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誕生日を周りのみんなで祝うのは、
たぶん世界どこの国でも共通した習わしではないかと思います。
インド人も誕生日が大好きで、
特に生まれて最初、満一歳の誕生日は盛大にお祝いします。
これは日本の七五三に相当する感じです。
カニャクマリに滞在している時、
スギルタンの知り合いの子どもさんの一歳の誕生日をお祝いする会があり、
特別ゲストとして、自分たち日本人二人も参加させてもらいました。
誕生日会は結婚式と同じような形式で、
呼ばれた人たちが三々五々集まって来て、
主催者の人たちと記念写真を撮り、その後食事をいただきます。
南インドでこういった時に出される食事(ミール)はほとんどいつも同じです。
日本のように和洋中華、
様々な様式のメニューが数え切れないほどあるのとはまったく異なり、
南インドの食文化は極めて保守的です。
けれど食材に命がこもっているからでしょうか、
毎日同じようなものを食べ続けても飽きないのが不思議です。
インド人は大人になっても誕生日は大切な日です。
インド人は甘い物が大好きなので、
大きなケーキが用意されます。
これは二年前、スレッシュの誕生日の時のものです。
そのケーキを主賓を中心としてお互いの口の中に入れ合うのがインド流です。
可愛い子どもたちのいるホームでは、
誕生日には、その子に大きな入れ物に入ったお菓子が渡され、
それをみんなに配るのが習わしです。
そんな誕生日を祝ったあげようと、
今年も百円ショップ等で揃えたハッピーバースデーグッズをいくつか用意して、
誕生日の子どもたちを中心に写真を何枚も撮りました。
どうですか、みんなとっても幸せそうでしょ♪
誕生日を祝ってもらう子も、祝う子も、みんな幸せになれるのが誕生日です。
子どもたちは普段はみんな制服を着て学校に行きますが、
誕生日の子どもだけは、その日は私服で学校に行くことが許されます。
インド人の誕生日にかける思いは日本人以上です。
今回の旅のはじめにいったコスモニケタン日印友好学園では、
一緒に行った日本人十名の中で、
お二人の方が旅行期間中に誕生日を迎えられました。
その時も子ども用に持って行った誕生日グッズを取り出して、
みんなでお祝いしました。
やっぱり誰しも誕生日を祝ってもらうのは嬉しいもの、
上の写真の子どもたちと同様に、
タペストリーをバックにクラッカーを鳴らしたりして大いに盛り上がりでした。
次回はいつ海外に行くか分かりませんが、
海外旅行用の大きなバッグの中には、
いつでも使えるようにとハッピーバースデーグッズが一式入っています。
心躍る海外旅行、誕生日をみんなで祝う機会があればなおさらハッピーですね♪
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