インド・スリランカの旅
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2月17日  マドライ





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我が心のインド




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朝早く荷物をまとめてホテルを後にします。
早くといっても午前7時過ぎ、朝のお勤めがないのでのんびりとしたものです。
泊まらせてもらった Hotel Saratha Rajans はとても快適なホテルでした。

Hotel Saratha Rajans

今日の法要からいろんな国から集まられたお上人さん、
日本から来られた熱心な日本山妙法寺の信者さんたちも一緒です。
ですので移動もバスをチャーターしました。

チャーターしたバス

まず向かったのはマドライ郊外にあるアラトゥール村の新しくできた孤児院です。
レンガの色が真新しくてきれいです。

歩いているのは石谷上人とリラ庵主さん

入り口の階段の下にランゴーリーが描かれています。
色鮮やかで美しいランゴーリーを踏みつけないよう、注意しながら入ります。

きれいなランゴーリーですね

インドの風習でしょう、入り口にはたくさんの旗が飾られていて、
子どもたちもお出迎えしてくれてます。

みなさんぞくぞく到着です

施設のちょうど中央部分は吹き抜けになっていて、
その入り口から見て反対のところに仏様が奉られています。
ヒンズー教の神様も一緒というのがインド的です。

ボースさんが式典の準備中

このホーム(孤児院)を建てられたのはチャンドラ・ボースさんという方で、
この孤児院はふたつ目の施設です。
チャンドラ・ボースという名前を聞いたことがおありでしょうか?
インドの有名な独立運動家で、彼はその人とまったく同姓同名なので
よく人からからかわれるんだそうです。

ボースさんは熱心な仏教徒で、
今日はこのふたつ目の孤児院と同じ村に建てられた小仏堂の開堂式があります。

式典(法要)を待つ子どもたちも、今日は普段よりおめかししているようです。

「早く始まらないかな〜」

漢字のTシャツを着た女の子がいたので写真を撮らせてもらいました。
なんて書いてあるのでしょうか?
中国語なんでしょうね。

誰にもらったTシャツでしょうか?

せっかくたからと近くにいた子も一緒に撮りました。

お友達と一緒

そうするとまたお友達が ・・・。

ニコニコ笑顔がカワイイです

結局こんなに大勢になりました。 (^-^)v

みんないくつぐらいなのかな?

ボースさんが孤児院をはじめられた当初は、
奥さんや周りの親しい方たちだけでの細々とした運営だったのですが、
ボースさんは、いろんな宗教家や市民が参加する平和行進で石谷上人と出会い、
仏教に帰依し、石谷上人からスイスで社会福祉活動を推進しているマリーナという
団体の紹介をしてもい、
現在はそこの全面的なバックアップを受け、随時ヨーロッパからボランティアの方たちが
子どもたちのお世話をしにインドにやって来られています。

男の子がボランティアの女性に寄りかかっています。
なんともほほえましい光景ですね。
  ( けどなんでボランティアの女性は坊主頭なんでしょうか? w(*゚o゚*)w )

お金ではなく実践で愛を伝えておられます

この日もヨーロッパから来られた数名のボランティアの方がおられました。
女性が多かった気がします。

こちらは厨房です。きれいに片づいています。

ホームの真新しい厨房

ではでは、本コーナー初登場の動画です!
動画で見るとホームの様子がよく分ります。
画面をクリックしてご覧ください。 (^-^)v

これからも動画がたびたび登場します。
楽しみにしていてください。

持ち運びに便利なデジカメをあわてて旅行直前に買い、
使い方はインドでマスターするというバダハタの状態でした。
ですのでこの日までデジカメに動画撮影機能が付いているということが
頭の中にまったくありませんでした。

4GB(2,500円)のSDメモリーカードでこのような動画が1時間も撮れます。
カメラの手ぶれ補正が動画にも効いているようで、
私の動画を見た知り合いが
「この動画を見ても船酔いみたいにならんね〜」と誉めてくださいました。
  ( けど動画撮影最中はズームがうまく働きませんでした。故障でしょうか? )

