鈴ヶ峰縦走
朝7時ちょうどののぞみで東京に帰る遠来の友を広島駅で見送りました。

昨夜はアルコール潤滑油をたっぷりと摂取しながら
心置きなくいろんなことを語り合い、心をしっかりとリフレッシュすることができました。

「今度は東京で・・・」
長い付き合いの友は貴重な財産です。

彼と別れた後、数時間家で爆睡し、
近所のラーメン屋でにんにく入りのラーメン定食を食べ、
いよいよ本日の行動開始です。
今週のなかごろまでは今日、土曜日の天気予報は「雨模様」だったのですが、
なぜか直前になって「曇りのち晴れ」と変わり、とても得した気分です。

家から市内中心部、紙屋町まで自転車で行き、
そこから市電に乗って井口(いのくち)駅に向かいます。

市電を降りて海の反対側北の方角にちょこっとそびえているのが鈴ヶ峰(320.6m)、
ここから北へ鬼ヶ城山、柚木城山、大茶臼山と進んでいくのが
本来の縦走コースなのですが、
途中の景色がイマイチなので、今日は鈴ヶ峰から美鈴が丘、山田団地、五月ヶ丘と
団地縦走コースを行くことにします。

団地の中は歩きやすいですし、庭先の花などを眺めるのもまた楽しいものです。

井口駅から約30分で鈴ヶ峰の頂上に、
ここから広く瀬戸内の景色を望むことができます。



能美島、宮島が手の届きそうなところにあり、いつもながらの瀬戸内の絶景です。

鈴ヶ峰を美鈴が丘に向かって歩いているといたるところに倒木が目に付きます。



先日の台風18号で倒されたものと思われます。

広島県内の山には、13年前の台風19号によって倒された数多くの樹木が、
いまだ深い傷跡としてそのままの状態で残っています。

この度の台風でそれが更にひどくなっているのでしょうか。
心配になってきました。

美鈴が丘に入っても、屋根瓦が飛ばされ、
ブルーシートで応急処置をしている家が時折見受けられます。
広々とした山の斜面に位置する団地ですので、さぞ強風が猛威を振るったことでしょう。

人通りのないきれいな道を歩いていくのは楽しいものです。
団地から外れると道沿いには畑があり、柿がなっていたり、
彼岸花が咲いていたり、もうすっかり季節は秋に変わっているのですね。
まだまだ真夏日ですが・・・。

このコース、たしか昨年も歩いたことがあったはず、
いつ頃だったかなと考えてみると、すぐに思い出しました!



ちょうど一年前です。
目の前にあったイガイガの付いた栗を面白半分に思いっきり力を込めて踏みつけました。
そうすると足の裏に激痛が、
なんと履いていたボロ靴の裏が磨り減って穴が開いていたのです。

痛みを伴った記憶というのは、しっかりと脳裏に刻み込まれているものです。
これって人生訓だよね。(^o^; アハハ

団地縦走コースは約2時間、
足元のいいコースは、回りの景色をしっかりと眺めることができ、
山道を歩くのとはまた別の楽しみがあります。

終点五月ヶ丘のバス停の目の前は、幸か不幸かお酒屋さん。

そうなると当然こうなってしまいます。



渇き切ったのどに美味しいビールが染み渡ります。
「生きててよかった〜!」

お蔭様で、今日も佳き一日でありました。

2004.09.11 Saturday


ひとつ前へ ホームヘ メニューへ 次へ