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5月23日 新聞


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昨夜も前夜に引き続き、シーツをかけて眠りました。
暑くもなく寒くもない、心地よい夜です。

今日は日曜日、また朝の6時前から大きな音で音楽が鳴り響きます。
日曜日の音楽は心なしか堂々と響いている感じがします。
それにしてもこれがなぜキリスト教の音楽なのか、
理解できない旋律です。

朝8時にイドゥリーを朝食でいただきました。
せっかく撮った写真を間違って消してしまいました。
まあ同じような写真なんですが ・・・ 。 (^^ゞ

朝食後ゆっくり準備する間もなく教会に出発です。
スギルタン、スギラとともに車に乗せてもらいます。

教会の入り口には、現在建築中の新しい教会の完成予想図が貼られています。



ここに初めて来たのがもう四週間も前、
けれども工事の方は一向に進んでいる気配がないのですが、
今は夏休み中なのでしょうか。



今日も集まる人たちは三々五々で、説教や歌の途中から少しずつ人が増えてきます。
終わる時は全員一緒なのですが、なぜか不思議な感じです。

今日もスギルタンが何かの一説を読み上げていました。



今日は二時間、礼拝堂の後ろで最後までずっと座らせてもらいました。
最初は入り口のすぐ近くに座っていたのですが、
そこは女性用の席ですと言われ、席を変りました。

正面に向かって左半分が女性席、右半分が男性席となっているようです。
女性と男性では礼拝の仕方が異なり、
女性はその場にひざまずいて祈っています。
また途中何度かベールのある女性はベールをかぶっていました。

説教や歌は、外の方にも大きな拡声器で流されています。
近所の方でも礼拝に参加しない家もあるようですが、
こんな大きな音で近所中に鳴り響かせて大丈夫なんだろうかと心配になってしまいます。

宗教行事、宗教音楽は最優先というのはインドの鉄則みたいなものです。



集まっている人たちの大半は歩いて来ておられるようです。
スギルタンは教会に用事があるので残り、
私とスギラが運転手さんとともにホームに戻ります。

今日は運転手さんも礼拝に参加しておられました。
彼もクリスチャンのようで、先日早朝に車に乗せてもらった時は、
運転の前に短いお祈りをし、胸で十字を切っておられました。


少し横になり、いつものように一時ちょうどに昼食です。



私一人だったので、ご飯を適当に盛り、
野菜、そしてチキンのカレーをいただきました。
もうどれが好きか、好みが決まってしまいました。



昼食後すぐに自転車に乗ってカンニャクマリまで出かけます。
今日は日曜日で、いつも行くコッターラムのネットカフェが休みなので、
ネット接続はお休みです。

空はほとんど八割方雲に覆われているのですが、
太陽の日差しが強いため、まったく曇っているという感じがしません。



気分的には「今日も晴れ♪」、そんな気持ちでホームを出ます。
ホームを出る時に、向こうから犬が走ってきました。



この犬はなぜかよくなついてくれて、いつも頭をなでさせてくれます。
今日もゲート越しに頭をなでてやりました。
なついてくれると本当に可愛いものです。 ^^☆

カンニャクマリの町に入ってすぐの所にヴィヴェーカーナンダのコテージがあります。
ここは受付をするレセプション・センターです。



この中に今日の予想気温が表示されています。
気温を気にするのは久し振りです。



気温の他にも、カンニャクマリで大切な日の出、日の入り時刻も記されています。

ここは施設全体がとても美しく、この一角にいるだけで心癒されます。
カンニャクマリに旅行される際は、是非ここに泊まられることをおすすめいたします。













今日のコモリン岬は風もまあまあ穏やかで、
波もそう高くはありません。



ここは毎日たくさんの人たちで賑わっています。

パパイヤ売りの人が、パパイヤにつけるチリを分け合っています。
同業者同士で仲間なのでしょう。



本当に、なんでこんな辛いものをパパイヤにつけるのか理解できません。
パパイヤ&チリを美味いと言うインド人に、
是非私の好物のアボガド&わさび醤油を食べてみてもらいたいです。 ^^☆

