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暑いからなのか、夜はなかなかぐっすりとは寝ることができず、
夜明けとともに子どもたちが外に出てくるのを楽しみにしています。
午前6時過ぎ、ゲストハウスのすぐ横で子どもたちが草むしりをしていました。
道具を借りて自分も挑戦してみましたが、
毎日やっている子どもたちのようにさまになりません。
ラジも写真が大好きです。
しょっちゅう フォト!フォト!といって写真を撮るように言ってきます。
空手って世界的な言葉なんですね。
子どもたちがカラテーと言いながらポーズを取ってくれました。
女の子たちも写真が大好きです。
あんまり何度も頼まれてめんどくさいので、
カメラの好きそうな子にカメラを渡して適当に撮ってもらいました。
少しでも写真を写してもらいたいと考えて、
子どもなりに工夫をしていろんなポーズを取ってくれます。
楽しいですよ♪
変な顔ですね。
この子は8歳ですが、一番なついてくれてとても可愛いてす。
日本に連れて帰りたいぐらいです。
明るく楽しく元気いっぱい、
そしてとても親しみを持って接してくれる子どもたちと同じ時を過ごすことができ、
こんな幸せなことはありません。
これが生きている喜びですね。
豊かな自然の中、心と体の中から自然とあふれ出る喜びを享受している、
ただそれだけのことであり、
そのことが素晴らしいのです。
豊かな文明に暮らす現在の日本人は、
高度に発達した社会を維持していくために、
心の中に本来持っている感性を、
がんじがらめに自己規制しているのだと感じます。
朝食の時間、子ともたちにつれられてコテージの中で一緒に食べることにしました。
「ここに座って!」と座席を用意し、
お皿もコップも目の前に置いてくれました。
今日の料理はポンガルです。
イーティングルームに机はたくさんありますが、
座りきれない子どもは床に直接座って食べています。
何度も同じことを言いますが、
インドの料理は美味しいだけではなく、体がとても喜ぶのです。
食べていて、「これが命を支えるエネルギーになるんだ!」
と実感できます。
今日の朝食もとても美味しかったです♪
インドの制服は可愛いですね。
調理のおばさんと、みんな仲良しです。
学校に行く前にみんなでお互いの髪の毛を整えます。
毎日していることですので手慣れたものです。
それではバスに乗っていってきま〜す♪
いつものようにバスの中でも大はしゃぎです。
ガタガタの路面の田舎道をバスはとことこと走ります。
今日も学校の前でお別れです。
バイパ〜イ♪
インドでは学校にはスクールバスがありますが、
こうしてバイクで送り迎えする家庭も多いのです。
この写真はバスを止めてもらって撮ったのですが、
いきなりバスからカメラを構えた日本人が下りてきて、
少し驚かれたようでした。
けれどすぐにこの笑顔です。
このフレンドリーさ、インド人の包容力はすごいです。
いったんホームに戻ったバスは再び子どもたちを乗せて学校に向かいます。
女の子たちはみんなおしゃれです。
これはバングル。
指先だってきれいです。
足先もこの通り。
ここでもまたお別れです。
夕方学校から帰ったらまた会いましょう♪
子どもたちをみんな下ろし、
スレッシュ、ラジとともにマーケットに買い物に行きました。
いろんなところに美味しそうな食べ物が並んでいます。
南国の果物は色鮮やかです。
野菜もいろんな種類が揃っています。
バナナも大きいままで売られています。
卵のケースを家から持ってきて、
そのケースに卵を入れて持って帰ります。
多くの家の玄関先にはきれいな模様のコーランが描かれています。
通りを歩いていると、いろんなところから写真を撮ってくれと声をかけてもらいます。
これはオクラですね。
ナスは日本のものとはちょっとだけ品種が異なるようです。
ほとんどの野菜は量り売りで、
このおじさんは秤(はかり)の前にどんと腰を据えています。
キュウリを食べてみろと生のまま一本手渡されました。
何もつけずに食べたのですが、生のキュウリは味わい深くて美味しかったです♪
ラジが持っているのは小袋に入った洗剤です。
マーケットには日用品も揃っています。
インドは原色のきつい鮮やかな色が多く、
それがインドの持つエネルギーを象徴しているように感じます。
