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5月3日 コモリン岬


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日本から来た二人がコモリン岬の日の出がみたいということなので、
私も便乗させてもらうことにしました。
朝5時にホームにタクシーを呼び、
まだ真っ暗なうちからホームを出発です。

コモリン岬はインド最南端の突端で、
海に浮かぶ朝日と沈む夕日を同じところから眺めることのできる聖地です。
今日もまだ夜が明けぬうちから大勢の人たちで賑わっていました。



6時前に着き、日の出を待つ間、温かいチャイーで喉を潤します。
一杯5ルピー、10円ちょっとです。



今か今かと大勢の人が日の出を待ちわびています。
ただ今は毎日スコールのある時期なので、
残念ながら少し雲がかかっています。





それでも午前6時過ぎに朝日が顔をのぞかせました。
一斉に歓声が上がります。



百点満点ではあませんでしたが、
それなりの感動を味わった後、岬の周りを見て回ります。





マハトマ・ガンディーの記念堂に入ろうということになったのですが、
開門時間は午前7時、まだまだ時間があります。



鍵はこんな風に自転車のチェーンを使ってロックされています。



日の出を見に来る人が大勢いるので、
その直後からオープンすればいいのにと思うのは日本人的感覚でしょう。
適当にそこらをぶらぶらしながら時間をつぶすことにしました。
遠くに見える煙突のような建物が、昨日行った灯台です。



バックパッカーの二人が今日はバスを乗り継いで
コバーナムピーチという観光地まで行くそうなので、
そのバス停探しを兼ねて一帯を散策します。

きれいな貝殻を売っている店がたくさんあります。
三年前、スギルタンと初めて会った時、
ラッキーシェル(幸福の貝殻)だといって小さなホラ貝をもらったことを思い出します。



インドはバスやトラックの装飾がきれいで、
見ているだけで楽しくなります。



大樹の下に飾られた、日本でいえばお地蔵さんですね。
それぞれにジャスミンの花が飾られています。



道路の掃除をしているおばさんたち、
インドでもゴミを拾ってきれいにしようという意識があるんだなと感じ、
少しばかり嬉しくなりました。 ^^☆
日本の基準でいえばまだまだですが ・・・ 。



なんでバスの上で寝てるんでしょう?



7時に記念堂の入り口が開き、中に入りました。



中に入ると、係の人っぽいだみ声のおじさんが近づいてきました。
下手な片言日本語を交え、記念堂の解説をすると言っているみたいです。



たしかに解説をしてもらうと分かりやすく、かなり手慣れた感じです。
けれどもそのキャラクターはかなり強引で、
自分が話しをしている時に周りの観光客がうるさかったら、
いきなり胸元のホイッスルを口にくわえ、
「ピーーーツ」と大きな笛の音で周りを静まらせてしまいます。 (;^_^A



別れ際に解説料をくれと言って、彼が手元のガイドブックを開いたら、
中には100ルピー紙幣が一枚乗っかっていました。
100ルピーは高いので、一人10ルピー(20円ちょっと)ずつ渡しました。

ホント、インドの女の子は可愛いですね。 ^^☆
この子があんまり可愛いので、写真を撮らせてもらいました。



写真を撮らせてくださいと一緒にいたご両親にお願いすると、
お二人ともとても嬉しそうにしておられました。



なんらかの宗教的意味があるのでしょう、
丸坊主の女の子とたょくちょく出会います。

マハトマ・ガンディー記念堂を出た後は、
クマリという生き神様を研究しているSさんのたっての希望で、
クマリ寺院という古いお寺に行くことにしました。

ここは半端じゃなく人が行列をなしていて、
入るまでに一時間以上並びました。
インドでは、行列、順番待ちといった感覚が、日本より一回りスケールが大きいようです。

順番を待っていると、すぐ後ろの人たちが「オーストラリア人か?」などと聞いてきました。
どう見たらオーストラリア人に見えるんでしょうか???
しかも大人は自分で聞かないで子どもに聞かせるんですよね。 ^^☆



