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プライマリースクールとハイスクール


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コスモニケタン日印友好学園は、
プライマリースクールとハイスクール、
この二つの学校で構成されています。

インドの子どもたちが学校に通う年齢は日本と同じ六歳です。
まずはプライマリースクールに入学して一年生となり、
このプライマリースクールがほぼ日本の小学校に相当します。

ただし日本の小学校が六年生までであるのに対し、
インドのプライマリースクールは七年生まであり、
日本の中学一年生に相当する年齢まで通います。

そしてその上のハイスクールは八年生から十年生までの三学年、
日本の中学二年生から高校一年生に相当する年齢の子どもたちで、
このハイスクールがほぼ日本の中学校にあたります。

プライマリースクールとハイスクールとでは雰囲気が随分と異なります。
プライマリースクールの教室には机も椅子もなく、
子どもたちは床にノートや教科書を入れたリュックサックを置き、
男の子、女の子ともに床にあぐらをかいて座り、
先生の話を聞いています。


一日中床に座っていても、子どもたちの姿勢が乱れることはほとんどありません。
それはインドの子どもたちが、強靱な肉体を持っているからに他なりません。
インドでは、大きな水瓶や重い荷物を頭の上に載せて歩いている人の姿をよく見かけますが、
その高い身体能力と背筋を伸ばした美しい姿勢は、子どもの頃から培われているのです。

プライマリースクールの子どもたちは元気いっぱい、
教室からはいつも明るい大きな声が聞こえています。
特に一年生の教室には、村から弟や妹たちもついて来ることがあり、
教室の中で一人歌を歌ったり、居眠りをしたりして、
まるで自由奔放で微笑ましい「窓際のトットちゃん」のような世界です。


これがハイスクールになると雰囲気はがらりと変わります。
ハイスクールには各教室に机と椅子が備えられ、
授業の雰囲気も真剣そのものです。


インドではハイスクール卒業時に
SSLC(卒業認定試験)と呼ばれる学習到達度を計る試験が一斉に行われるのですが、
コスモニケタンは地区の中でも常に優秀な成績を修めていて、
これはハイスクールでの真剣な授業の賜と考えられます。



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