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感動の条件

常々思うことですが、
音ほどこの時空の実相を端的に形で示してくれるものは他にありません。

絶対にないと断言することはできませんが、
最低限私の知る限り、音は時空の生命原理を伝える最高のメッセンジャーです。

限られた条件の中、ある因となるものが、
生命の法則から見てどのような影響を与えるのか、
それを瞬間に、そして鮮明に音として表してくれます。


この時空にあるすべてのものは厳密な因果関係によって成り立っているのですから、
どのようなものであっても、そこに潜む生命法則を感じ取ることは可能です。

例えば子育てであっても、また農作物を栽培することであっても同様です。
けれどもこれらはひとつの結果を生み出すには時間がかかり、
その結果が出るまでの間、様々なものが要因として絡んできて、
現われた結果が何によって作られたのかを厳密に分析することは困難です。

音こそがこの時空における最高の存在であるとは言いませんが、
音を観(かん)じることによって、
己の内と、深い生命の真理を感(観)じられることは事実です。




このホームページに書いていることを、
読まれたすべての方に理解していただけるとは思いませんが、
できれば「そんなこともあるのかな〜」ぐらいは感じ取っていただきたいと
いつも願っています。

けれども「心が安心・安定する言葉<4>」に書いた、
紙に印字した文字やその用紙の大きさ、
また「テストレポート3」の機械内部の配線を束ねるバンドによって
音が変わるという現象は、
どれだけの人が信じてくださるのか、私には検討もつきません。

ごく一般常識で考えれば、
そんなことは絶対にあり得ないことでしょうから。


昨夜も遅い時間まで、一人部屋の中を真っ暗にして、
CDプレーヤー内部の結束バンドを換えることによる音の変化を実験していました。

どの場所に、どの色の、どんな長さのバンドをどんな状態で巻くのか、
それによって音は面白いほど変化します。



その変化も、ただ音がいい悪いという単純なものではなく、
その音色や響きが様々な方向に変わり、
そこにひとつの法則性を見いだせるから興味深いのです。

そしてそれは生命の法則と直結し、
決して大げさな言い方ではなく、
その法則性を真摯に見つめたならば、
それは我々が生きる上で大いなる知恵ともなり得るものです。


結束バンドによる音の変化の実験は、
十年ほど前にもローゼンクランツの貝崎さんとともに行いました。
それとほぼ同時期に、ネジによる音の違いの実験もしました。

なぜ結束バンドやネジで、これだけ音が大きく変わるのか。
それはバンドやネジに強大な力があるからではありません。

それは音のエネルギーとして流れるものの中に、
普段は表に出ない秘められた力が存在し、
それがバンドやネジによって、
そのエネルギーが賦活するからではないかと考えられます。

これからは『すべてはひとつ』であることを知る時代、
いろんなものを融合する水の時代です。
ですからバンドやネジのように、
ものを合わせ、融合、結合させるものに大きな役割があるのです。


「テストレポート3」に書いたように、
感動を生み出す要因は、物事を “活かす” ための工夫という行為や、
感謝などの思いから生まれるのだと思います。

ほとんどお金のかからないバンドやネジによって音を活かすべく工夫をし、
その思いをステレオにかけることによって、
ステレオから人を感動させる音楽を響かせることができます。

その活かす行為こそが、普段表に出ない秘めた力、能力を引き出すのです。


この私の感じたステレオにおける事実を人生になぞらえて考えるならば、
これまで生きてきた中で築き上げてきた地位や名誉、学歴、財産といったものは、
ステレオにおけるアンプやスピーカーといった主要機器に相当するでしょう。

それは素晴しい音を導き出すためにとても大切なものではありますが、
それだけでは人生という音や音楽で人を感動させることはできません。

感動の人生とは、今の自分をどのように活かすのか、
バンドやネジといったちょっとした工夫、知恵、思いでもって、
今ある条件をどう精一杯活かしていくのか、
そこにかかっているのです。

今ある条件がどうであるかよりも、
それを活かそうとすることの方がほるかに重要なのです。


では、自分を活かすためのバンドやネジとは一体何なのでしょう。

それは自らが見つけ出すから価値があります。
また見つけ出そうとする努力そのものが “思い” であり、
それも感動を導き出すための大切な要素なのです。


現在、結束バンドの取り付け方をCDプレーヤー内部で試すことにより、
いろんなことが分かりつつあります。
またそのこともいつかご紹介できる時が来るでしょう。

「岩戸開きの時」、天から授けられた知恵を大いに活かしましょう♪

2012.2.7 Tuesday  
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