ついでにご説明しておくと、
このようにホームページに自分の撮影した動画を
貼り付けられるサービスはいくつかありますが、
私が「eyeVio」を選んだのは、容量無制限ということに加え、
唯一動画サイズが10MBを超えたものでも投稿可能だったからです。(15MBが上限)
何気なしに撮った動画のいくつかは10MBを超えていたので助かりました。

この方がボースさんです。人柄のよさがお顔に表れています。
右側で通訳をしているのが石谷上人です。

チャンドラ・ボースさん

たくさんのお上人、庵主さんとともに法要がスタートしました。

子どもたちが興味津々でした

法要の後は食事タイムでしたが、私は朝からお腹の具合が悪く、
初めて食事を一回パスしました。

“インド旅行で下痢は一度は受ける歓迎の印” などと言われますが、
私はこの日の午前中ちょっと腹具合が悪かったのですが、
一度食事を抜いたお陰ですっかり復調しました。

その後もお腹を壊すことなく無事一ヶ月間の旅行を乗り切りましたが、
美味しい料理を食べ過ぎることによる体調不良、肥満(メタボ!)が心配で、
インド・スリランカ旅行中は8回ほど食事を抜きました。
けど体重は減ってません ・・・。・゚・(ノД`;)・゚・

食事タイムの間は手持ちぶさたなので屋上に上りました。
田舎にあるホームの周りは広い平原です。

ホントにのどかなアルトゥール村

屋上から吹き抜け部分を通して下が見えます。

雨が降ったらどうするんでしょう?

みんなどんな料理を食べているのか、やっぱり気になったので下におりました。
バナナの葉っぱの上の料理を美味しそうに食べています。

若いけれどもまじめな三人

左側の白い衣を着た女性が杏奈さん、
もうすぐ剃髪して庵主さんになられるそうです。
真ん中が佐藤さん、右の男性が小坂さんです。

私も本当は食べたかった ・・・

こちらは茶色いTシャツを着たボビーとその右の男性が北海道から来られた
石谷上人の弟さん、石谷さんです。
昨年阿蘇でもご一緒しました。

ゲストの食事が一通り終わった後、今度は子どもたちの食事タイムです。
バケツに入ったライスをついでまわっています。

子どもたちもたくさん食べていました

インドではこういった給仕や調理、はたまた洗濯トイレと
バケツがとても大活躍しています。

ホームの外の小屋では山羊が飼われていて、
メ〜メ〜とか細い声で鳴いていました。

可愛くないところがカワイイです

さすがペットじゃないので、声をかけたり頭をなでてもなつきません。
目がちょっといっちゃってます。


同じアルトゥール村のホームからほど近いところにボーズさんの小仏堂ができ、
次なるはそちらの式典です。

列をなして進むお上人さんたちはなかなか壮観です

お堂の前にはきれいな絵の描かれた旗がたくさん。なんの意味を表すのでしょうか。
飾られたバナナと葉っぱもインド的です。

小仏堂の前で南無妙法蓮華経

村の人たちもたくさん集まってくださいました。

アルトゥール村小仏堂の開堂式

ワイワイガヤガヤ、みなさん楽しいお祭りといった雰囲気です。

インドの人たちは信仰心があります

ここにもきれいなランゴーリーが描かれています。
ランゴーリーのデザインは数え切れないぐらいあって、
一人で数百種類のランゴーリーを描く人もいるそうです。

ランゴーリーは色鮮やか

こういった行事の時は、額に色のついた粉やビンディというシールを貼りつけます。

可愛いおでこにワンポイント

この女性が色粉を持ってみんなのところをまわっていました。

あっちこっち行ったり来たりしてました

なんと、ワンちゃんにまで ・・・。カワイイですね。

おとなしいワンちゃんでした

お堂の外では、村の人が椅子に座ってリラックスしながら参拝です。
この時外ではけたたましい音楽が鳴っていました。

町の人もちょっぴり正装です

とにかくインド人は大音量で音楽を鳴らすことが大好きです。
町には大きなPA用スピーカーがあり、
常時日本人感覚からすればちょっと突拍子もないような音楽が流れ続けています。

