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5月11日 コッターラム


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毎朝スギルタンから「よく眠れたか?」と聞かれるのですが、
相変わらず蚊や虫さされには悩まされます。 (>_<)

腕の虫さされの跡を見て、
インド人たちから「どうした?蚊か?」などと聞かれるのですか、
私としては知らない間に勝手にこうなったので、
何の虫が原因なのか、こっちが聞きたいぐらいです。

今朝の朝食はプットゥー、砂糖とバナナを混ぜるものです。



不味くはないものの、甘くて余り食欲がわきません。
軽めに食べたら、お昼までに結構お腹がすいてしまいました。

眠れぬ夜を過ごした後なので、朝食後一眠りし、
その後10時頃から日本に送る絵はがき作成に取りかかりました。
私のいるスレッシュさん宅には机がないので、
スジーブの新居、スギル宅でもある本宅の食卓を借りて作業をしました。
いくら書いてもなかなか終わらず、本当に肩が凝ります。
私にとってインドでの知的作業は難行です。
お昼を挟んでずっと続けていたのですが、
3時から計画停電があったので、
それを機にペンを置いて散歩に出かけました。

右足の甲が何カ所か虫さされでかぶれ、
歩くとサンダルのベルトのところが当たって痛みが走ります。
ちょっとした人魚姫状態です。

サンダルを脱いで歩くと路面が熱いし、どうしたものかと思っていると、
歩いているうちに痛みは治まってくるものですね、
人間の体って素晴らしいなと妙なところで感心しました。

私にとってのインドは、見るものすべてが興味の的です。
けれども車に乗って走っていると、
面白いものがあってもなかなか写真に収めることができません。
今日はカメラを肩にぶら下げ歩いているので、
まるですべての自由を与えられたかのような解放感を味わえます。 ^^☆

たくさんあるキリスト教関連施設は、
どれも建物もカラーもきれいなので、すべてを写真に収めたいのです。



インドでは牛が我が物顔でそこらをのし歩いていますが、
大部分が真っ黒、あるいは茶色い牛で、
時折日本でもお馴染みのホルスタインと出合えると、懐かしさを感じます。



十字架が架かっている建物はすべて教会なのでしょうか、
その数はものすごいものがあります。
1キロ当たり数軒は建っている感じです。



何度見てもたわわに実ったパパイヤは見事です。



バナナはこんな風になるんですよ。



道沿いの木にはこんなキリスト教のメッセージボードがたくさん打ち付けられています。



質素な家、その屋根に衛星放送受信用のパラボラアンテナ、
その組み合わせが面白くて写真を撮りました。



そうしているとその近所の家からおじさんが出てきて、
うちの娘と一緒に写真を撮ってくれと頼まれました。



最初は娘さんが恥ずかしがって家の中に入ってしまったのですが、
お父さんに呼ばれ、外に出てきてくれました。

私にとってみれば、ただ面白くて楽しくて写真を撮っているだけですが、
彼らにとっては、人生の中の大切なワンシーンなのかもしれないですね。
そう思うと、少し胸がしんみりします。



十字架、洗濯物、水浴びする裸の少年、です。
なかなかメッセージ性がありますね。



歩いていると向こうの方に子どもたちの姿が目に入り、
私が手を振ると、子どもらも手を振って挨拶してくれました。 (o^∇^o)ノ



こんなのが最高に楽しくて嬉しいんですよね。 ^^☆
これだからタウンウオッチング、子どもウオッチングはやめられません。

道の両側はどちらも大きな蓮池です。



蓮池の縁で牛に草を食べさせている牛飼いのおじさん、
カウボーイならぬカウおじさんです。



蓮を売っているおじさんがいました。
蓮、ロータスは、日本でもインドでも神聖な花です。







ありました、ありました、お酒屋さんが。 ^^☆



インドでは鉄格子越しに販売することが規則で決まっているのでしょう、
定番の酒屋スタイルです。



行きがけには二人、帰りがけには四人のお客さんがいましたので、
結構繁盛しているのでしょうね。
けど鉄格子越しにお酒を買うと、いかにもいけないことをしているといった感じです。
悪酔いしそうです。 (#+_+)

ヒンズー教の寺院は、すべてこのような形です。



アンブマナイのホームから歩くこと約一時間、
コッターラムの町の中心に着きました。



こんな大型の柱上トランスが手の届くところにあるなんて、
日本では考えられません。



果物屋さんは色鮮やかだから大好きです。
ここはリンゴの種類が豊富です。



リンゴは寒いところの果物です。
「南インドで採れるのか?」と聞いたら、
「メードインチャイナだ」と答えていました。
なんでこんなに果物豊富な南インドに、
わざわざ中国からリンゴを輸入してくる必要があるのでしょうか。
同じものばかり食べていると飽きるのでしょうか。



ここはバナナ専門店かと思えるほど数も種類も豊富です。



インドには自動販売機がないので、
インド人たちはどこに出かけるのにもペットボトルに水を入れて持ち歩きます。

私はうっかりして水を持ってくるのを忘れたので、
お店で冷たい水を買いました。



1リットルで25ルピー(50円ちょっと)、日本的感覚では割安ですが、
インド的にはかなり高価です。



ヒンズー教寺院の床に描かれたきれいな文様、
その美しさに反比例するように床は汚れまくり、
おじさんが一人、行き倒れになったかのように横たわっています。



その手前、入り口の文様、
おじさんの足で位置関係が分かりますね。 (☆o☆)



