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新しい生き方<3>
このたびの文明の転換期は、
文明法則史学で明らかにされた文明サイクルの周期性によると、
800年に一度の東西文明の転換期であり、
西から東、陽から陰への転換となります。
(前回の西から東への転換期は1,600年前です)
それ以上の長く大きなサイクルは、
100%の客観性をもって検証することはできないのですが、
五行の金属から水も、今この時点が転換期であると考えられ、
それもやはり陽から陰への転換です。
今私たちに求められているのは、
物質に代表される陽から、精神に代表される陰への大きな価値観の転換であり、
この時空の原初の理である陰の時代がスタートするということは、
根本から価値観をリセットし、
まったく新たなものを創造することを求められているのです。
<我が魂の遍歴と新しい時代の理 原初の理>
これからは価値観が真逆の方向に向かっていきます。
男性中心の価値観によって築き上げられてきた西洋的な思想や宗教は、
今後短期間のうちに崩壊していくものと思われます。
これは私個人の思想や予測ではなく、時空の持つ生命リズムという法則です。
私たちが長年『これは絶対』と信じてきたもの、
たとえば物や情報に対する考え方、資本主義、貨幣経済という社会のあり方、
今後何年かかるかは分かりませんが、
そういったものが根本から変わっていかざるえない流れに、
今私たちは乗っているのだということを知ってください。
その中で、どんなに時代は変わっていっても、
命の持つ本質は変わることがありません。
その命の持つ本質とは何なのか、
それを深く見つめ、その命の本質以外のものは、
どんなに苦しくても手放していかなければならない、
今はそういう時なのです。
では、命の本質とは何なのでしょうか。
日々命の営みを続ける私たちにとって、
もっとも根本であり大切なものであるにも関わらず、
それを明確に言葉で説明することは困難です。
まずはそれを自分なりに見つけていくこと、
ここからがスタートですね。
陽から陰、時代は対極の価値観へと移っていきます。
陽は男性、陰は女性、
男女の持つ特性は、やじろべえの両腕にある重りのように、
互いに対極であると同時にバランスを保ち、
ふたつの性が合わさることによって、
素晴らしい新たな生命を生み出しています。
※ 女男ではなく男女という言い方が一般的であるということ自体、
これまで長く男性優位の陽の時代であったということを表しています。
この時空の基本順序は陰陽であり女男です。
対極である女性と男性は、
様々な面で逆の特徴を持っています。
陰なる女性は地から天に昇るエネルギーを受け、
体の構造もそのようになっています。
陽なる男性はその逆で、天から地へのエネルギーを強く受けています。
生命を生み出す男女の合体は、陰陽、天地の合体でもあるのです。
ですから宇宙(時空)の基本構造を二次元平面上に表した太極図は、
この男女(女男)、陰陽、天地の合体、そしてそれらが循環する形となっています。
その時間とともに循環する方向にもうひとつの座標軸を作り、
この太極図を三次元立体で表すと、
それが二重らせん構造となり、
遺伝子DNAであり、一年サイクルで四季を循環する南北半球、
1,600年サイクルで文明の興亡を繰り返す東西文明の生命サイクルとなります。
これまで繰り返し述べてきたことですが、
この時空、そして生命の法則は、
なぜかくもシンプルで美しいのでしょうか。
感動で魂が震える思いです。
話が横道にそれましたが、
女性と男性は、体の基本構造、性格、嗜好、脳の働き、
数え上げればキリがないほど多方面で対極の性質を有しています。
だからこそ価値があり、役割を担い、命を生み出すことができるのですが、
私たちの文明も、この女性と男性ほどの大きな差異を、
これから短期間のうちに価値観の転換という形で走り抜けようとしています。
その大きな差異がある男女にも、
当然ながら同じ人間として共通したものをたくさん持っています。
両腕、両足、頭という五体を持ち、
(五体とは五行に通じるものです)
空気を吸い、食事を摂って生命を保ち、
知性を持ち、喜怒哀楽の感情をもっています。
これら共通しているもの、これが命の持つ本質です。
私たち人類の文明も、
この命の本質に相当する部分はこれからも変化することはないでしょう。
(もしかして、物質的存在から霊的存在へと変化するかもしれませんが)
その命の本質を求め、それに従って生きていく、
それが新しい時代の生き方です。
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2011.6.22 Wednesday |