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コスモニケタン日印友好学園には大きなスクールバスがあり、
百数十名の子どもたちと先生が、そのバスに乗って通っています。
昨年度までのスクールバスは小さなもので、
超満員ぎゅうぎゅう詰めの状態で学校といろんな村とを朝夕三往復ずつしていましたが、
新しい年度が始まった2014年6月から大型のバスが導入され、
以前よりも少しゆったりとした状態で、
かつ学校と村とを二往復で全員を送迎できるようになりました。
写真手前が以前使っていたバス、後方が新しい大型バスです。
インドのスクールバスは黄色に塗装することが義務づけられています。
バスは朝7時20分に学校を出発し、
一時間ちょっとかけて最初のコースを回り、
二巡目のバスが学校に着くのが10時少し前になります。
夕方は4時前頃に一巡目のバスが出発し、
そのバスが戻ってきて、二巡目が出発するのが5時前後です。
以前三往復していた当時は、
一巡目と三巡目の出発・到着時刻の時間差が二時間もあったのですが、
今は二回のバスの時間差は一時間強となり、
子どもたちにとって待ち時間の負担が随分と軽減されました。
二回のバスにはそれぞれ最大80名強が乗車し、
時々パンクやエンジントラブルはあるものの、
これまで大きな事故はなかったとのことで、
今後もこの状態を維持してもらいたいと願います。
バスの中では子どもたちや先生方が歓談し、
楽しい社交場のようになっています。
たまに村の人たちや親御さんが同乗されることもあり、
インド流というのでしょうか、とても牧歌的雰囲気です。
バスはそんなに新しいものではなく、
座席シートが外れたり、荷物棚の金具が突然落っこってきたりするのですが、
毎日毎日石ころだらけのガタガタ道を、
文句も言わずよく走ってくれているなと思います。
インドは人間も、そしてバスもまた逞しいのです。
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