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言葉のダイエット

心と体は深い関連性を保っています。
家の中にものを溜め込むタイプの人は、
体の中にも無意識のうちに余分なものを溜め込んでいて、
ガラクタを整理すると体重が減ってきたという話をよく耳にします。
ケチな人は便秘がちだとも言いますね。

スペースクリアリングでガラクタというモノを手放し、
セドナメソッド今すぐ・・・で余分な感情を手放し、
トイレ掃除の実践で心の壁を手放し、
期せずして、いろんなものを手放すことをテーマに実践を重ねてきましたが、
今年に入り、ある人生の大先輩より、
私の書く文章はくどすぎるというご指摘をいただきました。

私の性格の第一の特長は世話好きということで、
この性格が高じてついつい過剰な親切をしてしまうことがよくあります。

私は文章を書く時はなるべく具体的な例やたとえ話をたくさん入れ、
ひとつの言葉を幾通りかの表現をするよう心がけています。

具体例やたとえ話を入れるのは、
その方が読む人が理解しやすいだろうと思うからです。
特にこれからは、ひとつひとつのものの違いを理解する時代から、
すべてに共通した生命法則とも呼べるものを感じる時代へと推移していきます。

その中で、ひとつのことが他のまったく違った分野でも
形として現われているんだということを示すたとえ話は、
とても重要なものだと考えています。

同じような言葉や表現を繰り返し書いたりするのは、
文章をより正確に表現したいという思いなのですが、
どの程度がいいのか、いつも考えるところでもあります。


その大先輩によりますと、
私の文章はダラダラとして抑揚が無く、
丁寧に書きすぎて人を馬鹿にしているようなのだそうです。

表現は少し足らないぐらいにしておいて、
残りは読む人自身に考えてもらうぐらいの方が、
その人のためになるんだとのことです。

その人は私を「肥料を与えすぎて花を枯らすタイプ」と言われたのですが、
私は二十年以上前にも別の年配の方から同じことを言われた経験があります。
やはりまだその傾向が残っているのでしょう。
それは自覚できます。

私の性格特性は生まれ持ったものですので変えることはできません。
ただその性格が悪い方向に出ないよう努力することが必要です。

現在の私の文章スタイルが悪いとは思いませんが、
こういうご指摘をいただくというのはひとつの縁なのでしょう。
特にこれは「手放す」ということの延長ですので。


いい悪いではなく、
何か新しいことを始めたら、必ず新しい何かが見えてきます。
またそれが自分の苦手分野だったらなおさらです。

生きていく上で様々な経験を積むことは価値ですので、
これから心して「言葉のダイエット」に取り組んでいこうと考えています。

メリハリのある短い文章、
あまり意識したことのないテーマですので、
少し心がワクワクします。


以前も書いたことがあると思いますが、
苦手なものは克服すると大好きなものになる可能性があります。

トマトジュース、野菜ジュース、とろろ芋、納豆、セロリ、
これらは子供の頃に大嫌いで、今は大好きになった食べ物です。
ちなみに私は苦手な食べ物はまったくありません。
目の前に出されたものはすべてきれいにいただくのがモットーです。

小中学校と音楽は大の苦手科目でしたが、
今は聴くのが大好きで、自分でいくつかの楽器を弾けるようになりました。


『艱難辛苦汝を玉にす』
苦手なものの中にこそ喜びの種があります。

2011.1.15 Saturday  
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