ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
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ヨガナンダ



生きる目的

問に対する解は、
その解を導き出す立場や次元によって大きく異なり、
考える立場によっては、まったく逆の解となることもあります。

私たちは何のために生まれてきたのか、
生きるとはどういうことなのか、
これまで多くの賢者が追い求めてきたこの究極の問に対する解もまた
一様ではありません。

けれどもこれを最も深い次元で考えたならば、
生きるとは、苦楽を含めた様々な経験をただ楽しみたい、
ただ経験したいと望んみ、それを実現しているだけなのだと思います。

生きるとは、魂を磨くこと、何かを学び、感じ、
そして成長していくこと、
そういった考え方はある面では事実であると思われますが、
より深い次元で考えたならば、
それは様々な経験を重ねるために、
自らが、自らの意志で課している束縛された課題のようなものだと感じます。

これだけ完璧な生命システムを心身の中に具現化している私たちが、
日常のささいなことで悩み、苦しみ、
何かを学んでいかなければならないというのは、
どう考えても不合理であり、
私には到底納得することができません。

それら不合理を理解するためには、
そういった(偉大なる生命システムと比べて)はるかに次元の低い悩みや苦しみ、
学びや気づきを得るということを、
自らが望んで創造しているのだと解釈するしかないと考えます。

本来完璧な存在である私たちが、
不完全さを手にすることにより、
その中でしか得られない経験を楽しんでいるのだと思います。

その経験の中には、
戦争や貧困、病気で苦しむといったことも含まれています。

我々は経験することを望んでいるのですから、
苦しい経験を含め、すべてを前向きに捉えていけばいいのです。
それは引き受け気功
「すべての病気、災難、不幸を、引き受けさせていただきます」
という考え方にも通じます。


「真理は言葉で表すことはできません」
と何度も書いてきましたが、
素晴らしい言葉の表現によって、大きく目が開かれることがあります。
言葉の持つ力は絶大です。

深い真理を語るのに、
必ずしも難しい言葉を使う必要はありません。
簡単な言葉、ユーモアあふれる表現の中に、
深い気づきを得ることがあります。

このエイブラハム・ヒックスの動画で語られているのは、
きわめて深い世界です。
それをこんなおしゃれで気の利いた、
そして楽しく分かりやすい言葉で表現するとは、・・・
道具である言葉を、こんなに素敵な形で使えるようになりたいですね。

心地いい風に当たるように、生きるすべての経験を楽しみましょう。



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2011.8.6 Saturday  
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