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生命の時代<2>

対等な関係にある東洋と西洋の関係は、
対極的でお互いに補い合う相互補完的役割を担っています。

東洋 西洋
女性 男性
マクロ ミクロ
全体から個を見る 個から全体を見る
個々の繋がりを考える 個々の違いを知る
融合 分離
生命学 科学

繰り返しますが、東洋と西洋、どちらがいいとか悪いとかの善悪はありません。
どちらが優れているといった優劣もありません。

お互い性質が対極的で補い合える関係であり、
力関係が同等であるがゆえに共生関係が成り立ち、
いかに時が移ろおうとも規則正しくリズミカルな循環関係が続くのです。

前項のいつまでも左右に揺れ続けるヤジロペーの関係です。


この東洋と西洋の共生・循環関係を、過去の歴史を解析することによって
明確に導き出したのが、
偉大なる歴史学者故村山節先生の文明法則史学です。

文明法則史学 歴史の800年周期

村山先生が地球上において、東洋と西洋ふたつの極が、
800年という規則正しい周期で文明の盛衰を繰り返すという生命リズムを発見してから、
もう70年が経ちます。

その間村山先生ご自身、また多くの研究員たちが、
この生命リズムの検証にあたってきましたが、
細かい検証を積み重ねれば積み重ねるほど、
この文明法則史学で説く東洋と西洋の生命リズム、地球のバイオリズムが、
歴然とした事実として存在するという確証を深める結果となっています。

村山先生もご生前、
「東大、京大、すべての大学で歴史を研究しておられる先生方、
 この文明法則史学に誤りがあると思われるのならば、どうぞ申し出てください。
 私は堂々と受けて立ちましょう」
というようなことを話されていましたが、
もちろんこの文明法則史学に反論を申し出てきた学者は誰一人としていません。

それはそうでしょう、この文明法則史学が示す地球の生命リズムは、
公には認められてはいないものの、
誰がどの様に見ても揺らぐことない地球の生命法則なのですから。

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このような歴史的偉大なる大発見を前にしても、
多くの学者たちは、そちらに目を向けようとはしません。

理由はきわめて簡単です。
これまで学者たちが学んできた西洋的な学問体系は、
部分的事実を集積した科学的手法のみで構築されたものであり、
宇宙や大きな歴史の流れといったマクロスケールからすべての関係性を考えるといった、
いわば東洋的思考方法は未知の領域で、
いくら歴然たる事実を目の前に示されようが、一時的に思考停止状態に陥り、
意識的、あるいは無意識的にそういったものはなかったことにしようという思いが働くのです。

三猿

   真実があってもそれを見ざる。
      真実があってもそれを聞かざる。
         真実を知ってもそれを言わざる。


これはまさに日光東照宮に飾られている「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿状態です。


けれどもこれは無理からぬことかもしれません。
今は時代の大きな転換期、様々な価値観や概念が大きく対極に移り変わろうとする
パラダイムシフトの時です。

そのパラダイムシフトの中でも最も根本的なものが、
この、物事をパラパラにして細かく分析する西洋的ミクロ思考から、
すべてのものの繋がりの中に真理を見いだそうとする
東洋的マクロ思考への転換なのですから。

言うなれば、ひとつひとつジグソーパズルのピースを合わせるようにして
積み上げていった西洋科学的知識体系を、まったく壊すことなく、
そのジグソーパズルの裏側をのぞきこもうとする行為と似ているかもしれません。

地球のジクソーパズル

これは高い垣根を乗り越えるようにきわめて困難な作業ですが、
まず何らかの方法で第一歩を踏み出したならば、
後はなだれのごとくすべてのものの価値観、概念が大きく変わっていく可能性があります。

上の文明法則史学の図(文明総図)を見ていただければ分かるように、
今この時が、まさに800年間続いた西洋中心の文明から、
東洋を中心とした新しい文明に移ろうパラダイムシフトの時です。

文明の転換期に際して、私たちがしなければならないことは二つあります。
ひとつは、これから東洋の時代の価値観の中心となる生命思考というものを
しっかりと学び、生活の中すべてに活かしていくこと。
ふたつめは、西洋的、科学的思考偏重によって作り出された旧時代の価値観、体制、
そういったすべてのものを、最も自然な形で衰退、崩壊させていくことです。

過去800年ごとの文明転換期では、
下降線をとる文明は、民族紛争、民族大移動などの形で、
壊滅的打撃を受けながら崩壊していきました。

今この転換期で、肥大化した西洋文明が過去と同様の壊滅的崩壊への道をたどるとしたら、
それは人類全体の崩壊への道ということになります。
しかしそれだけはなんとしても避けなければなりません。

未来とは選択可能なものです。
私たちには危機を回避する知恵として文明法則史学というものを授けられ、
未来への選択権を与えられたのだと思います。

私がアメリカ政府の自作自演である9・11事件のことを声高に叫んでいるのも、
この危機回避の一環です。
  参照 ・・・ 9・11 事件の真相<2>


人類の明るい未来は、私たち一人一人の思いと行動にかかっています。

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