写真をプリントしてくれる所がありましたので、
昨日の赤ちゃんの写真のプリントをお願いしました。



大きさは2L版ほどのもので一枚5ルピー(10円ちょっと)、
これは格安で便利ですね。

昨日日本からもらったメールで南インドの航空機事故のことを知りました。
その時に日本のニュースサイトで状況を確認したのですが、
どうしても気になったので売店で英字新聞を買いました。



この売店は岬から少し外れたところにあるのですが、
ここを通り過ぎたら、岬近くに立ち並ぶ商店のどこにも新聞、雑誌は置いていません。
インド人は識字率が低いとは聞いていますが、
新聞を定期購読している人以外は、
新聞や雑誌を買ってまではあまり読まないのかもしれません。

カンニャクマリの町を少し出たところです。
ここから三十分ぐらいかけて自転車をこいで帰ります。



遠くに山が見えますが、あの山の左側のふもと辺りがホームです。

ちょうどこの写真を撮っていると、
道路の反対側からクリケットをしている子どもたちが声をかけてくれました。



私が手を振ると手を振り返してくれます。 ヽ(^o^)ノ
大人からも子どもからも、
自転車に乗っているだけでいろんなところから「ハロー」と声をかけてもらえます。
フレンドリーなインドに乾杯です。 ( ^^)/▽*▽\(^^ )

道沿いの家の前に可愛いひよこがいたので、自転車を止めカメラを向けました。



子どもの頃、ひよこは憧れの動物でした。
よくお祭りの出店とかで売っていたものです。
その頃の記憶が心の隅にしっかりと残っているからでしょう、
ひよこを見ると反射的に心が躍ってしまいます。

家の前にひよこがいて、鶏がいて、お母さんたちがおしゃべりをしていて、
その横には牛や山羊、そしてこんな子どもたちもいます。



すべての動物たちと人間とが一体となったインドの素晴らしい光景です。
牛や山羊たちと一緒のところも写真を撮っておけばよかったと後になって思いましたが、
そういったものが特別のものではなく、
ごく自然のものとして感じられるほど、
私もインドの生活に慣れてきたのだと思います。



重く立ちこめていた雲からポツリポツリと雨粒が落ち始め、
それが突然大雨となりました。
南国特有のスコールです。



一週間前に子どもたちと遊んだコッターラムのCSIホームチャーチで雨宿りします。
先週は子ども向けの聖書の勉強会があったそうですか、
今日は何も行事がなく閑散としています。

雨足が一段落したので、再びペダルを踏んでホームに向かいます。
そうしたところ、また突然さっきよりもより一層激しい豪雨です。



ホームまであと数百メートルのところなのですが、
たまらず民家のガレージに避難させてもらいました。
自転車のすぐ左横の木にはパパイヤがたわわに実り、
それを眺めながらしばしの休息です。

十分ほど経ったでしょうか、雨が小降りになったので、
ガレージを飛び出しました。
それでも雨は完全に止んだわけではありません。
少し前屈みになりながら、大急ぎでホームに駆け込みます。


自分の部屋に帰るとホッとします。
荷物を下ろし、濡れてしまった服を着替えます。

カンニャクマリで買ってきた新聞を早速広げてみました。
飛行機事故のことが大きく報じられています。



この面だけではなく、他の面にも写真とともに生存者のこと、
遺族のこと、また事故原因のこと等について詳細に書かれています。

今回事故は、今の私にとってごく身近に起こったことであり、
とても人ごととは思えないものです。
インドに来る時に乗ってきたインド航空の機体もきわめて老朽化したものでした。
トレイのドアは立て付けが悪く、前の人のシートの肘当ては、
時々ポロリと床に落ちていました。

今回の事故機はドバイから飛んできたものとのことですが、
スギラは近い日に、ドバイに行くのだと話していましたが、
彼女にとっては、今回の事故は私以上に身近に感じられたでしょう。