私の持っているカメラも気になるようで、
さかんに値段を聞いてきました。

そうこうしているうちに、またまた子どもたちと仲良しになってしまいました。
彼らはタミルナドとは違う別の州から来ているようで、
※○△□◆州とか言っていましたが、よく聞き取れませんでした。 (;^_^A





ただ彼らが「ワナッカム」(こんにちは)というタミル文化圏ではなく、
「ナマステー」(こんにちは)というヒンディー文化圏だということは分かりました。





ウエストバックからSONYのケイタイを取り出し、
その場で子どもたちの動画撮影をし、みんなに見せてあげると大喜びです。

この子の写真を撮ってくれとあるおじさんが言ってきたので、
周りの子どもたちも一緒に入れようと一歩下がってファインダーをのぞくと、・・・
どうですか、このインド人たちの熱い視線 ・・・ 。 (^◇^;)



こんなことで大騒ぎして、熱中して、・・・
インド人ってすごい、そして素晴らしいです♪ ヽ(^o^)ノ

生きるって〜、そして幸せになるって〜、
実はすご〜く簡単なことなんだよね〜、
そんなことを熱いハートのインド人から教えてもらったような気がします。
ヾ(´ー`)ノ。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'

こんなことをしていて、楽しい待ち時間もあっという間に過ぎました。

クマリ寺院の中は写真撮影が禁止で、
カメラを受付に渡しました。
そしてなんと、男はみんな上のシャツを脱ぐことになっています。 w(*゚o゚*)w
背が高くて色白の外国人の私は、
なんだかとても恥ずかしかったですよ。 (^^ゞ

寺院の中は見事な古代建造物で、
きれいな文様もたくさん描かれていました。
もう文様マニアの方だったら卒倒もんでしょうね。 ^^☆


タクシーの運転手さんには一、二時間待っていてくれと言っていたのに、
結局タクシーに戻ったのは三時間半後でした。
まあインド的にはノープロブレムの範囲でしょう。

大きなバックパックを積んだままにしていたSさんとOさん二人を
バスターミナルまでお連れし、別れを惜しみ、
私は一人ホームへの帰路へとつきました。

なぜか途中で待ち合わせをしていた運転手さんと交代です。
インドのタクシーは、どんなシステムになっているんでしょうか?

新しい愛想のいいドライバーはオールビンさん、
私は覚えていなかったのですが、
彼は一昨年、私と日本山妙法寺のあるサンカランコービルで会ったと言うのです。
そう聞くと、とたんに懐かしさと親しみを覚えます。



10時頃、無事ホームに到着です。
スギルタンが近くの学校の先生と話しをしていました。



タクシー代金は400ルピー(800数十円)だと言っていたのですが、
500ルピー紙幣をそのまま渡しました。
日本では考えられない安さです。

スジーブがまた親戚の人を紹介してくれました。



どんな関係の人だったか ・・・ またまた忘れました。 (;^_^A
とりあえず、紹介されたら適当に名前と日本から来たということを話し、握手をし、
写真撮影でその場を和ませる、
それが私がインドで身につけた処世術です。

お昼はホームの近所にある奥さんのご実家で昼食をとります。
階段、そして上ったところにダイヤとクラブの文様が。



一部文様マニアの方のご要望に応え、
これからもきれいな文様は小まめに撮るようにいたします。
きれいな文様は、誰が見ても楽しいですから。 (^o^)v



昨日も食べてた、小豆ご飯のような、五穀米のようなご飯が出てきました。
これは甘みがあり、味わい深くてなかなかです。





今日もやっぱり辛いです。
あのオレンジ色の小粒のやつ、マンゴーをチリとなんとかで味付けしたの、
こいつがめちっちゃスパイシーです。 (☆o☆)



実は、最近腕や足が虫さされや湿疹で、かゆくてかゆくて苦しんでいるのですが、
唇の周りもなんだか少しはれぼったいような気がします。
湿疹なのか、辛すぎて胃が参っているのか、・・・。

とにかく旅を楽しむには、すべて健康な体が元になります。
お陰様で私は毎日とても元気で、下痢もまったくしていません。

昨夜も夜中にホームページの更新作業をし、
5時過ぎに目を覚まし、横になっている間も体中がかゆくてほとんど寝ていません。
そして連日の食べ過ぎ、 ・・・ それにも関わらず元気なのは、
間違いなくインドの気候とパワフルな食材のお陰でしょう。
日本にいる時以上に体、健康に感謝です。

