メール障害

まず本題から。

（たぶん）１月末ごろから２月の初旬にかけての約１０日間から二週間ほどの間、
メールソフトに障害が発生し、
一部受信メールが受信直後未読のまま消失してしまったようです。
　　（現在は復旧しているものと思われます。１００％確実ではないのですが・・・）

私はスパムメール、一斉送信メール、営業メール以外の普通のメールには、
ほぼすべて二日以内に必ず返信メールを打っています。

もしこちらにメールを送ったのに返事がないと思われている方がおられましたら、
たぶん私の方できちんと受信できていないものと思われます。
お手数ですが、再度送信し直していただきますようお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００６．２．１１

＜顛末＞

この「徒然草」でも書きましたように、昨年来大量のスパムメールに悩まされ、
昨年の１１月、迷惑メール対策で定評のあるメールソフト「Mozilla Thunderbird」を
インストールしました。

たしかに評判がいいだけあって迷惑メール対策は万全です。
受信トレイの中から迷惑メールとおぼしきものは、
受信メール一覧の中でそのメールの列にある「迷惑メールボタン」を
ワンクリックするだけで迷惑メールであることを学習し即削除され、
迷惑メールフォルダへ飛んでいき、以後そのメールアドレスは迷惑メールと
自動認識してくれます。

設定によっては迷惑メールを即完全削除ということもできるのですが、
クリックし間違いということもありえますので、
さずがにそこまではしていません。

また具体的なことはよく分からないのですが、
「学習フィルタ」という機能も付いていて、
登録された迷惑メールを分析し、新たな迷惑メールに対して、
こちらが指定する前に事前にソフトの方で判断してくれるようです。

たしかにこの「Mozilla Thunderbird」をインストールしてから、
迷惑メール処理は格段に楽になりました。

今でも日に数十通の迷惑メールが送られてきますが、
その処理にかかる時間はのべ１分とかかりません。
時間的にも楽ですし、それ以上に精神的負担が大幅に軽減されたことの
メリットは計り知れないものです。
　　（デザインがカスタマイズできるのも気に入っています）

ただし使い始めた当初からトラブルはちょこちょこありました。

これは私の完全なミスなのですが、
これまで使っていた「Outlook Express」のアカウント設定をそのままにしていたため、
パソコンを立ち上げたときに自動的に立ち上がるようにしている「Mozilla Thunderbird」
よりも早く「Outlook Express」が立ち上がることがあったらしく、
私のまったく気が付かないところで時折メールを受信していて、
開いてみると知らないメールが数十通・・・ということがあり本当にビックリしました。

この件は「Outlook Express」のアカウント設定をすべて削除し、
無事解決しました。
みなさんも新しいメールソフトをインストールする際には、
古いメールソフトのアカウント設定はすべて削除し、
そちらでは絶対に受信できないようにしておいてください！

インターネットを見たりメールを送ったりするのは、
パソコン本体のハード、Windows や Mac などのＯＳ、メールソフト、
ブラウザ（インターネット閲覧ソフト）、回線を繋ぐプロバイダー、
データを維持しやり取りするサーバー等様々な
ソフト、ハードの連携プレーで行っていますので、
何か障害が発生した場合、原因がどこにあるかを特定するのが
困難な場合がよくあります。

ですからメールトラブルをすべてメールソフトによるものだと決めつけることは
できないのですが、
ウイルスソフトを導入し、最近も何度か完全スキャンを行い、
スパイウェアもふたつのソフトを使ってたびたび除去していますので、
どうしても「Mozilla Thunderbird」が限りなくクロに近い灰色ということになってしまいます。

「Mozilla Thunderbird」を使うようになってから送信エラーがたびたび起こっています。
いただいたメールは普通皆さんがされるように、そのメールの返信ボタンを押し、
そこにメッセージを書いて返信するようにしています。

もちろん件名の「Re　・・・　」は文内容に合ったものに書き換え、
本文中に残っている相手の送信文コピーはすべて削除しています。
　　（これは当然のネチケットだと思うのですが、いかがでしょうか・・・）