ものすごくたくさんマンゴーがあります。
マーケットの人はみんなとても元気で楽しそうです。
挨拶をすると、必ず笑顔で元気な返事が戻ってきます。
こんなきれいな花飾りを売っている店もたくさんあります。
マーケットには、ただ何もせずに佇んでいるお年寄りが何人もおられます。
インドは日本とは違って悠久の時が流れているようです。
マスカットの上にたかっているハエです。 (☆o☆)
これは何度見ても慣れません。
こういうものも許容してこそ自然なのです。
清潔志向が行き過ぎるのは不自然です。
・・・ と分かってはいても、やっぱり大量のハエには驚きです。
ここは装飾品を売っているお店です。
バングルがものすごくたくさんありました。
雑貨品もお菓子やら香料やらいろいろと楽しいものがあって、
包装もきれいで、いくら見ていても見飽きることはありません。
写真を撮っていると、おじいさんが自分を撮ってくれと、
こちらに向き直しました。
写真が好きですね〜♪
通りがかりのチャイーを売っている人にチャイーを勧められ、
お金を持っていないと断ると、タダでくださいました。
美味しかったですよ♪
このじいさんもさまになってますね。
インドの秤はいまだ重りを使ったものが多いのです。
今度は魚を売っているところに行きました。
いろんな魚屋さんが軒を連ねています。
日陰ですが、この高温の中、冷蔵庫も氷もなしです!!!
ギ、ギェ〜ッ!!
すさまじい量のハエがたかっています!!!
前からインドの魚料理はあまり美味しいとは思わなかったのですが、
その感じ方は、これからますます強くなりそうです。 (☆o☆)
ここで買った魚は、持ってきたバケツタンクに入れて持ち帰ります。
ラジが頭に乗せて魚を運びます。
働き者で力持ちのラジには「ウルトラマン!」と言うと喜ぶのです。 ^^☆
最後はトマトを買って帰りました。
女の人が念入りにトマトを選んでいます。
トマトも野菜もここ三ヶ月間で急速に値段が上がったのだそうです。
経済発展著しいインドですので、致し方のないことでしょう。
重たい野菜もラジは楽々と頭で担ぎます。 スゴイ!!
ホームに戻り、お昼ご飯を食べました。
魚のフライもふたつお皿に入れてくれたのですが、
ひとつを元のお皿に返し、ひとつだけ有り難くいただきました。 (>_<)
夕方子どもたちが学校から戻ってくるまではしばしの休息時間です。
風に当たりながらベッドで横になったり、
パソコンを触ったりするのです。
インドでも随時ネット接続ができるよう、
関空でグローバル・ネットワークのモバイル端末を借りたのですが、
このインドの田舎ではまったくネットに接続することができません。
時間とともに通信速度は変わりますが、
このように、アップロード1.46kbps、ダウンロードはほとんど反応がありません。 (☆o☆)
※ 1.46kbpsというのは、日本のブロードバンドの千分の一以下の数字です。
まあ仕方ないですね。
これも含めてインドの魅力です。
機械好きのタンビにカメラを貸していたら、
こんな花の写真を撮っていました。
そう言えば今朝のバスの中にもアゲハチョウが迷い込んでいましたね。
動物も虫たちも豊かなのがインドです。
学校を終えて帰ってきた女の子たちがホームで再び勉強です。
よく勉強しますね♪
タンビから近くの湖に行こうと誘ってもらいました。
三年前にも行ったところですが、
湖といっても今の時期はほとんど水がありません。
この立っているところは雨期には水で満たされています。
タンビのこのスクーターで連れてきてもらいました。
ホンダのスクーターです。
タンビの後ろに見えるのはコンピューターの学校です。
きれいに彩られた建物で気になっていたので、
タンビに頼んで連れて行ってもらうことにしました。
建物の入り口のフェンスには、こんなポスターが貼られています。
左からアインシュタイン、マザー・テレサ、アップルの創設者スティーブ・ジョブズです。
こちらも左からフェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグ、
インドの聖者ヴィヴェー・カーナンダ、ご存じマハトマ・ガンディーです。
ARM COLLEGE OF ENGINEERING AND TECHNOLOGY 、
