愛と奇跡の人 小野春子
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2008年8月28日<4>

***** 休憩時間 *****

講演に行くと、私もてるんですよ。(笑)
男性の方達から抱きつかれて、女性からも手を引っ張られて。

休憩時間も熱弁をふるっておられます。

9月に呼吸困難を起こしましたよね。
これが1999年10月、一度死にました。
一時間呼吸停止、心臓停止、娘は葬式の支度をして、今から遺体を取りに行きますと、
そういう状態だったんです。
二度目の心臓停止も一時間後に回復しました。
一度目は霊界、私を案内してくださったのはアロンという方、モーゼのお兄さんです。
神がアロンを一番最初に「あなたを祭司にしますから」とおっしゃった。
まだその前に祭司はいましたよ。
でもそういう召命を受けて、レビ族として一番最初はアロンです。
そういう方が私を霊界に連れて行ってくれたわけです。 二度目の呼吸停止は、最初のがんの手術を受けた時の朝のような真っ白な超次元空間、
あの時と同じずーっと高いところから下界を見下ろすことができました。
私たちは、亡くなった方には手を合わせます。。
これは普通の人でもできる。
でも一人の看護婦さんの様子を私は見ました。
と言うよりも、見せられたのです。
人間の裏表を知りました。
神は人の中を見られますから。
死体をバーッと蹴ったり、枕を取って投げたり、・・・そんな様子が見えるんです。
病室に映った光の十字架を、プロのカメラマンの方が撮っても写らないんです。
名誉欲がありますから。
この写真は私の向原の知り合いの方が撮ってくださいました。
これはちょうど12月24日、クリスマスイブの夜、午後6時になるとピターッと壁の中から光の十字架が現れてくるんです。
翌朝5時まで現れています。
クリスマスより翌年2000年4月イースターまで、同じ時間、毎晩出現いたしました。

みなさん、小野春子さんのお話に耳が釘付けです。


***** 質疑応答 *****


● これまで4000枚の色紙を、ほとんど手の動かない状態から画かれたとのことです  が、その苦労話をお聞かせください。

花の絵の色紙は、全身麻痺の時から画きはじめました。
手も上がらないでしょ、寝たままですから。
ベッドに寝たまま、手に弾力包帯を巻き、そこに看護婦さんが色鉛筆を入れてくださるんです。
腕の下にクッションを入れて、色紙は譜面台があるでしょ、そういうのを作っていただいて、そこに固定してもらったんです。
だからそこに届くようにと、一生懸命手を伸ばして画いたんです。
一本の線が画けるまで二ヶ月かかりました。
線を引くだけですよ。
二ヶ月かかって、一本の線が引けた時の喜び、どう思われますか?
ほんと、忘れられませんよ。嬉しくて嬉しくて・・・。
それから次は何に挑戦したか、三角です。
三角が画ければ四角は画けます。
その三角も二ヶ月です。
で丸に挑戦しましたが、丸がなかなか画けないんですよ。
上から下に丸く、が画けないんです。
下から上には画けるんです。
いったん下に下がった腕を、再び上に上げるのが難しいんです。
今でもそうです。

全国の方達に、今まで4000枚の色紙を画き、送り続けました。
もちろんその方のお好きな花です。
花の絵っていうのはいいんです。
好きな花は心を和ませます。
ご自分の好きな花、目の前にいけていてもいいじゃないですか。
そして色、色はストレスの解消になります。
そういう面からね、その花の色、そして言葉は、落ち込んだ人を勇気づける、力を付ける、そういう支えになります。

「病歴一覧表」に、「火の玉が身体の中に入る」と書いてくださってます。
その時からです、絵を画きだしたのは。
私は朝日を見るのが大好きです。
この中でイライラしたり、落ち着かなかったり、あるいは眠れない人がいたら、朝日を見てください。
朝15分間見るだけで、10日たったらきれいに治ってます。
うつ病の方が朝日を見られたら効果てきめんです。
絶対に治るんですよ。
この太陽の光っていうのは、今の時期でしたら10時ぐらいまでですよ。
それ以降は太陽の光が強くなりすぎます。
今は10時でもきついかもしれませんね。
冬でしたら10時までの太陽の光、これをずーつと体に浴びる。
で私はいつも山の方から昇る太陽を見ていました。
N病院の時もそうです。
朝看護婦さんが山から昇ってくる太陽が見えるところに連れて行ってくださるんです。
今は建物があるから山は見えませんけれども、昔はないからよく見えていたんです。
そして大学病院に替わる時に、朝日が見える部屋に入院させてくださった。
婦長から婦長に伝言があったんです。
だから私は寝たままでこの絵が画けたということです。