私もムルガンと二人でリラックスムードで法要の終了を待ちました。

椅子に座って楽ちんでした

お堂の横の階段では子どもたちが可愛い顔をのぞかせながら
列をなしています。

みんなとっても幸せそう

可愛い笑顔、なかなかいいショットですね。

法要が終わり、お堂からバスに戻る時もお題目を唱え続け、
ヒンズー教の像にも頭を下げます。
宗教宗派を超えた祈り、活動というのはインド的でもあり、
日本山妙法寺の特徴でもあります。

ヒンズー教の像は町にたくさんあります

子どもたちがずっとくつっいてきました。
今日は学校がお休みになったのでしょうか。

子どもにとって日本人は珍しいのでしょうね

子どもは可愛いし、写真を撮ると喜ぶし、みんなで写真を撮りまくりです。

みなさん子どもが大好きです。 (^-^)v

バスを乗ってしばらく行ったところに信者さんの家があり、
そこでもみんなでしばしお題目を唱えました。

家族の方全員でお迎えくださいました

立派なお家でちょっとリッチな感じです。

広くてきれいなお家でした

法要に来てくださったお礼にと、全員にフルーツとジュースを配ってくださいました。
私のもらったジュースは、この “Coca-Cola” のブランド名が入った
“maaza” というジュース、マンゴーの味がしてとても美味しかったです。

とっても美味しいマンゴージュース

マンゴーの甘みは、日本での桃に匹敵するぐらい素晴らしいです。
このマンゴーがインドではごく一般的な果物です。
私もたくさん飲みました。


車をマドライの中心部に走らせて、今度はガンジーミュージアムに行きました。

ガンジーさんの銅像

みなさんよくご存じのように、
インド独立の父ガンジーさんはインドのすべてのお札に顔が登場するぐらい、
インドではまさに英雄中の英雄です。

ここガンジーミュージアムは広い緑豊かなスペースの中に建てられています。

マドライのガンジーミュージアム

ミュージアムの中には入りませんでしたが、
まず全員でガンジーさんのお墓に手を合わせました。

ガンジーさんのお墓で合掌

このお墓は石谷上人が建てられたものです。
信じられないかもしれませんが本当です。

ヒンズー教が中心のインドでは、遺体を火葬し、天に魂が昇った後の遺灰は川などに流し、
現在はお墓を作ることもないそうです。
ここガンジーミュージアムには、
わずかに残ったガンジーの遺灰が粗末な墓標とともに祀られていたのですが、
それを石谷上人が見かねてご自分でこのような立派なお墓を作られました。

そして現在ガンジーミュージアムの一角にある建物の二階が、
日本山妙法寺マドライ道場となっています。

ガンジーミュージアムの一角にあります

インドで布教をはじめた当初、
平和主義者ガンジーを信奉する石谷上人がここに来て、
はじめは寝るためのスペースだけを貸してもらわれたのだそうです。

そしてここに至るまで ・・・ 、きっと様々なドラマがあったことでしょう。

ドラマといえば、石谷上人とともにサンカランコービル道場で頑張っている木村庵主さんは、
若い頃(今でも若いですが)このガンジーミュージアムにお友達と旅行で訪れ、
ここで石谷上人と出会い、その後日本山妙法寺の信者となり、
4年前に剃髪し石谷上人のいるインドにやって来られました。

弱冠31、彼女の人生もドキュメンタリーで描けば素晴らしいものになると思います。
とにかく日本山妙法寺の方たちはみなさん真剣勝負で人生を生きておられて
本当に立派です。

