五行詩
人のご縁とは不思議なもので、どこでどの様に結びつき、
広がっていくのか分からないものです。

先日、鍵山秀三郎先生のお話をお聴きし、
そのお話の内容を文章化し、このホームページにアップし、
A4の用紙にプリントアウトし多くの人たちに読んでいただきました。

その鍵山先生のお話の中で、
田中薫さんという方が書かれた心に響く素晴らしい五行詩のことがご紹介されています。

私の知り合いが、その田中薫んさとたまたま知り合いで、
私の書いたレポートが田中さんのところに届き、
田中さんが私のホームページをご覧になってメールをくださり、
現在毎日のようにメールを介しての交流を続けています。

  「田中薫の薫風庵」 五行詩・詩人・田中薫

詩というものは私にとっては未知の世界なのですが、
とてもシンプルな五行詩の世界は、
どんな人の心にも強く訴える深い思いが含まれています。

田中薫五行詩の世界「薫風」

田中薫さんの書かれた五行詩の詩集「薫風」第七集より
何編かをご紹介いたします。


        早く

  幸せは遙か
    彼方にあるのではなく
      すぐそこ何げない所に
        潜み隠れている
          早く見つけて欲しいと


        済みません

  色々と世話になり
    様々と迷惑をかけ
      何かと面倒をかけ
        相済まない気持ち
          だから済みません


        自然美

  心と目と耳で
    自然美を愛でれば
      真の美しさが
        音の心地よさが
          飛び込んでくる


        何であれ

  儚く消えて行く命ゆえ
    生きた証の
      花を咲かせる
        その花が何であれ
          美しさに変わりはない


        うんと

  喜びたかったら
    うんと苦しめ
      笑いたかったら
        うんと悲しめ
          極めれば幸が増す


たった五行の短いメッセージの中から、
あなたの幸せの種を見つけてください。



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