大学病院の病室より黄金山を望む。

これは昔の西病棟からの景色です。
今はありませんけど。
そこから太陽を見ている時に、あの太陽の昇る姿にすごく力をもらうんです。
太陽が昇るところを見られたことありますか?
あのね、半分出るんです。半分だけ出て、あとは徐々に徐々に昇るんじゃないんですよ。
半分出て、そしてブルブルブルブル震えるんです。
あれ、なんで震えるんだか私にも分からないんですが、気圧とかの関係でしょうか。
そしてしばらくブルブルとした後、ポーンと飛んで出るんです。(笑)一気に。
沈む時も同じです。

私がなぜ朝日を見だしたかというと、ドイツにボンフェッファーという神学者がいました。
ドイツの神学者であり牧師ですが、その人がナチに追われてアメリカに逃亡したんですが、また再びドイツのベルリンに帰りまして、自分の同胞たちを助けるわけですね、死ぬまで。
その人が明日死刑になるだろうというのは自分で分かりますから、ナチの収容所、アウシュビッツ収容所ですか、そこでみなさんに
「明日の朝昇る太陽の中に、私はイエスとともにいる」とおっしゃったんです。
そして明け方の4時に銃殺になりました。
そのボンフェッファーの書が、私を今の信仰に導いてくれたのです。
もう一人は日本にいらっしゃいます。
ここに妹さんがいらっしゃいますが、森野善右衛門先生、この方がボンフェッファーの翻訳をされており、ご自分の書かれた信仰書を含めて、たくさん本を私にくださいました。
このように、森野先生からボンフェッファーの学びを、更に先生の書を通して信仰を深めさせていただいたんです。
元東北学院の神学部の教授、今は引退していらっしゃいますが。

そして私が朝日を見ながら、「私もあの太陽の中に、イエスとともにいる」とつぶやいたとたん、太陽が山から飛び上がった瞬間、太陽が私めがけて飛び込んできて、座っていたベッドから落っこっちゃったんですよ。
私から見れば、太陽が私に激突したんだと思っています。
そしてその時から、いろんな力が出てきだしたんです。
三次元的ないろんな障害物がなくなります。この世界が超次元の世界になります。
それから絵を画きだしたんです。

「自分の体をもって、神の栄光を現しなさい」
              (Tコリント 6:20)

こういう啓示を受け、一週間ベッドで考え続けました。
そして再度啓示を受けました。

「神は私たちを通じて至るところに、キリストを知るという、
  知識の香りを漂わせてくださいます」
               (Uコリント 2:14)

香りを漂わせる・・・、それはなにか?
私は花が好きでしたから、花というのがすぐにピーンときました。
香りの高い花、その香りが高いというのは、その人が最も愛する花が一番香りが高い。
香りがあるのはその人しか分かりません、好きな人。
それから画きだしたんです。
そして現在4000枚、私の手元にも1000枚あります。
で部屋に展示してあるのが100点ぐらいですね。

小野春子さんの色紙  小野春子さんの色紙

※ 小野さんは、膠原病の副作用で全盲となった四ヶ月間も、ベットの前に花を置いてもらい、
  絵を画き続けられました。
  当時入院されていた病院の院長先生方は、心眼、または神眼で画かれていると評されました。
  小野さんは現在両目とも視力1.5、老眼もありません。



● 3点セットは、直接食べるのではなく、ミキサーにかけなければダメなんですか?

なぜ直接食べるのではなくミキサーにかけるのか、それには理由があるんです。
いいですか?野菜をこんなどんぶり一杯食べられますか?
食べられるなら食べてください。よく噛んで。
ね、そうでしょ?それだけ大量の野菜を摂りなさいということです。
作ってみられたら分かります。
こんな大量の野菜でも、ミキサーにかけると、あっという間に小さくなります。
それをなぜ水で薄めて飲むか、人間はほとんど水分で生きていると言ってもいいでしょう。
人間の体はすべて水でコントロールされています。
だから水分の補給にもなり、ミキサーにかけた泥状を直接飲むよりも吸収率が高いんです。
だからこれを三度三度、普通のグラスは180cc入ります。
健康な方は朝一回、または朝夕二回で結構です。
これはちょっと大きいので200ccほどありますが、これにだいたい半分で100ccですね。
青い泥状のジュースを100cc〜120cc入れます。
そして水をいっぱいまで加え、それを二杯飲みます。
ですから青ジュースだけで400cc飲んでいます。
けど本体は半分ぐらいですよ、でもある時には6分(120cc)入れることもあります。
上だけを水と混ぜて飲む、あとまた水を加えて飲んでますしね。

水分をしつかりと摂る。
水分をしっかり摂ることは、健康の基本でもあります。

● 作り置きはできるんですか?