人の死すべき時は運命、
インドで自然の時の流れを感じた私は、
ただ運命というものに従うしかありません。
役目があり、信念があれば怖いものなしです♪

インドの新聞はなかなか面白いです。
学校の宣伝で、成績優秀者が顔写真付きで紹介されているものを何度も見ました。
こういった慣習(?)がインドにはあるのですね。



日本語学校の広告もありました。



Tirunelvell(ティルネルベル)という町はここからそう遠くないところです。
25日に日本山妙法寺のあるサンカランコーピルに移動しますが、
ティルネルベルは、その途中にある大きな町です。

今はオフライン環境でネットが見られないのですが、
ホームページがあるようなので、
一応リンクを張っておきましょう。
  http://www.indo-nikko.com





ホームにも戻ってからも雨はなかなか降り止まず、
一時間近く経ってようやく小康状態になりました。
カメラを抱え、昨日歩いた近所の村に再び出かけます。

昨日なかった仮設小屋のようなものが建ち、
中にはたくさんの椅子が用意されています。



外でシートにくるまれているのは大型のスピーカーです。
これ以外にも天井に拡声器が二器設置されています。
また大きな音を鳴らしながらお祭りをするのでしょうね。

商店の店先でおばさんが美味しそうにお茶とお菓子を食べていたので、
私もお菓子を買いました。



小さなケーキで4ルピー(8円ちょっと)、甘くてフワフワで美味しかったです。
ティーも飲みたかったのですが、言いそびれてしまいました。 (^^ゞ

村ではいろんな子どもたちと出会います。
インドは相対的に子どもの数が多いのでしょう、
それに塾もテレビゲームもないので、
子どもはいつも外で遊んでいます。



ここでもいろんな動物たちと出合います。
鶏などは放し飼いで、
誰が飼っているのかどうやって分かるようになっているのか不思議です。



山羊、牛、犬、アヒル、リス、・・・
そして珍しいことに猫も一匹見かけました。
インドで猫を見たのは二度目です。
私にとって回数的には、猫は象以上に希少動物です。

かまどで夕餉の支度をするおばさん、
のんびりとした夕方の村の光景です。



乗用車の姿に近代化の波を感じます。
村の中には立派な家、椰子の葉で覆われた粗末な家、
いろんな家が何の法則性も無しに混在しています。
そして貧しそうな家にも大抵はバイクがあり、
それに乗って家族全員がどこかに移動するのでしょう。

たぶん生活する上でこの上なく大切なバイクは、
家にある最も高価で貴重な財産なのだろうと思われます。

インド人たちは、日がなゴロリと横になるのが大好きです。



この家の中からは、楽しそうなテレビの音が聞こえてきました。



このぐらいの年頃の女性は、なかなか写真を撮らせてもらえないですが、
きれいな発音の英語で、彼女たちはいろいろと話しかけてくれました。



村の中をぐるぐると歩き回り、
昨日赤ちゃんの写真を撮ったお母さんに写真を手渡しました。
よほど嬉しかったのか、すぐに近所の家に写真を見せて回っていました。 (^o^)v



家の門の前で遊んでいる子どもたちの写真を撮りました。



すると家の中からお母さんが手招きをしてくれます。
庭で子どもたちと一緒の写真を撮ってもらいたいようです。



家族一緒だとすごく表情がいいですね。


村を歩いていると時の経つのを忘れます。
ホームに戻り、ホームの庭を歩いていると、
大きなジャックフルーツの実をふたつ見つけました。
これらはまだまだ大きくなりそうです。



部屋に戻ってしばらくすると、また激しい雨が降り出しました。
今日の午後は結局何度も降ったり止んだり、
しかもその降る時の雨量がものすごいのがスコールの特徴です。

夜はイドゥリーとご飯に野菜のカレーをかけていただきます。



インドではお陰様で、ほとんど体重が増えずにすみそうです。
日本に帰って体重計に乗ってみないと分かりませんが、
結婚式用に買ってもらったズボンは今も楽にはくことができます。

自分の本当に変化したのはどこなのだろう、
その答えは、日本に帰ってから出てくるでしょう。 ^^☆


 ※ 25日には、いよいよ一ヶ月以上いたカンニャクマリを離れます。
    当分この日記も更新できない可能性があります。
    それでも日記は毎日書き続けますので、また見てください♪



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