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5月1日 長い午後


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ここインドでは、毎朝早い時間に目が覚めます。
何するでもなくごそごそし、
隣の食堂にスギルタンが来て、
「サッカイサーン♪」と呼ばれてからみんなの前に姿を現し一日がスタートです。

今朝のメニューはジャガイモのカレーです。
ポテト プラス プディーとか言ってました。



これを出来たてで熱々のドーサイ(だったかな?)につけていただきます。



食卓には必ずカメラを持って行くのですが、
いつもスジーブが勝手に写真をバチバチと撮ってくれます。



で、朝を食べてから昼まで何をしていたのでしょう。
いつもその日のページは、その日の深夜から書き始めるのですが、
朝から昼まで何をしたかよく覚えていません。
たぶんほとんど昼寝をしていたのだと思います。
インドでは時間がまったりと流れています。

昨日わずからホームに残っていた小学校の子どもたちも田舎に引き上げ、
ホームには子どもがまったくいない状態になってしまいましたので、
ホームの中をうろついても何もすることはないのです。
これからたぶん婚礼で忙しくなるでしょうが、
それがすんだらどうしましょう?

お昼のカレーはこれ、魚の入ったフィッシュカレーです。



大きな魚と小さな魚、二種類のカレーがあり、
大きな魚の方にはマンゴーも入っています。
魚とマンゴーのカレーは、南インドでは典型的な組み合わせだそうです。
ライスも大きな粒(ジャパンライス♪)と小さな粒のものが二種類用意されています。
  (正確にはジャパニーズライスなんでしょうが、スギルタンがそう言ってました)

カレーと煮たマンゴーは、私の口にはベストマッチングではないですね。 (#+_+)



そしてこのカレーがじわじわと辛いのです。 (☆o☆)
参りました。



私は日本ではかなり辛い物好きの方ですが、
インドの辛さには負けそうになります。
あんまり辛そうにしているので、小皿に蜂蜜を入れてくれました。

最初はカレーと蜂蜜を別々に、最後は混ぜてしまいました。
混ぜるべきか混ぜない方がいいのか、
スギルタン一家で意見の相違があるようでした。
けどこれって、ハウスバーモントカレーですね。 ^^☆



それでも辛いので、ご飯を追加し、
アッパダンというパリパリしたせんべいみたいのを加え、
ひたすらかき混ぜます。



これでなんとか食べられるようになりましたが、
お陰でまたまたお腹がいっぱいです。


昼から事務棟の鍵を借りネット作業をしていると、
スギルタンが、
家族でアンブマナイに行くので留守番をしていて欲しいと言ってきました。
同じカンニャクマリにあり、おばあさんの暮らすホームには何棟かの建物があり、
そこにスジーブの荷物を移し、婚礼のゲスト用の支度をするようです。

常に鍵をしておくようにと家の鍵を預かり、
ネット作業が終わった後は、
一人家の前のテーブルのところに座り本を読んだりしていました。

彼は、このホームのいろんな世話をしているアヤッパンという少年です。



彼とはほとんど英語が通じないのですが、
タミル語のテキストを使って年齢を尋ねると、
八歳だということが分かりビックリしました。 (☆o☆)

あまりにもしっかりれしているので、
小柄ですが、最低でも中学生ぐらいだろうと思っていました。
ガンバレ、日本の八歳児!



今日はホームでの唯一の子どもであるアヤッパンが、
私の相手をしてくれました。



彼もしょっちゅう写真を撮らせてくれてせがんできます。
男の子はみんな機械好きです。
以下七枚は、彼が撮った写真です。

本のしおり代わりにしている証明写真の余りです。
なんと ・・・ ハエが ・・・ 。 (^^;)









彼が持ってきてくれたものすごくいい香りのする果物です。
香りの良さはNo.1です。
名前は ・・・ これも覚えていません。 (;^_^A



ちょっと言い訳をさせていただくのですが、
タミル語の発音と日本の五十音には大きな相違があり、
タミル語の単語は正確に五十音で表すことができないのです。

手元のテキストによると、
タミル語は「ラ」の発音だけでも5つもあるそうです。
英語の「R」と「L」の発音の違いだけでも苦労しているのに、
想像を絶する世界です。

実際にテキストに載っているタミル語の単語をカタカナ表記のまま発音しても、
相手は何を言っているのか、まず一発で理解してくれることはありません。
もう耳で覚えるしかないですね。