作り置きもありますよ。私は3〜4日分作っておきます。
その代わりしっかりとフタをしたガラスの容れ物にいれてください。
そして冷蔵庫に入れておくんです。
ミキサーにかけたものは凍ってもまったく問題ありません。
生の野菜のままでは凍らせてはダメですけど。
● それを水で薄めるんですか?

はい、スプーンで200ccのコップに100cc〜120cc入れ、
水をいっぱいに加えます。
味わって飲むものじゃありませんから。
グーッと、男性がビールを飲むように、一息で飲んでください。

● 他にご飯や食事は召し上がらないんですか?

私はいただきません。
この3点を食べたら、結構お腹が大きいですよ。
だからこの3点を食べて、ご飯を食べる女性は大丈夫っていうか・・・。
もしどうしても食べたければ、食パン一枚ぐらいですかね。

※ 3点セットの資料に、小野さんの一日の食生活の内容が書かれています。

それと牛乳を飲んでいる方は、牛乳をできればやめてください。
私のところに、牛乳が好きで、頭が痛い痛いと言われる方が来られるんですよ。
牛乳を豆乳に代えるだけで、一週間から10日で頭痛がなくなりました。

● 野菜だけの食事だと、カリウムが多すぎて、ナトリウムや塩分が不足するのではないですか?

健康体でも塩分過剰になると高血圧になります。
高血圧の方を見てごらんなさい、お漬け物でも塩辛いものをバリバリと召し上がる。
辛いもの、一番の害は塩分です。
特にがんをわずらっておられたら、塩分はがん細胞を増殖させますよ。
だから私はまったく使いません。
煮物に使う場合でも、2g使えばいい方です。一日2gも使いません。
食物には塩分が含まれていますから。果物にも野菜にも。
ただし夏場、汗を大量に出す時は別ですが・・・。

● 甲田式療法というのは、定期的な断食と、朝食は必ず抜きますが・・・?

それは私のモットーからははずれます。
日本人というのは、朝食は簡単にすませて、夜がすごく豪華でしょ。
それは体のためによくない。
私は朝を十分に摂って、もし抜くんなら夜を抜いてほしいぐらいです。
だから夕食は簡単に。
それと甲田式は野菜の水分だけを摂っています。泥状にはなってません。
それと断食といっても、野菜ジュースは飲んでいます。
まったくの断食じゃないんです。

● 野菜、根菜類の割合は?

それは適当にやってください。
これは何グラム、あれは何グラム、そんなのは関係ありません。
そんなことこだわっていたら作れません。
15種類の食材ですよ、それをいちいち量っていたら一日かかります。
目分量でいいんです。
とにかくまんべんなく一緒に摂るということです。
食材は少なくても5種類は入れてください。

● 小野さんは広島ご出身ですか?

はい、生粋の広島人です。

● 原爆には遭われたのですか?

はい、原爆も体験してます。
ちょうど15歳の学徒動員です。
原爆の下もくぐり抜けました。銃爆撃も受けました。
艦載機で上からの機銃掃射、その中をくぐり抜けてます。

● どこに住んでおられたのですか?

広島と呉を行ったり来たり、呉は海軍工廠(かいぐんこうしょう)がありますから、私は鋳物実験部にいました。
広島にはしょっちゅう来ていて、ちょうど原爆の日も広島駅に来ていました。
原爆が落ちたのが8時15分です。
広島駅はいろんなとこから列車が来る放射線状になっていますでしょ。
8時10分前後には、呉線、本線、可部線、芸備線、全部の列車が一斉にホームに滑り込むようになっているんです。
それからみんなダーッと地下に降りたり、降りようとしてホームにいたりする時間です。
その時にピカーツですよ。
私より2つ下の従兄弟も西練兵場で亡くなりました。
それから四十日間、原爆ドームから350mのところにある本川小学校で自ら怪我をしながら看病をして、死体を何十、何百と・・・。
あそこの運動場に穴を掘って、重油をかけ、男子生徒が上から火をつけました。

● キリスト教に出合われたのは?

