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2014年6月6日 ・・・ 五行の真理

このホームページを通して知り合った茨城県のIさんから、
今日自家栽培のジャンボにんにくを送っていただきました。



こんな大きなにんにくを見るのは初めてです。
手前にあるのは比較用のi-Pod nano(高さ76ミリ)です。
その大きさがお分かりいただけますでしょうか。

Iさんは超がつく音楽、オーディオマニアで、
自宅には人もうらやむ素晴らしいオーディオセットを持っておられます。

当初は音に関するページを通してこのヨガナンダを読まれるようになり、
何度かメールをいただいていたのですが、
元々西洋的な考え方の強い方で、
その点で東洋的生命観を柱とする自分の考え方とは相容れませんでした。

けれど少しずつお付き合いを重ねる内に、
Iさんの中で東洋的真理の芽生えが起こり、
わずか一年も経たないうちに、
周りの人たちに陰陽や循環の話を説かれるまでになられました。
  <Iさんのレポート>


Iさんが東洋的な考え方に惹かれるようになったそのひとつの大きな要因が、
究極の素晴らしい音と身近に接しておられたということです。

音ほどこの宇宙、時空、生命の真理を如実に体現するものはありません。
最低限自分の過去の体験に於いて、音以上のものと出合ったことがありません。

人間の精神や肉体が、周りの環境のほんのわずかな変化にも
ストレートに影響を受けるのと同じように、
音の世界もまた、素材、形状、周りの様々なものとの関係性、
ありとあらゆる要素がその音の表情となって表れてきます。

これまで音からたくさんの真理を学んできました。
けれどいくらスピリチュアルなことに大きな関心を持っておられる方でも、
ステレオ(CDラジカセ)やその周りの床を言葉をかけながら水拭きしたり、
美波動「7つのことばのシート」をステレオやスピーカー上や下に置くだけで、
音がハッキリ感じ取れるぐらい大きな変化をするというのは、
にわかに信じられないことだと思います。

けれどこれは紛れもない事実であり、
また常識的には信じられないことだからこそ、
その事実を感じ取った者は、深い真理を得ることができるのです。

『ステレオほど優れた宇宙エネルギー探知機はない』
これは自分とIさんとの間では、
ごく当たり前の共通認識事項です。


Iさんは、たくさんの職人さんたちを使う設備工事の会社を経営する傍ら、
素敵な音楽で心を癒やし、こだわりの農業を実践しておられます。

農業にはご自分の思いをたっぷりと注ぎ込み、
理想と考えるアルギット農法をベースに、
音に大きな変化を生じさせる「7つのことばのシート」を手書きしたもの、
スーハゆうじんさんの開発された酵素を元に作ったオリジナル酵素、
これまた魂レベルで音に力を注ぎ込むことのできる「アレーカード」(名刺大)
などを活用しておられます。

そのかいあってか、今年はあまり手をかけることができなかったにも関わらず、
病害虫の被害にも遭わずいい作物ができ、とてもラッキーだと喜んでおられます。


すべてのものとは言いませんが、
特に言霊や図形的な力を活用したものは、
その人がそれを信じるかどうかが効果を生み出す大きな鍵となっています。
つまり『信ずる者は救われる』のです。

これには根拠があります。
この時空で最も強力なエネルギーを持つのは人間の想念です。
これに勝るものはありません。

そしてそれに準じ、一般的には “未知” とされるエネルギーを発するものは、
人間の想念とエネルギーの種類が近似しているため、
その想念エネルギーから大きな影響を受け、
相乗効果や減衰効果を生み出すのです。

ですから『信ずる者は救われる』のであり、
また『信じない者は救われない』のです。
これはエネルギー面から見た真理です。

Iさんは様々なエネルギーのあり様を、
ご自分の素晴らしいステレオセットからリアルに感じることができたので、
農業に活用しようと思い立ち、
そして大きな成果を上げることができたのだと思われます。

さらにIさんご自身が自然を愛するとても素直な心の持ち主であるということも、
エネルギーを大きく引き出す役割を果たしているのでしょう。


エネルギーの種類は千差万別です。
そのことは音がハッキリと物語ってくれています。

エネルギーを発するグッズの持つ力を、
一元的な数値で表しているものを時折見かけますが、
それは本来そのものの持つごく限られた一面でしかありません。

人間を例えに考えてみてください。
人間一人一人の身長、体重、あるいは100メートルを全力で走る速さ、
そういった外面的ものは一元的な数値で示すことができますが、
より内面的な、心の優しさ、明るさ、正義感、情愛、・・・
そういったものはひとつの物差しで計ることはできません。

音の表現するものは実に多彩です。
優しい、力強い、繊細、心に染みる、華やか、神々しい、・・・
その多彩さは言葉で表現できる範囲を超えています。

この時空やすべてのものの持つ生命のあり様を見た時、
だぶん視覚で捉えられる生命の実相はそのごく一部であり、
生命の神秘のそのほとんどすべては、目には見えない、
計り知ることのできない世界の中に隠れ潜んでいるのであろうと考えられます。

その生命の多彩さという面から考えても、
やはり音以外にこれほど忠実に、
しかも簡単、リアルタイムに表現できるものは他にないのではないでしょうか。


Iさんがご自分の農地のエネルギーを高めるために、
アレーカードを使ってエネルギーの柵である結界を張りたいと言われたので、
結界を張るなら五角形、あるいは五つのもので張るのが基本であるということを
アドバイスさせていただきました。