私のこのふざけたようなホームページが、
日本山妙法寺の方たちの素晴らしい平和運動を伝える一助となれば幸いです。

日本山妙法寺マドライ道場

法要が終わるとまたまたお食事タイムなのですが、
その前になぜかカップに入った野菜スープが出てきました。

美味しい野菜スープ、お代わりしたかったです

このスープがとてもコクがあって美味しかったですね。
化学調味料の味はまったくしませんでした。

一階に下りて昼食を食べます。
ここでは自分で皿をもらって、
そこに自分で好きなものを好きなだけ盛りつけて食べるという形式です。

朝食を抜いた私は腹ぺこです。
料理を山盛りお皿に入れ、ただ “ウマイ” の一言です。
階段の手前に立っておられるのはリラ庵主さん。

山盛りの料理を美味しくすべていただきました


道場に着いた時から、またまた外ではけたたましい音楽が鳴り響いていました。
“タンタンタッタッタラー♪” どうも聞き慣れたメロディーだと思ったら、
朝まで生テレビのオープニングにかかってる音楽でした。

食事が終わって横の広場に行ったら、こんなチャンバラみたいのをやってました。
どうやらこのスポーツ大会が開かれているようです。

元気いっぱいのインドの子どもたち

なんか大盛り上がりでしたが、なんというスポーツでしょうか。
剣道じゃないですが、どこの国にもこんな棒を使った闘技があるんですね。

食事が終わった後は、こんな感じでバケツの水で食器を簡単に水洗いします。

お皿は各自水洗い

今日の行事はこれにて終了、後は車で昨夜と逆のルートを通って
サンカランコービルに帰るだけです。

ムルガン運転するジープにはゲストルームで使う寝具など荷物でいっぱい。

ムルガンはすべてノープロブレム

もう一回書きますが、インドの乗用車は標準仕様で左ミラーがありません。
そしてこのジープは右ミラーが壊れています。
そしてこの荷物、後ろの荷物スペースがいっぱいです。
つまりルームミラーでは後を見ることができない、
まったくミラーなしの状態なのです。 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

この状態で3時間かけてサンカランコービルまで帰ります。
まあ無事帰ってこれたからよかったんでしょう。
ムルガンは帰りも一緒にジープに乗ろうと言ってくれたんですが、
人数の関係で私はバスに乗りました。
ちょっと怖いもの見たさでジープにも乗ってみたかったですね。

バスはのんびりさすがに安全運転です。
途中ところどころで休憩を取りました。

途中の町にあった売店で飲んだ炭酸飲料、
単なる炭酸でまったく味がついていなくて最後まで飲みきれませんでした。
ビンを見ると美味しそうだったのですが ・・・。

何かを割るのに使うといいのでしょうが ・・・

インドの町のトイレは有料のところが多いのです。
日本円にして10円もしない程度ですが、
これが有料?と思えるクオリティーで、普通の町の人は外で立って用を足します。

サンカランコービルに着き、お寺が目の前になってバスがストップしました。
  (山の麓にちょこっと見える白い建物がお寺です)
村の人が収穫したタマネギを道一面に広げ、トラックに積み込む作業をしています。

タマネギ収穫中の村人たち

インドの田舎町まで車社会になったのはつい最近のこと、
それまで道路というのは地域のコミュニティーの場であったり
いろんな用途で使う作業場だったのだそうです。

こんなちっちゃいタマネギです。
かじってみましたが日本のタマネギと同じ刺激的な味でした。

紫色の小さなタマネギ

10分もしないうちに作業が終わり、お寺に無事到着です。
全員で新しい本堂に上がり、まずはいつものように参拝をしました。

日本山妙法寺サンカランコービル道場

本堂の開堂式はいよいよ明後日、人数増えて雰囲気も盛り上がってきました。
準備も着々と進み、いい式典となりそうです。

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