キリスト教は小さい頃からです。15歳ぐらい。
その頃は聖書の小さいのを救急鞄に隠して、防空壕の中で読んでいました。
憲兵がいるでしょ、憲兵に見つかったら引っ張っていかれますから。

● ご両親もクリスチャンでいらしたのですか?

母がクリスチャンでした。
父は仏教徒です。
母がキリスト教関係の学校を出ています。

● 最初の臨死体験で、黄泉の国に行かれた時の様子を、よかったら教えてください?

みなさんどうですか?(拍手)
一度お話ししたことがあるんです。
聞きたくない人もいるんですよ、だからその時は座をあらためました。
大丈夫ですか、みなさん。(はーいと大きな拍手)
本当にいいですか?(拍手)

めったに話をしませんけど、だけど言いましょう。
いわゆるこの世で私たちは肉体を持っています。
で五感を持っていますよね。
その五感は何を作りますか?
感情を作るでしょ。
感情はすぐバーッと浮いてくるものじゃありません。
目で見て、あっイヤだ、心の中で感情がイヤだイヤだイヤだ、見たくない。
そうでしょ?耳で聞きますね、あれ、あの人私の悪口を言っている、あの人の前はイヤだ、これも感情のひとつ。
触るのもそうです。
五感を通して感情が作られます。
だから心ですよね、感情は。

私の孫が小さい時に、私がお風呂に入って
「気持ちいいわよね〜」って言いましたら、その子どもが
「気持ちちょうだい、おばあちゃん」て言うんですよ。
気持ちちょうだい?私何か言ったかしら?
今気持ちいいって言った、お風呂上がりだからね、その気持ちをちょうだいと言う・・・。
出せるもんじゃない、「は〜い」なんて取り出せません。
心でしょ、心は目に見えない、肉体に付随している、感情を作る、それが行動に表れる。
言葉になって、みなさんと刺激し合ったり、仲良くなったり、いろんなことをします。
その心です。
いいですか?心は肉体が死んだら一緒に死にます。無くなります。
なぜなら五感が作り出しているのですから。
私たちが死んだら肉体はどこに行きますか?
火葬場に行くじゃないですか。そこに心が残るわけない。

その心の奥に魂があります。
いいですか?この魂は死んでも残ると言われています。
そしてその魂の奥に霊があるんです。
分かりますか?魂と霊の違いが。
魂はさまよう、だから死んで一週間以内は家の周りをさまよって、法要しなければならないとか、いろいろあります。
その魂の奥に霊があるんです。

霊はさまよいません。
けどその霊が、生きている間に大きく成長するかしないか、そこなんです。
魂の奥に霊があり、その霊が命を持っているんです。
一番はじめに言いましたでしょ、人間は土から作られ、鼻の穴から神が聖霊を吹き込まれ、そして命が宿った。
これです。分かりますか?
この霊、みなさんの中にあるこの霊を、生きている間に豊かに成長させるということに、永遠の命があるんです。
だから人間肉体は滅びても、永遠の命は絶対に死ぬことはありません。
だから私は死を恐れないんです。分かりますか?
死は最終的なものではない、肉体がダメになるだけ、そして私たちは肉体がすべてではない、そうでしょ?

肉体がすべてだったら、私はここに立って、こうして歩いているわけはない。
私の存在は、霊が肉体を支えている。
でも肉眼で見る場合は、肉体がなかったら、みなさんとこうしてお会いできません。
だから肉体があるということはたしかです。
その霊をみなさん全員が持ってらっしゃるんですから。
その霊を生きている間に豊かにしてください。
向こうは魂の国とはいいません、霊界といいます。
そうでしょ?

私は信仰を持ちなさいというのではないんですよ。
自分が信頼できていれば、霊は豊かに成長することができるんですからね。
日常の心がけだけで、必ずしもあれをしなさい、どこかに行きなさいということはないんです。
でもあえて言えば、信仰を持ってくださいと願っています。
信仰とは、信じて仰ぎ見ること。
「希っている事柄を確信し、まだ見えない事実を確認することです」
                            (ヘブライ 11:1)