ヒンズー教の寺院とキリスト教の教会が、
まさにせめぎ合っている感じです。



店先に並べられた椅子の数々、
この色合いがインド的です。



文様のバッチリきれいですね。



屋根の上に並べられたタイヤは、飛散防止が目的でしょう。



インドの町はいろんなところに飾られたゲート(門)があり、
お祭りムード満点です。
そのゲートにはバナナの大きな房が定番です。



このゲートは、右は赤、左はオレンジの電飾がくくりつけてありました。

美しいレンゴリの数々。







休憩がてら、お店でチャイーを飲むことに、
まずはその砂糖の量にビックリです。 w(*゚o゚*)w



私がビックリした様子なので、店のおじさんが砂糖を少なくしようとしてくれましたが、
私は丁寧にお断りしました。
やっぱり郷に入り手は郷に従えで、
インドをそのまま味わいたいですから。 ^^☆



この混ぜる時の高さがポイントです。
日本でもバーテンダーさんがこんなことをしますよね。



チャイーとお菓子、二つ合わせて6ルピー、13円とは安すぎです。



これと比べると、さっきのペットボトルの水25ルピーというのは、
異常に高い感じがします。
それと一昨日の宮殿の入場料、
外国人価格200ルピーはどう考えてもぼり過ぎです。 ヾ(。`Д´。)ノ彡

お菓子の包み紙の新聞紙に数学の問題が書かれていました。



ちょっと難しいですね。
高校か大学入試問題でしょうか。

お茶屋さんの娘を撮ってくれということで、
娘さんの登場です。



やはりこのお年頃は、最初少し恥ずかしがります。
インドの娘は、ピアスやネックレスをしておしゃれです。 ^^☆







私の大好きな建設現場では、思わず立ち止まって観察してしまいます。
以前にも見たことのあるゴムを巻いた長靴もどき、
インドには長靴がないのでしょうか。



練り上がったコンクリは、手渡しで上まで揚げます。



石は大きければ大きいほどかくのに力がいります。
しかもセメントが混じっていればなおさらです。
二人が手前に引っ張り、一人がそれを戻す、
日本では見たことのない作業風景です。



現場で写真を撮っている間、しじゅう子どもがくっついていて、
それをお母さんらしき人が遠くから微笑ましく見ていました。
これってひとつの平和な光景だと思います。



歩いてきた道を逆に戻って帰ります。
道ばたにはこんな椰子の実、ジュースを売っている屋台がいくつもありました。





牛と牛飼いのおじさんたちも蓮池の向こう側に移動しています。



家族連れに声をかけ、写真を撮らせてもらいます。
子どもより大人の方が喜んでいました。





ここは家族団らんで、家の外で何かをしていました。
お父さんは写真の枠の外におられます。
インドは昔の日本のように、家族の絆が深そうです。



そのすぐ向こうに、行きがけに手を振った子どもたちがいて、
こっちに来るように言うと、みんな走ってきてくれました。 ^^☆



みんなそれぞれタミル語で一生懸命話しかけてきますが、
私には一切理解できません。



写真を撮った後の「カニゲー」(見せて♪)というのだけは唯一分かるぐらいです。

女の子が美味しそうなものを口でクチャクチャしていました。
何かの実のようです。



写真を撮って、見せて、話しを分からないながらも聞いて、
ひとしきり遊んだ後でのお別れです。 ヾ(´ー`)ノ



前にも書きましたが、私はこんな一時を求めているのです。
観光地やきれいなヒンズー教の寺院より、
こんな子どもたちとの触れ合いの方が、何百倍も楽しいのです。 (^o^)v

交通規則の書かれた看板も気になります。
運転中はケイタイを使うなと書かれています。



日本だとケイタイを手に持って通話しながら運転すると違反になりますが、
インドも一応警告はしているものの、処罰の対象になるのでしょうか。

インドでは車どころか、普通のギアとクラッチの付いたバイク、
それを二人乗り、もちろんノーヘルで、
運転手が片手でケイタイという光景を何度も目にしました。
違反以前に危なっかしくて仕方ありません。 (>_<)

インドは道ばたで山羊を見るのは日常です。



ホームに戻ってシャワーを浴びると天国です。
この一時のために汗をかくようなもの、
これで冷たいビールがあれば最高なのですが ・・・ 。

再び絵はがき書きの再会です。
ちょっとやるだけでものすごく肩が凝ります。



絵はがきを書いていると、スギルタンから
「サカイさ〜ん、カメラを持って来い♪」と呼ばれました。
奥さんのお知り合いのようです。



バックには東芝の冷蔵庫、メイドインジャパンにはさまれています。

夕食がすんだ後に、テンダーココナッツを出してくれました。
こうして飲むとなかなかの味です。
これにあの赤いマジックシロップを入れると最高ではないでしょうか。



夜はまた痒くてなかなか眠れません。
何度自分だけ脚や腕に強烈に腫れやかぶれができ、
インド人にできないのか不思議です。

蚊は見つけると手ですぐに叩いているのですが、
インドの蚊はどんくさく、手で簡単にやっつけることができてしまいます。
たぶん天敵が少ないから敏捷性に欠けるのでしょうね。

蚊のお陰で、インドの夜がより一層長いものになっています。



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