毎日カメラを貸していると少しずつ操作を覚え、
撮影技術も上達するものです。
自分の八歳当時と比べると雲泥の差です。

以下は私の写真、たいして変わりませんね。 ... (o_ _)o





彼と一緒にそこらに転がっている木ぎれを蹴っ飛ばしていたら、
完全にぺしゃんこにつぶれたサッカーボールを見つけ、
それを二人で何度も蹴り合いました。



完全にへしゃげたボールでも、
蹴っている内になんとなく丸くなってくるものなのですね。
たこ焼きが焼き上がるにつれ丸くなっていくのを思い出しました。 ^^☆



今日も食欲旺盛なアヒルとウサギたち。





アヤッパンは日が暮れた頃、
金属の弁当ケースに食べ物を入れたものを持って
「バーイ♪」と言いながら自転車に乗って帰って行きました。

ところが、しばらくして男の子の声が聞こえてくると思ったら、
彼がコテージのところで先生たちと一緒に作業をしていました。



ターメリックと言っていましたから “うこん” のことでしょう、
それを殻から取り出す作業です。
フィッシュカレーに入れるんだと言ってました。

私も微力ながらお手伝いをさせていただきます。



土足で歩くところにターメリックを直接置き、
日本では考えられないような衛生環境ですが、
インドですからノープロブレムです。



オレンジの服を着た彼女はジェニファーさん、21歳、
彼女とは一昨年も会っていますが、ゆっくり話したのは初めてで、
名前と年齢を初めて知りました。
若いですねえ ・・・ 。

彼女からはいろんなことを話しかけられましたが、
タミル訛りの英語はゆっくり話しかけられても分からないところが多々あります。
キーとなる単語がどうしても聞き取れなくて、
何度も聞き返し、身振り手振りで説明を求め、
やっと分かったと思ったら、
その単語が英語じゃなくてタミル語だと分かってガックリすることもありました。



彼女は日本のことはほとんど知らないようで、
京都、奈良、広島、そして原子爆弾のことまで知らないのには驚きました。
インドは核保有国なのに ・・・ 。
  (もしかしたら英語が通じなかっただけかも)

彼女もカメラに興味があり、たくさん写真を撮ってれました。
これもその一枚です。
傾いた角度を修正し、かなりトリミングしましたけど。



神様はたくさんいるが、サカイはどの神を信じるのか?
日曜日に教会は行くのか?
聖書は読むのか?

真面目なクリスチャンである彼女は、
私にいろんな質問を浴びせてきましたが、
ちょっと簡単に答えられないですね、

私も自分のホームページに書いていることを、
英語で説明できるぐらいにならないといけないと思いました。
ただ言っても真意は理解してもらえないでしょうね。



そんな真面目なところがある反面、
突然枕投げを始めるような可愛らしさもあるのです。 ^^☆



時間は午後八時過ぎ、外は真っ暗、コテージの中もかなり薄暗く、
カメラのシャッタースピードが遅く、枕が流れてしまってハッキリ写っていませんが、
私も楽しく参加させてもらいました。



いろんな投げ方で彼女に枕を返すともう大はしゃぎ、
私だけではなく、ホームにいる子どもも大人も、
毎日が修学旅行か林間学校気分なんでしょうね。 (^o^)v

カメラを渡して好きに写真を撮ってもらい、
後で確認すると、みんなでオンリーワンショットを撮り合っているようでした。
三人分ひとつの画像にくっつけました。



これはジェニファーが、トカゲがいると言って撮った写真です。
下の表は、このコテージの子どもたちの紹介一覧です。



ほどなくしてカメラがバッテリー切れとなりお開きになりました。
部屋に戻ってしばらくすると、スギルタン一家が帰ってきて、
遅い夕食が始まります。

いつものようにいろんなカレーを食べ、
最後にスジーブの料理した卵料理をいただきました。



これはスクランブルエッグって言うんでしたっけ、
卵を混ぜて炒めて、塩とこしょうを加えたものです。



ただこれだけのものですが、
インドは卵そのものの味わいが深く、
これで十分に美味しいのです。

今宵もまたお腹がいっぱいになり、
長かった一日もようやく終わりました。

これからは婚礼に向けてお客さんが来たりしていろんなことがあり、
もしかしたら毎日ページをアップすることができないかもしれません。
一応お断りを、 ・・・ ただ私のマイペースなインドの日々はまだまだ続きます。 (^^ゞ



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