目に見えるものに希望をおくのではなく、目に見えないものに希望をおくのです。
そこに内なる人が清められて、霊は豊かに聖霊の導きによって成長していくのです。

その霊界、4つの段階があります。
一番下は、真っ黒い煙と真っ赤な炎で包まれた第一段階。
そこへ行って、さらに4つに分析して帰りました。
ひとつはですよ、ちょっとむごいことを言うようですが、湖というか、泥沼です。
その中を何かが泳いでいました。(第一段階の1)
なんだろう、泥沼の中だからワニかカバか・・・、そばに行ってじーっと見たら、淵のところにしがみついてキョロキョロキョロキョロ、絶対に人間の顔です。
でもその人間の顔が正常ではないということ。
なぜ上がってこないんだろう?上がれないんですよ。
ちょうど魚が淵のところに来てアップアップしても上には上がれません、そんな感じです。
よく見れば手足もあります。
でも上がってはこれない沼地の人間。

その体は霊体といいます。
私たちは普通の人体です。
こちらは肉体があって中に霊がある。
向こうには霊が行くから、それにふさわしい体ができる、これを霊体といいます。
その霊にふさわしいんですよ。
いいですか?この世でいかに顔が醜くて、怪我をして手足を取られる、あるいは顔を手術して半分ない、世にも醜い姿であっても、その霊が素晴らしい霊であったら、向こうではそれにふさわしい霊体ができるんですよ。
地上にある時、自分のために生きてるんじゃない、あなたのために生きてるんだ。
あなたに何をしてあげられるか、こうしてくださいと言われたら、我が身を削ってでもその人のために幸せを・・・、その思いが、行動が、祈りが、霊を豊かに成長させ、地上の生活を終えた時、霊は霊界に行って霊体となる。

本当に正常なところは、霊界の三段階、四段階です。
すごい紳士淑女たち、こういう人たちが世の中にいるのかな?というようなところですよ。

一番下の沼地の世界でも、その次の段階(第一段階の2)でははっているんです。
トカゲや蛇みたいに、エッ、なんで足があり手があるのに、立って歩かないんだろう?
シヤーシャーシャーシャーとはうんです。
その次(第一段階の3)は四つ足、動物です。
尻尾があるのかなと思って見たんですが、ありませんでした。
次(第一段階の4)は立って歩いています。
ここは第一段階の一番いい状態にあるんでしょう。二本足で立ってますから。
でもその人たちの顔を見ます。
顔がちょうどピカソの絵、分かりますか?
右と左がずれていたり、顔が半分無くって後ろにいって・・・。
エツ、どうなってるの?って思いますが人間です。
一番下はこんなふうに4つに分かれるます。

それから二段階目、ここは普通です。きれいです。
青々とした野原、けれども花はそこには咲いていませんでした。
人影もまったくありません。
小鳥はさえずっていました。
晴れやかないいお天気でした。

それから次に行きました。
そこを三段階目と四段階目に分けたわけなんです。
私はその中段に行きました。
中段に連れて行かれたのは、そこからは上(四段階目)も下(三段階目)も見ることができるからなんです。
上は素晴らしいですよ。
上に行かれないんですかって言ったら、パッと上がりましたね、瞬間的に。
アロンが私を支えてくれて、抱いてくれるんですよ。
それであっという間に上の世界です。
すごいです。見たこともないような大きな建物、後で調べてみましたら、黙示録に出てきています。
黄金の、ダイヤモンド、サファイヤ、ルビー、そういったものでキラキラキラキラ輝いています。
その明るさ・・・、ものすごい光ですが、絶対にまばゆくはありません。
心まで研ぎ澄まされたような、きれいな、疑ってしまうような、こんなことあるんだろうかなって・・・。
そこへ行っている間は、自分が死んで来たという意識はまったくないんです。
体もそのままですから。

そこは花がきれいに咲いていますし、小鳥も飛んでいます。
その前に大きな宝石の塊のような建物があり、お庭があるんですよ。
そのお庭から私の間は、ずーっと草原のような感じ。
そしたらその建物の中から、2メートル以上もあるような背の高い白い衣を着た方が空中を歩いてこられるんです。
顔は光り輝いていてハッキリとは見えません。
ちょうどイエスが海の上を歩かれましたが、それとよく似ていますね。

その方がスーッとこっちに来られて、かなり隔てていますが、衣をサーッと上げて、手をあっちに行きなさいという感じで動かされるんです。
招かれているんでしたら、手を逆の方に動かして「来なさい、来なさい」でしょ。(笑)

だからよかったわけです。
だまったまま。ニコーッと笑ってね、三度。
あのね、三度というのは特徴なんです。
聖書の中を見ましたら、3、4、7、・・・7は最高の数字です。
そして三度というのは、イエスが語られる時三度、あらゆるところに三度というのが出てきます。
三度、まだ来るべきじゃありませんと・・・。

目を閉じた瞬間、パーッとベッドの上でパッチリです。
それで主治医たちがエーッとこうやってのぞき込んでらっしゃいました。
これがその写真です。

小野春子さんの病院での写真等。

以上です。(拍手)


● もし小野さんが51歳の時に病気にならなければ、現在の人生はどうなっていたでしょうか?

