宮島弥山登山<5> |
先月に引き続き、今日もまた宮島の弥山にやってきました。 弥山登山は何十回目でしょうか、 もう数え切れないぐらい来ている気分ですが、 安芸の宮島は訪れるたびに心をリフレッシュさせてくれます。 今日は “今年の紅葉は特にきれいだ” という噂を聞きつけ、 一眼レフカメラを担いで宮島上陸です。 三日ほど前は広島市内でも粉雪が舞うぐらいの厳しい冷え込みでしたが、 今日は好天に恵まれ、 上は薄いウインドブレーカーを一枚羽織っただけ、 そのウインドブレーカーも登っている時はリュックにしまったままでした。 天気はよかったのですが、 肝心の紅葉谷の紅葉はすでに色褪せはじめていて、 もう少し早く来ればよかったとちょっぴり後悔しました。 それと張り切って一眼レフカメラでバチバチと200枚以上写真を撮ったのですが、 帰りのJRの中で撮った写真を確認している時、 一週間前にカメラを使い、その時に感度の設定をISO1600という高感度にして、 そのままの状態だったことに気がつきました。 w(*゚o゚*)w 一応きちんと撮れていることは撮れていますが、 ほんの少し高感度撮影独特の粉っぽさがあります。 (T△T) まあ、ウェブ上ではほとんど分からない程度ですが ・・・ 。 今日は解説少なめ写真多めで安芸(秋)の宮島の風景をご紹介いたします。 いつものように桟橋から左手に進み、紅葉谷を目指します。 紅葉谷は名前の通り、真っ赤に色づくモミジの木でいっぱいです。 きれいに色づいた木もありますが、すでに色あせ、散ってしまったものもありました。 紅葉した木々の間を大勢の観光客が行き交い、 今日からの連休が、たぶん一年で最も人出の多い時期でしょう。 落葉したモミジが厚い絨毯のように広がっています。 降り積もったモミジを見ていて、春の桜シーズンの終わりを思い出しました。 春は桜が散り、秋はモミジが散り、季節は巡り巡っていくのですね。 紅葉谷から弥山頂上を目指すコースは、 本格的な登山スタイルをした人たちがたくさん登っていきます。 そうかと思うと、若い人たちのグループが、 コンビニ弁当の袋を片手にぶら下げて普段着のまま登っていたりして、 十人十色、スタイルはみなそれぞれです。 弥山の登山道はきれいに整備されていて、軽装でも十分に登ることができます。 登っている途中で、背広に革靴姿の男性とすれ違いました。 (^◇^) 紅葉谷から弥山の頂上までは2.5キロ、 頂上まであと700メートルほどになると稜線にたどり着きます。 ここまで来ればあともう一息。 この瀬戸内の風景を眺めると、宮島に来てよかったといつも思います。 大聖院の霊火堂も大勢の人たちで賑わっています。 弘法大師空海さんの灯した火でお線香やろうそくに火をつけます。 今日は霊火堂の中に入るのも、 ちょっとタイミングを見計らわないと入りにくいぐらいの人出でした。 お線香は燃えて灰になるにつれ “南無不動明王” の字が浮かび上がってきます。 このお線香は箱入りのものも販売されていて、 お土産として買って帰ることもできます。 頂上付近にはいたるところに石仏が奉ってあり、 こんなものまで ・・・ 。 (*^・^*) 誰がお賽銭を上げたのでしょうか? 可愛いですね。 ^^☆ 台風で倒れた木を迂回して頂上を目指します。 頂上は満員御礼、これまで来た中で最も混み合っているかもしれません。 今日のお昼のドリンクは温かいホットココアです。 疲れた時は甘い飲み物が体にしみます。 向こうに見える駒ヶ林もたくさんの人が行っているようです。 しっぽりと全身が濡れている水かけ不動さん、 赤い色が目に鮮やかです。 今回は無残な大聖院ルートを避け、 大元公園に下りるルートを歩きます。 大元公園ルートはとても地味です。 宮島は美しい厳島神社、大鳥居がある雅(みやび)で陽性なところで、 紅葉谷ルートはまさにそういった雰囲気が漂う明るく華やかな登山道ですが、 この大元公園ルートは、ごく普通の山の登山道と変わらない 質素で陰性な空気を感じる山道です。 けれどもふもとの大元公園が近づくにつれ山道は明るい空気に包まれ、 色づいた木々がいたるところで目に付くようになりました。 今の時期の紅葉は、紅葉谷よりも大元公園の方が美しいようです。 地面に落ちているモミジも紅葉谷のものよりもイキイキとしています。 観光客も少なく、落ち着いた佇まいで、清涼な空気を感じます。 この時期にきれいに咲く花は貴重です。 鹿ものんびりとしています。 これは何という木なのでしょう。 色づいた葉っぱはモミジと同じ形ですが、大きさが一回りビックです。 猿回し、懐かしいですね。 近づいて撮ろうかなと思ったら、 写真撮影一回100円、記念写真は500円と書いてあったので、 早々に引き上げました。 千畳閣と真っ黄色なオオイチョウ。 今度は春の桜シーズンに写真をたくさん撮りに来たいですね。 あの時期は忙しいので、どうなるか分かりませんが ・・・ 。 また来る時までお元気で。 (^o^)v 2008.11.22 Saturday |