コンピューター技術を学ぶ大学で、いろんなコースがあるようです。
建物の上の写真を撮ると、むき出しの鉄筋がそそり立っています。
インドの建物は完成したものでもこんな風になっているものが多く、
たぶん今後の増築に備えているのでしょう。
作業員が休むための毛布が広げられていたり、
手前に山羊のフンがたくさん落ちているのがインドらしいですね。
ここは食堂のようです。
構内ではケイタイ禁止だそうです。
タンビの知り合いでここのマネジャーをしている人と偶然出会いました。
アイスクリームか冷たいジュースのどちらがいいかと聞かれたので、
冷たいジュースをご馳走になりました。
天然果汁100%美味しいマンゴージュースでした。 ^^☆
ここでは英語を使うことが必須となっているようです。
英語を話す際は「間違いを恐れるな!」だそうです。
日本と同じですね。
どんな流れか分かりませんが、
そのマネージャーが校長室に案内してくれることになりました。
部屋の入り口に「PRINCIPAL」と書いてあります。
なんでかまったく分かりませんが、
校長先生と面会することになりました。 ヽ(^o^)ノ
後ろの扇は日本製だねと言ったら、中国製とのことでした。
訳の分からない英語で30分ほどいろんなことを話しました。
寿司が旨いと言っていましたが、
日本人がインド人にカレーのことを聞くように、
日本人には寿司の話をすることがお約束なのでしょうか。
学校案内をいただきました。
酒井という名前の意味を説明したのですが、
酒(Liquar)の綴りがちょっと間違っていました。
フェイスブックのお友達になりたいとのことなので、
パソコンでフェイスブックのページを開いたり、
ヨガナンダに載せているインドの写真を見せたりしました。
パソコン、ネットって素晴らしいコミュニケーションツールですね♪
思いがけない出会いを楽しんだ帰り道、
湖の向こうにはきれいな夕日が沈みかけています。
ホームに帰って部屋に戻り、
日本からお土産で持ってきたインスタントラーメンを取り出しました。
これをスレッシュに渡すのですが、
その前に女の子たちにラーメンと一緒に記念写真を撮りました。
子どもたちはなんでも喜んでしてくれるので助かります。
彼女たちにはお礼に日本から持ってきたグレープ味のグミをあげました。
日が暮れて薄暗くなっても、
外で子どもたちがテキストを手になにやら音読をしています。
けれど本当にすごいと思います。
夕暮れ時に地面に腰を下ろし、自然とこのようなきれな姿勢を取り、
淡々と自らの学習課題に取り組むことができる、
大げさではなく、これが人間力というものです。
この人間力が民族を根底から支える力です。
この力のない民族は、いくら豊かな経済力や技術を持っていたとしても、
永続的繁栄はないものと考えます。
日本人はこのことを深く考えなければなりません。
ちっちゃな女の子たちも勉強です。
コテージの中では、ハウスマザーと一緒に花飾りを作っていました。
左の子はマンゴーを食べています。
この子から翌日の朝、マンゴーを一個手渡してもらいました。 ^^☆
子どもたちは集中力があって逞しい、けれど自由です。
このパワーをもらって幸せいっぱいです。 (^o^)v
タミル語と日本語を対比した絵本を見せるとすごく盛り上がります。
とにかくいろんな形でコミュニケーションを取りたくて仕方がないみたいです。
お互いにね。 ^^☆
スレッシュの家の前でも暗い中テキストを広げています。
みんなすごいな〜!
スレッシュとともに晩ご飯に日本のラーメンをいただきます。
九州豚骨味のうまかっちゃんです。
スレッシュは日本に留学していたこともあるのですが、
インスタントラーメンの作り方は知らないようなので、
一緒にお湯を沸かし、タマネギを刻んで作りました。
スレッシュと息子のタンビがラーメンを食べるところです。
写真を撮ると言ったらスレッシュがシャツを着てきました。
スレッシュは胸毛や背中の毛がすごいのです。 (^-^)
二人ともラーメンを美味しいと言って食べてくれました。
日本の味ですからね、たまにはいいでしょう。
けどやっぱりインドの食べ物の方がはるかにヘルシーですよ。
お二人とも健康には末長く気をつけてね♪ (^^)v
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