変わっているでしょうね。
私は病気になったことをすごく喜んでいますし、最高に感謝しています。
だから「あなたはがんの末期です」と言われた時も、
「ありがとうございます。私にとって死はありません。
  死は私にとって凱旋門です」
と答えました。

どうです?だから今生きて、あと何年生きられるかは分かりません。
その死の門は必ずくぐらなければなりません。
私は御旗を持った勇者として凱旋していきます。(拍手)

だから死は私にとって喜びなんですよ。
考えをちょっと変えるだけで、死は喜びにつながる、みなさんにもそうあってほしい。
そしたら恐れることは何もないんです。
あなたの状態はこうですよ・・・、へっちゃらです。
私には死はありません。
こういうふうにならなければいけないんですよ。

私は難病の方にたくさんお会いしました。
けど難病があるわけじゃない、先生から難病で死ぬと言われても、死を選ぶのは自分自身です。
難病になった、それは先生が病名を付けたんであって、自分にとっては難病じゃない。
そうでしょ?難病は治らないんじゃないんです。
『治る』、確信です。
そして治してみせるという信念です。
悪いものは速やかに破棄する。
いいことは即実行する勇気と力、そしてそれを続ける努力、
この三つが自分を生かし(活かし)ます。

いいですか?そのためには何をしなさい、かにをしなさいとは絶対に言いません。
ただ治ると確信する。
これは病気だけじゃありません。
何にしろ、自分が事業を持っている、持っているのならそれを成功させる。
誰のため?
世の中のために!人のために!
そうでしょ?自分のためじゃないでしょ?
その事業を興して成功するのはあなた方のため!
より多くの人が富める、お金じゃなくて心が富める人を作るために費やす。
それが第一ですから。
だから皿洗いからはじまり、あの松下幸之助さんだってそうですよね。
電球一個から今の松下電器を作っていったんですよ。
そこです。絶対にできる。できないんじゃない。
できると確信をする。
そしたら、それに向かってやるという一歩を踏み出す勇気と力です。
そして途中で挫折しそうになります。
今の3点でもですよ、続ける人が何人いますか?
一ヶ月やったけど続きません、続かないんじゃない、自分の努力が足りないんだ。
そうでしょ?
だから一歩を踏み出す勇気と力を持ってはじめたんなら、最後まで努力して続けなさいって言うんです。
事業だってそうです。
そうやって努力し続けるから大成するんです。
遊んで楽しんで美味しいものを食べ放題食べて、それで成功したり健康になったりするわけがない、そうでしょ?

その三つをキチンと心得て、明日からの生活の中で役立てていただきたいと思います。

そしてもうひとつは笑顔ですよ。
いいですか?
笑顔で、笑ってみてくださいよ。わーっと。(笑)
そうそう、その笑顔を忘れないこと。
朝起きたら、お家の人、奥さんならだんなさんに「おはようございます」、
だんなさんなら「さあ今日も頼みますよ」って、笑顔を奥さんに向けてください。
そこには夫婦げんかなんか起こりますか?(笑)
ねえ、笑って夫婦げんかする人なんかいないじゃないですか。
いいですか?
朝起きたらすぐに鏡を見て、自分の最高の笑顔を作っていくんですよ。
笑顔にもいろいろありますからね、横を向いたり、斜めになったり、どれが一番チャーミングか・・・。
そういう笑顔を作って、日々相手に差し上げてください。
必ず変わっていきます。

ありがとうございました。(拍手)

***** 花束贈呈 *****

佐伯さんのお嬢様から花束(花かご)贈呈です。

お花を片手に最後まで熱弁をふるってくださいました。 

いいですか?
がんばってくださいっていうのは、私にとって禁句なんです。
マイペースで努力し続ける。
自分のためにするのではなく、相手の幸せを願ってことをする。
この二つ、その一歩を踏み出したら続けてください。
そしたら素晴らしい人生のデザインがあとに残ります。
いいですね、素晴らしいデザインを残してくださいよ。(拍手喝采)

小野春子さん、素晴らしいお話、本当にありがとうございました。




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愛と奇跡の人 小野春子

Love & miracle Ono Haruko  .
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