こうして送信すると、たびたび下のようなエラーメッセージが出るのです。

送信エラーメッセージ

エラーメッセージ二行目の「LOLIPOP」とは、
このホームページのデータ、ドメインを管理しているレンタルサーバーの会社です。

何度も送信ボタンと「警告」のＯＫボタンを交互に押し直したり、
宛先欄の相手のメールアドレスを入れ直したりするとうまく送信できることがあるのですが、
このトラブルが数回に一度の頻度で起こっています。

ふたつ目のトラブルはメール受信時のものです。
私は現在プロバイダー Yahoo!! のものがひとつ、
yogananda.cc 、このドメインを使ったものがふたつ、
計みっつのメールアドレスを所有していますが、
メールソフトが立ち上がり自動的に受信を開始した時、
最初はなぜか「・・・@yogananda.cc」のふたつのアカウントしか受信せず、
再度「受信ボタン」をクリックして初めて Yahoo!! のアカウントが受信することが
多いのです。(もしかすると毎回かもしれません)

Yahoo!! のアカウント宛にくるものは、そのほとんどがスパムメールで、
Yahoo!! は結構迷惑メールフィルターが充実していますので、
その関係かと思っていたのですが、実際はどうなのでしょうか。

そしてみっつ目、このトラブルがこの度の受信障害と
直接関係していると思われるのですが、
メールソフトを開き、メールを受信している時、
左下に「１５件中１０件のメールを受信中」というようなメッセージが表示されます。
ところが何件メールを受信しようとも、
その受信したメールが一向に受信トレイの一覧に上がってこないのです。

最初に初期画面として開く「受信トレイ」から一旦「送信済みトレイ」でも「ゴミ箱」でも
他のトレイを開き、再度「受信トレイ」に戻らなければ、
「受信トレイ」の一覧表の中に新しい受信メールが載りません。

このトラブルが起こったのがたぶん１月末あたりから、
ちょうど受信障害が起こったと思われる時期と一致します。

なんとかこのトラブルを解消しようと、
システムの復元等様々な方策を試み、
その方策が功を奏したのかどうか定かではありませんが、
現在は小康状態を得ております。

一部のメールが受信後すぐに消失してしまったのことが判明したのは、
昨日、今日のことです。

最近このホームページを見てメールをくださるようになった札幌の女性から昨夜
「何度かメールをしていますが返事が・・・」
というメッセージをいただき、
先方はパソコン初心者とのことで、まさかこちらのトラブルとは思わず、
「何度かメール送っていただいていたのですか？」
などと脳天気な返信を、こちらの受信メール一覧から該当箇所を画像キャプチャー
したものを添付などして送っていたのですが、
よくよく考えてみると心に引っかかることがいくつかあったのです。

まずひとつは、メールの返信をもらってしかるべき人何人かから
メールを受け取っていないということ。

もうひとつは、いつも行きつけのお好み焼き屋のおばちゃんから
　　（広島で一番美味しいです！！（＾ｏ＾）ｖ）
「メールを送ったはずだけど」と言われていたのですが、
それが届いていなかったのです。

そのおばちゃんはパソコン超初心者だったので、
これもてっきり先方の送信ミスだと思っていました。

そして最後に決定的だったのは、
約一週間ほど前、受信トレイを開いた時に一瞬一覧の一番上に
知り合いのＧ女史の名前が見えたことがあったのですが、
見えると同時にすぐに消えてしまったのです。

その時は「あれ、なんだったんだろう？」と軽く思っただけで、
あまり気にも留めなかったのですが、
今日「もしかして、その頃にメール送っていただきましたか？」
と問い合わせたところ、予想通り（！？）
「送りましたよ！」と返事が来て、
その瞬間、当方の受信障害であることが確定です！　Д｀）・ﾟ・。・ﾟﾟ・＊：．。．．。：＊・ﾟ

今現在「完全に直りました！！」と断言できないことが辛いのですが、
立ち上げてすぐの受信トレイに新着メールが表示されないという
トラブルは解消されましたので、
たぶん受信後即消失という最悪の障害は起こっていないものと思われます。

受信したすべてのメールがこのようなことになっていたらすぐに分かっていたでしょうが、
　　（そうなったら本当に困りものですが・・・）
消失したのは一部のメールだけだったので、
なかなか障害に気付くことができませんでした。

