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橋本卓也さん(京都) ・・・ 股関節痛の原因や治療整体シークレットバイブル

こんばんは。京都の橋本です。

被災者の方々への想いなど色んな感情が交錯して、
うまく言い表すことは出来ませんが、
ひとつだけ感じたことを書かせていただきます。

今回の災害に対し、国連はもちろん、
世界各国から支援の声や物資が届いています。

領土問題で最近は険悪な雰囲気だった周辺各国からも、
救助の手が差し伸べられています。

こういう非常時でなければお互い仲良く?出来ないのかという気もしますが、
それは置いときまして、しかし何だかんだ言っても、
私達人類は、時には大きく寄り道、回り道しながらも、
やはり進歩(という言い方が正確かどうか分かりませんが)しているのだと、
少しは救われる想いがします。

そして、では自分がすべきことは、出来ることは何だろうと。
本当に真剣に取り組んできたのかと今更ながら思い知らされます。


かつて阪神大震災が起こったとき、私の父がこう呟いていました。

「昔地震にあったときには、国からの救援なんかなかった」

父は戦前鳥取で大地震に遭い、母と姉を亡くしています。
(家も全壊したとか)


しかし当時の政府は、もしかしたらそんな余力自体がなかったのかもしれませんが、
ほぼ全く救助の手を差し伸べなかったらしいです。

※何でも、中国とも戦争状態にあり、国としての弱みを見せないためか(?)
各国に救援を求めるようなこともしなかったのだとか。
(あくまでも、父から聞いた話であって、100%正確かどうかは不明ですが)

世界から孤立しつつあった日本において、
各国からの救援部隊など、望むべくも無かったわけです。


あまりの被害の大きさのためにピンとこないかもしれませんが、
今は阪神大震災のときとも違い、ネットの発達によって情報があっという間に伝わり、

そのお陰でかなりのスピードで救助が進みます。
世界各国の励ましの声もすぐに届きます。


父が子どもの頃にこんな世の中であったなら、
同じ被害を受けていたとしても、心に受けた傷が、
絶望感が、「少しは」癒されていたかもしれません。

昔のことばかり何度も言う父ですが、
地震と戦後の火災(これも鳥取市が壊滅したとか)については、
自分からはあまり多くを語りません。

この大災害の中、被災者の方々の悲痛な声をテレビで見て、
やっぱり自分は父の当時の気持ちを、本当には分かっていなかったのだと、
改めて思い知りました。


けれども世界は少しずつでも良くなっている、
そして必ず復興出来ると信じ、自分の出来ることをしっかりやっていこうと思います。

でないと最低限の支援を行なうことも出来ません。
(お金だけが支援ではないことは分かっておりますが)


最後になりますが、国外脱出する方もおられる中、
生命を賭して原発で作業に当たられる関係者がおられるということに感謝し、
その方々も含めて、犠牲者がこれ以上もう出ないことを、
心より祈っております。

2011.3.15  
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