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文房具

インドに行く時は、いつもいろんな方たちから、
子どもたちを支援する物品をいただきます。
以前はホームページで文房具等の支援物資の提供を呼びかけたことがあり、
その当時はホームページのアクセス数が多かったこともあって、
運びきれないほどの文房具をいただき、嬉しい悲鳴を上げました。

今は特にそのような呼びかけはしていないのですが、
親しい人から文房具だけではなく、玩具やお菓子などもいただくことがあり、
今回もカンボジア行きに際し、
写真のようにたくさんの文房具をいただきました。



今は各航空会社の機内預け入れ荷物の規定は緩くなる方向にあり、
今年初めのインド行きに利用したインド航空、
そして今回利用した中国東方航空ともに、
機内預け入れ荷物(受託手荷物)は23キロのものが二個までと、
かなりの量を運ぶことができました。

けれどこれに機内に持ち込む荷物が加わるわけですから、
よほど体力に自信のある男性でも、
重量制限いっぱいの荷物を持って移動することは困難です。


今回はパソコン等の電子機器、着替え等の旅行用具、
それにひろしまハウスに持っていく荷物を大きなトランクケースに詰めて
制限いっぱいの23キロ。
それに文房具類は大きな布のバックにギリギリ詰め込んで、
こちらが約10キロでした。

かなり重くかさばる荷物でしたが、
多くの方の思いが詰ったものだと心に置き、
懸命に運ばせていただきました。


いただいたたくさんの文房具は半分に分け、
ひろしまハウスの子どもたちと、
くっくま孤児院の子どもたちのところに持っていきました。

貧しい子どもたちにとって文房具は貴重です。
子どもたちの喜ぶ顔を見ていると、
そこに運んでくるまでの疲れも吹き飛ぶというものです。



恐竜作家の亀井由美子さんからは、
ちっちゃな恐竜サンタラちゃんを二体いただきました。



この二体の恐竜は、大きな段ボールの上に置き、
段ボールを突いて紙相撲のようにして遊ぶのです。
  (写真では恐竜の形がよく分かりませんね ・・・ )


「子どもたちにはどんなものを渡したら喜ばれますか?」
と多くの人から聞かれます。

それに答えるならば、子どもたちに必要なものすべてです。
インドのホーム(児童養護施設)にいる子どもたちは、
日本のものならどんなものでも大喜びします。
ホームの各コテージを管理するハウスマザーですら、
飛行機の機内食の残り、たとえばジャムのパッケージやお手ふき、
そんなものでも珍しがってはしゃぎ回るほどですから。

カンボジアでもひろしまハウスに通ってくる子どもたちは、
みな一様に貧しい家庭の子で、
ストリートチルドレンのような暮らしをしている子どももいて、
どんなものでも、子どもたちの生活に必要なものであれば、
喜んで受け取ってもらえます。


今ひろしまハウスでは、
広島大学歯学部の方たちが定期的に訪問し、
子どもたちへの歯科検診と歯磨き指導を行っています。



貧しい子どもたちは歯磨きの習慣がなく、
また自分専用の歯ブラシを持っていない子も多いのです。



そこで今回は、文房具とともに、新品の歯ブラシもたくさん持っていきました。
カンボジアで歯ブラシは贅沢品なのでしょうか、
地元のスーパーやコンビニで見る限り、
歯ブラシの価格は日本と大差ありません。

子どもたちの健康を守るという意味では、
歯ブラシは文房具以上に必要なものかもしれません。
今後は歯科検診だけではなく、内科検診も行っていただけるそうなので、
それに大いに期待しています。


インドでもカンボジアでも、たぶん世界中ほとんどの国で、
生活に必要な物品や文房具等は、
お金を出しさえすれば手に入れることができます。

ただその価格は、需要の少ない贅沢品とみなされるものであった場合、
日本以上の高額となることがあるかもしれません。
また品質という面では、日本で売られているものは、
たとえそれが中国製であったとしても、
品質が世界最高水準であることはほぼ間違いありません。


支援していただくものは、本当はお金であれば最も有り難いのですが、
現金というのは無粋なので、
モノであれば子どもたちの生活に必要と思えるものは何でも、
できれば楽に持ち運べるよう、軽くてかさばらないものをとお願いしています。

今のところたくさんモノをいただきすぎて、
持ち運ぶことはできないといったことはないのですが、
将来的にはそうなれば、またまた嬉しい悲鳴です。

この物資を運ぶということもそうですが、
海外に行くには本当に体力が必要です。
いつもいつも外国に行くたびに、
健康な体と有り余る体力を授けていただいたことに深い感謝を感じます。

この素晴らしい健康と体力という恵みを使い、
これからも貧しい国の子どもたちの支援を続けていきたいと考えています。

2015.9.17 Thurseday  

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