宮島弥山登山<2>
今日は先週に引き続き宮島の弥山に登ってきました。

二週続けて同じ山というのは、今回が初めてです。
紅葉がちょうど見頃を迎えたということですし、友人と会う用事もあり、
一週間でどれだけ葉が色づいたのか、
それを楽しみに再び宮島に出かけてきました。

今日もフェリーは観光客でいっぱいです。

桟橋に着き、先週と同じルートで紅葉谷に向かいます。

途中桟橋から歩いて2分ほどのところに思い出のマンホールがあります。



昔電話線の関係の工事をしていた頃、このマンホールの蓋の高さ調整をしました。
いつ来てもその当時のことを思い出します。

広島県内、いたるところに思い出がいっぱいです。

紅葉谷へと向かう途中、色づいている葉が目立つようになってきました。



先週と比べると、確実に紅葉が進んでいるのが分かります。

のんびりと30分近く歩いて、紅葉谷に到着です。



赤が色鮮やか、まさに見頃を迎えたといった感じです。
大勢の観光客が、カメラのシャッターを押しています。



けど、しかし、まだ色づいていない葉もあるし、
色づく前に枯れて落葉していしまっているものもそうとうあるようです。

昨年の病気と今年の大型台風の影響でしょうか、
数年前までの「絢爛豪華な雅な世界」とは少し違う感じです。

この紅葉谷からが本格的な登山道です。

今日もタッタカタッタと軽快な足取りで、大勢の登山客を抜き去りながら登って行きます。

まったく疲れ知らず、こんなに元気でいいのだろうか、
ただ健康な身体に感謝するのみです。

「こんにちは〜!」
山ですれ違う人たちには、必ず声をかけるようにしています。

今日はいつもより元気よく、ハリのある声で、お腹の底から声が出ます。

すると相手からの返事もいつもより元気いっぱい返ってきます。
楽しいですね。

途中立派な一眼レフのカメラを首から提げた登山者と出会いました。
「いい写真撮れましたか?」
「今日はかすみがかかってるし、台風でグチャグチャになってて、 さっぱりですは」
とのことです。

本当に今年の台風はすごかったですから、
なにせ風速60メートルだったのですから。

あっという間に稜線までたどり着きました。
今日はいつもより距離が短く感じられました。

今日も頂上すぐ下の大聖院霊火堂で休憩です。
薄暗いお堂の中に入り、リュックを下ろすと、
リュックの背中にあたるところから白い蒸気が上がっています。
汗をしっかり吸い取ってくれたようです。

肩にかけるベルトには白い塩分が浮かび上がっていますし、
一度洗濯をしてあげねばいけません。

霊火堂から5分で頂上です。



今日はたしかに少しかすみがかかっています。

駒が林の方に向かってシャッターを押しました。
遠い昔、このあたりは合戦の舞台となっていたところです。

頂上で待望のお弁当です。



「本日のスープ」は、4時間炒めてつくったオニオンスープ
ちょっとカレーっぽい味でしたね。

お弁当は、セブンイレブンの巻き寿司とカレーパン、
セブンのおねーさん、お箸は必ず入れとこうね!(^∧^)

毎度心の痛む松くい虫による枯れ木群です。



今年の台風でよけいひどくなったのかもしれません。

この姿を見ると、いつも象の墓場を思い出します。
いつか元の青々とした木々の姿を取り戻してくれることを祈るのみです。

少しずつ下の方に降りていくと、ふもとの大聖院から腹の底から搾り出すような
独特な読経の声が聞こえてきます。



そういえば今日は大きな法要があるということを、インターネットで目にしました。

大聖院の近くまで降りると、紅葉の美しいスポットがありました。



この近くには白糸の滝もあり、空気がとても澄んでいるのを感じます。

その先には倒木が、



この様な倒木はいたるところで目にします。
巨大な樹が倒れ、石段もめくれ上がっています。

大聖院に入ると、護摩焚きをしていました。



ラマ教(チベット密教)のお坊さんたちが読経のリズムに合わせ、
たくさんの護摩木を火の中に入れています。

正式名称「チベット密教息災護摩供」と呼ぶのだそうです。

昔チベットへ行った時のことを思い出します。
チベット寺院はどこもヤクの油を燃やす匂いが充満していました。

旅の思い出、けっこう匂いと結びついていることが多いものです。

護摩焚きを囲む輪の中に、往年のアイドルグループ
「ジュンとネネ」のネネさんを発見。



声をおかけして、写真を撮らせていただきました。
ネネさんご一行、真ん中がネネさんです。

昨年あったかぽけっとさんで歌を聴かせていただきました。

昨日知り合いから、ある会でお話を聴かれて、宮島でもコンサートをされるという情報を
お聞きしたばかりでしたので、ビックリしました。

宮島では昨日コンサートがあったそうです。
ネネさん、とても感性豊かな素敵な方です。

お土産物屋さんが並ぶ商店街を歩き、その一番桟橋よりの方に
友人が開いている「にぎり天屋」があります。



串に刺した揚げ天ぷら、一本300円でいろんな種類があり、
いつも大人気で、もはや一種の宮島名物となっています。



にぎり天(ちょっと食べかけ)と労働に汗する二人です。

手前が向井田氏、奥がバイトのニーチャン、
まったく休む間がありません。
ゴクローサンです。

知り合いのテキ屋さんのところにも行ってみました。



にぎり天屋さんから桟橋に向かって100メートル、
「ホテルみや離宮」(旧かめ福)の正面玄関前です。

橘高(きったか)さんとというご夫妻がイカ焼きとポテトを売っています。

奥さんは、少し前に心臓を悪くされました。
あまり無理ができないようです。
どうかお大事に。

大好きなポテトをご馳走になりました。
ありがとうございます。ヽ(^o^)ノ


安芸の宮島、さすがは日本三景世界遺産
楽しいところが濃縮されたとてもいいところです。

次に訪れるのは花見の頃でしょうか。
いつもいつも楽しい思い出に感謝です!ヾ(´ー`)ノ

2004.11.20 Saturday



ひとつ前へ ホームヘ メニューへ 次へ