-07-10
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この本に書かれている内容は、
NHKエコチャンネルで動画として紹介されています。
とても興味深い内容ですので、是非ともご覧ください。
  <里山に眠る“エネルギー”(1) | フェイス | NHKエコチャンネル>



エコストーブは、地球に優しく、人の心を豊かにする優れものです。

2015.1.11 Sunday  
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