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＊＊＊ トイレ掃除感想文 ＊＊＊
公衆トイレ掃除をつうじて…
椎葉 聖智 SSB広島(青少年サポートボランティア広島)代表
平成21年11月 3日
月に一度の公衆トイレ掃除に、参加させていただいて一年半・・・、皆さんには縁あって、ご指導いただき大変嬉しく思います。
また、掃除をしながら個々の立場に立ってのお話も聞かせていただき、大人である私自身も勉強になりますので、参加するのが楽しいです。
ありがとう ございます。
私にとっての公衆トイレ掃除は、社会勉強の一貫でもあります。
毎日、地域的にトイレを選定して掃除をする中で、地域によってトイレの汚れ方の違いに興味を持つようになりました。
意外と、市が管理する公共設備、施設が、税金で設備維持費、委託費を掛けているにも関わらず汚れていたり、設備が壊れていたりしていました。
(平和公園、広島城、中央公園、アリスガーデン、新大地公園、袋町公園に比治山公園、西区井ノロ公園などがそうでした)
しかし、段原地区の土手沿い公園などは、公園施設を地区の市民も管理しなければと、認識の高い地域では、きれいにされてました。
(道端や植え込みなどを、掃除される方々がたくさんいました)
私は、仕事やボランティアで、あちこちに行った折りに、公園のトイレや施設のトイレを借りるついでに、最近では汚れを見てしまうようになりました。
山口県の萩市に行った折りに、ニカ所のトイレを見たのですが、とても清潔にされてました。
目的地のNPO法人萩こどもセンターの石丸智子代表にその旨をたずねると
『この地域の住民は、萩市に公共設備施設などの設置をしてもらう代わりに、その施設を地域で掃除維持するんです』と言われました。
また、空き家再生町おこしに取り組む尾道市では、商店街や公園の脇にあるトイレが、これまたきれいでした。NPO法人尾道空き家再生プロジェクトの豊田雅子理事長に話をうかがうと
『地域住民の意識が高く、観光客や訪ねて来る方々に、町並みや景観を評価されても、トイレーつの事で汚いと思われれば、それで全てが終わりますからね』とのことでした。
ここで私なりの意見なのですが、汚れた地域の公衆トイレを掃除する際に、その地域の町内会や青少年健全育成協会、社会福祉協議会に防犯連絡協議会、また老人会や婦人会に子供会など、様々な団体に呼びかけて参加してもらい、地域住民の意識向上に寄与することも『日本を変える公衆トイレ掃除』の意義に反映するものではないかと思いました。
宮島での公衆トイレ掃除では、新聞での書き込みに反響がありました。
参加の呼びかけがあったから、当日数人ではありましたが、志ひとつで来られた方々がいたのですから、月に一度の公衆トイレ掃除でも、その都度地域に呼びかければ、一人でも二人でも参加者がいて、参力した方が地域の住民として、意識してくれるのではないかと思いました。
   
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