知り合いで脱サラし、有機農法での野菜作りに取り組んでいる人がいます。
その人曰く、
「普通の環境で普通に野菜を育てることは誰にでもできる。
　けれども気候変動や病害虫などのトラブルに見舞われた時、
　そのトラブルにどの様に対処し、乗り越えられるかがその百姓の実力だ」
たしかにそうですね。
このことはどの分野にも言えるかもしれません。

パソコンにも（と言うか、パソコンこそ）トラブルはつきものです。
そのトラブルが起こった時どう対処できるのか、
パソコンや機械に強い人とそうでない人とで大きく差がでるところです。

別段パソコンやメカに強いから偉いという訳ではないですが、
私はパソコンを初めてもうすぐ五年、
その間市販のテキストやネットからの情報を頼りに独学し、
今ではお金をいただいてホームページを作ったり、
操作方法を教えられるようにまでなりました。

けれども「人より多少パソコンに詳しい」といってもたかが知れたものです。
パソコンのハード、ソフトの最も根本的なところ、
ハードディスクにはどの様な形でデータが書き込まれ、
またそれを読み取っているのか、
Windows というＯＳは、ＣＰＵ、メモリーとどの様な連携の元に動作しているのか、
そんなことはほぼ完璧に分かっていません。

ただごく表面に出ているキーボードとマウスの動かし方を少し知っているだけ、
たぶんパソコンという超精密動作をする機械のハード、ソフトの仕組みの
１,０００分の１も理解できていないでしょう。

こんな複雑で基本原理もおおよそ理解し得ない機械に、
ただ便利であるというだけで己の生活、大げさに言えば人生の
何パーセントかの価値観を依存してしまっていいのでしょうか？

この現状に対し、潜在的な恐怖を覚えます。

私はテレビを持っていません。
ニュースや様々な情報はインターネットで仕入れ、
それで特に困ることはなく、時間的にも制約されないので、
これからもしばらくはたぶんテレビを買うことはないでしょう。

最近のネットはすごいですね。
「きっこのブログ」をはじめとして、最新情報、裏情報ではマスコミをリードし、
実際マスコミがネットによって動かされということが現実に起こりつつあります。

ですので家ではパソコンはほぼつけっぱなし状態、
パソコン依存度は普通の人よりもかなり高いものと思われます。

以前にもどこかに書いたかもしれませんが、
私は元々パソコン不適応タイプでした。

二十年近く前、オフコン（オフィス・コンピュータの略）が普及しだした頃、
会社の研修でオフコンの操作を一泊研修で習いました。
当時の機械は今ほど人間対機械のインターフェースが優れておらず、
今から見るとごく限られた機能を使うための操作が機械的で、
なんともギスギスしたもののように感じられます。

当時ない頭を絞って操作を覚え、長時間オフコンを操作した後は、
明らかに頭脳が変調をきたし、デジタル的短略発想になってしまっている
自分というものを感じホトホトいやになってしまいました。

それがあってパソコンと出合う五年前まで周りの人たちに
「ボクはパソコン嫌いです。絶対にパソコンは触りません」
と声高らかに宣言していたほどです。
　　（今でもそのことを時折からかわれます）

それではなぜ現在はパソコンとこれだけ親密な関係になれたのか、
ひとつはパソコンが発達し、Windows というＯＳ、様々なアプリケーションソフトが
人に優しいものに進化し、
私のようなものでも不適応症を引き起こさずに使えるようになったということ。

そしてもうひとつは、パソコンというメカ、デジタルの権化のようなものと対極にある
自然というものと触れる機会を積極的に持っているからでしょう。

最近は山登りからちょっと遠ざかり少々ストレスが溜まり気味ですが、
山登り以外にも普段自転車で市内を走り回ったり、
あるいは気功や呼吸法、瞑想を習慣的に行っているのも、
脱パソコン、デジタル依存症解消法として大いに役立っているものと思われます。

特に普段から意識しているわけではないのですが、
パソコンへの依存度が高まるにつれ、それと同時に対極にある自然、運動、
内なる世界といったものへのアプローチに自然と熱が入るようになった気がします。

まだまだ続きとして書きたいことが山ほどありますが、
だいぶ長くなってきましたので、それは後日といたします。

最後に再び、
最近メールを送ったのに返事がないと思われている方、
お手数ですがメールの再送お願いいたします。 m(_ _)m