デザートはプディングだといってこんなのが出てきました。
これは日本でいうタピオカのことでしょうか。



すごく甘くて美味しいですね。
女性だったら大喜びでしょう。
ヌードル、ヌードルと言っていましたが、ぶつ切れになった麺も入っています。
これにバナナを合わせると本当に最高です。 ^^☆







この方は、たしか一番上のお姉さんの息子さんのお嫁さんです。
とてもきれいな方です。



インド女性にしては背が高くスマートな方だなと思ったのですが、
サリーの横から見える脇腹の重厚感には圧倒されました。
インドにいている間に、体格を見る基準値が変わってきているのを感じます。

ホームに戻ると、さっき食べたのと同じデザートを、
調理係のおばさんが鍋をさらうようにして食べていました。
カメラを向けると恥ずかしそうに食べるのを止めてしまいましたけど。 (^^ゞ



この人の顔を見ると、日本人の誰か知っている人と似ているような気がします。



ホームの若い女の先生お二人と出会ったので、
手足が痒いんだと訴えたら、親切に医療棟に連れて行ってくださり、
塗り薬をくれました。



自分で塗れということなのかなと思っていたら、
なんと、手足の湿疹、虫さされのあるところを、
丁寧に手で薬を塗り込んでくださるではありませんか。ヽ(^o^)ノ

なんという親切なサービス、・・・ ではなくて手当でしょうか、
その心地よさは、先日散髪屋のおじさんに顔にクリームを塗りたくってもらった時の
比ではありません。 (^o^)v

バッチリ写真を撮りたかったのですが、
私愛用のカメラを、またまた八歳児のアヤッパンがどこかに持って行ってしまったので、
残念ながら写真を撮れませんでした。 (^^;)

けどお陰様で痒みが劇的に治まりました。
感謝です。 (^∧^)


以下七枚の写真は、八歳児アヤッパンの作品です。
ホント、上手になりましたよ。
















この夜から、全員が婚礼に向けてホームを離れます。
同じカンニャクマリにあるアンブマナイのスギルタンの家がスジーブの新居です。
築三十年の家を全面リニューアルしました。





そのゴージャスっぷり、写真じゃ全然伝わらないのですが、すごいです。
すごい、素晴らしいということを、タミル語では「スーパル」と言いますが、
まさに「スーパルハウス」です。









寝室だけでもいくつもあります。





調度品もすべて新品です。



こんなインド独特の調理器具も。



インドでは直前まで工事が続きます。



夜は新品のお皿を使ってマサラとマトンカレーをいただきました。



けど本当に不思議な感じです。
こんな晴れやかの場に、家族に混じってなんで私が一人ぽつりといるのでしょう。

四年前、たまたまネットサーフィンしていてあるホームページを知り、
そのサイトの構成で少し要修正箇所があるのが気になり、
そのことを掲示板に書き込んだことで交流が生まれ、
その方のいる兵庫県西宮市(私の本籍地!)に行き、
その方の誘いで一緒に9.11テロの講演を聴きに東京まで行き、
その時に、同じ平和運動をしている日本山妙法寺の巣鴨道場に泊めていただき、
そこでたまたまインドから帰ってきた石谷上人と出会い、
それが縁で、三年前の春、石谷上人から東京から阿蘇まで、
スギルタンファミリーを含めた一行六名を案内する役を引き受けることになり・・・。
  <インドの人たちと東京〜阿蘇を行脚>

この世の中の人との出会いや導きといったものは、
一体どのような仕組みになっているのでしょうか。


夜は同じアンブマナイのスレッシュさんの家の一室で休ませてもらいます。
ここは毎年来る日本の学生YMCAのメンバーも使っている部屋で、
日本の本や石けんも置いてありました。



ここはなぜ蚊がいません。
夜は窓を開け放ち、痒みも感じることなく心地よく休むことができました。
今日もハッピーな一日でした。 (^o^)v



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