しあわせの青い鳥通信
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習慣(くせ)に操られる自分


 紅葉まっ盛りの山中湖へ5日間、CL(建設的生き方)の研修に行ってきました。研修の中では、毎日様々な課題が出されます。その課題の1つに簡単な作業は左手で行なうこと。という課題がありました。私は課題を守るべくトイレのドアを開ける時も水道の栓をひねる時も、ハミガキをするグラスを持つのも左手で行ないます。この課題は昼の12時から始まり翌朝の9時に終ります。
 最初はしっかり約束が守れていたものが夜になり翌朝になるとつい意識せず右手を使ってしまうのです。同じようにサイレントの課題(昼12時から翌朝9時まで一言もしゃべってはいけない)でも集中が途切れるとつい言葉が出てしまうのです。その時私はハッと気が付きました。私は集中が途切れると習慣(くせ)に操つられていると。私は課題を守りたい(左手をつかう、またはしゃべらない)と思っているのに自分の意思とは関係なく自分の身についている習慣通りに動いてしまうのです。
 そのことを東広島の上野様にお伝えすると「人の行動の9割は習慣(くせ)で動いているんだよ」とおっしゃておられました。私は知らず知らずのうちに習慣(くせ)という糸で操られていたのです。もしこの習慣が悪い習慣であれば私は悪魔に操られて自分の意思とは無関係に人に迷惑をかけてしまいます。本当に恐ろしい事です。そう言えば思い当たることがあります。私は時々朝早く出かけますが、ドアをバタンと閉めるくせやクツをはく時にトントンとつま先を立てるくせで大切に人を起こしてしまうことがあり、迷惑をかけてしまいます。私は私の大切な人を起こす意図も迷惑をかけて怒らせることも望んではいません。すべては私の悪い習慣が集中力を欠いた私を操って私の人間関係を悪くしていたのです。
 この習慣という糸はくり返せばくり返すほど太く強くなり、やらないと次第に細く弱くなっていきます。
 そして悪い習慣の糸は悪魔が操ってその人の人生に悪い影響を与えます。反対に良い習慣の糸は天使が操って人を幸せな方向へ導いてくれます。学校でも「生活習慣を正しましょう」とか「はきものをそろえましょう」とか「朝早く起きましょう」とスローガンを掲げられているところも多いまずです。この研修で私はこのことの大切さが実感としてわかりました。私もどうせ習慣に操られるのなら天使に操ってもらいたいですし、悪魔に操られて人に迷惑をかけるのも望んではいません。ですから私は良い習慣を繰り返し、悪い習慣は止めて自分の人生を良くしていきたいと思います。
 「習慣を変えると人生が変わる」といいますがこれは本当のことだとつくづく考えさせられる研修でした。どうか皆様も良い習慣(人を喜ばせる習慣)を身につけて良い人生を送って下さい。

 ありがとうございます。

 佐々木 一幸 拝    

     呉掃除に学ぶ会

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