五つとは循環の理を表す五行、木火土金水の五つであり、
結界を張ることにより、そこにエネルギーを循環させるのです。

エネルギーによって生命は生まれ、また同時に死滅し、
その生死のバランスが保たれているからこそ、
多くの生命の集合体としての生命系を長期間存続させることができます。

これは生かし合う関係、相生の関係です。



木から火が生じ、火でもって燃え尽きたものが灰となり、土になります。
土の中から金属が生まれ、金属(ミネラル)によって水は生かされます。
そして水は木を育てます。

これは殺し合う関係、相克(そうこく)です。
生かすだけでは生命系は成り立ちません。
ひとつの生命が滅することにより循環が生まれ、
新たな生命を生み出す力となるのです。



木は土の養分を吸い取り、土は水をせき止め、濁し、
水は火を消し、火は金属を溶かし、
金属でもって木は切り倒されます。

この五行に基づく五角形、これがひとつの循環エネルギーの象徴です。




もうひとつの五の循環は、五つが平等な関係の五角形ではなく、
その中がひとつだけ特別な1+4の五の形です。



上の図を見てお分かりのように、
五行の中の土が中央にあり、特別な役割を果たしています。
土はすべてを覆い、すべてを統括する力を持つのです。

相撲の土俵も四方に土を除いた五行を象徴する色の房を掲げ、
中央に土を盛り上げた土俵を配しています。

土が海底も含む地球の全土を覆い尽くしているように、
人体は皮膚という土に相当するもので覆われていて、
その皮膚にある触覚が五感の中で土に相当します。
  ( 土 ・・・ 皮膚 ・・・ 触覚 ・・・ 統合するもの )

ですから触覚は五感の中で特別です。
味覚、嗅覚、視覚、聴覚、他の四感が頭部に集中しているのに対し、
触覚だけは全身に行き渡っています。


土地にエネルギーの結界を張る時は、
五角形の位置にエネルギーのある物質を置いてもいいですし、
また四隅と中央、その五カ所に置いても同様の効果があります。

Iさんはその後者、四隅と中央、その四カ所にカードを埋めたそうです。
その効果のほどはどうだったのか、
自分は直接現地に行っていないので定かではありませんが、
その美味しくパワフルな野菜の味から、
きっと何らかの効果を得られたのだろうと感じています。


今日いただいたジャンボにんにくはまだ食べてはいません。
明日電気プレートを囲んで手作り餃子を焼く「餃子の会」というのがあるので、
そこに持っていき、スライス状にしたジャンボニンニクを焼き、
タレか塩をつけていただこうと考えています。

ジャンボニンニクは普通のニンニクよりも甘みが強く、臭いも控え目だそうなので、
きっとホクホクして美味しいでしょう。
楽しみです♪


そのジャンボにんにくに先立ち、
二三週間前、そのにんにくの上に伸びたにんにくの茎も送っていただきました。
これはラーメンに入れて食べさせてもらいましたが、
味も歯応えもしっかりしたエネルギッシュな味わいでした。

ジャンボにんにくの茎は太くて立派で、まるで身の詰まったネギのようです。
それをまな板の上に置き、茎の途中何カ所を包丁で切りました。
そしてあふれんばかりに山盛りになったニンニクの茎をこぼれないよう
右手でつかんで鍋に入れている時、
両手にあるそれぞれ五本の指は実に機能的にできているということを感じました。



たった五本の指ですが、それが最高に機能的に配置されているがゆえ、
一時にたくさんのものをつかんだり離したりすることができます。
もし五本の指がすべて並列な関係であれば、
こんな多彩な働きをすることはできません。

これも五行の理ですね、
親指が他の四本の指を統合する土、五感でいえば触覚に相当します。

けれどこの五本の指の配置は、
上の五行の図の中央と四隅(四方)というものとは異なります。

これはなぜなのでしょう。
答は実に簡単です。
五行の図は普遍的、不動のものであり、
どんな方位に対してもその構造が変わらないよう、
土を中央に配する必要があります。

それに対して現実に機能を持った形として存在する手は、
その行う作業に対し、三次元的にどの方向からでも手を差し入れることができ、
そのため、四本の指と親指を垂直に配し、
指の折れ曲がる方向も垂直関係を保つことにより、
より自由度の高い複雑な作業をすることができるのです。


時空、生命の真理はきわめてシンプルで機能的です。
これは究極の英知であり、
人間の科学技術がいくら発達したとしても、
この時空にあまねく存在する生命の神秘を凌駕するものを創り出すことはできません。

けれどそもそもそれを凌駕する必要などまったくないのです。
それは人間そのもの、その生命存在こそが、
最高に光り輝く英知だからです。

真理、英知は見つけ出すものではなく気づくものです。


少し話が飛びますが、
高い機能性を有する人間の手、
その人間の手の中でも、幼い子どもたちの持つ小さな手は、
繊細な作業をするのに適しています。

そのため貧しいインドの農村地帯では、
学童年齢である子どもたちが学校に通わせてもらえず、
わずかな報酬を得るために休みなく農場で働かされ続けています。

この動画の中で、子どもたちが種子の受粉作業をしている農場、
その農場があるインド カルナータカ州に来週から行ってきます。



カルナータカ州は、これまで四回訪ねたインド最南端タミルナド州の
北東に隣接する州ですが、
自分が行く学校のあるビジャプールという町は、
標高も高く(700メートル)、雨量も少なく、
緑はそれほど豊かではありません。

多言語他民族国家であるインドは様々な顔を持っています。
今度はまたインドの新たな顔と出合うことができるでしょう。
それを楽しみながら、己の役目をまっとうしてきます。

2014.6.6 Friday  
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