日浦山登山

今日の降水確率は７０％、せっかくの日曜日ですが、あいにくの予想天気です。 けれども午後になっても空はスッキリ、一向に雨が降りそうにありません。 こうなったらじっとしてはおられません。 リュックを担いで自転車に乗り外に飛び出しました。 行き先は日浦山（３４５．９ｍ）、家から自転車で３０分ほどの海田町にある小さな山です。 ふもとにある大師寺から墓地の中を通って石段を上がっていきます。 もう夏も終わりだというのにツクツクボウシが最後の力を振り絞って 一生懸命鳴いているのがけなげです。 「セミの命は短くて・・・」 ツクツクボウシさん、また来年お会いしましょう。(^-^)/~~~ 登っている途中、先週土曜日に登った呉娑々宇山が左手の方に見えます。 頂上からは瀬戸内海が一望できます。 遠くかすんだ先には先週自転車で走った能美島が、 「思えば遠くに行ったもんだ」 ここから見ると、島までの距離がよく分かります。 どこの山でもそうですが、頂上から遠くを見渡すと、 今まで登った山がたくさん目に入ってきます。 昔登った山を見ると、当時の記憶がよみがえってきます。 一緒に登った仲間のこと、その日の天気、その頃の仕事、悩み、・・・ 街の喧騒から離れた自然の中、遠くの山を眺めながら思い出に浸る。 素晴らしき「心の旅」です。 今回は水筒を持っていかず、水分は頂上でリンゴを一個食べたきりです。 下山してから自販機で５００mlのペットボトルのお茶を買いました。 けれども冷たいそのお茶一本をなかなか飲み切ることができません。 ずいぶん涼しくなったのです。 小さな秋を見つけました。 2004.09.05 Sunday