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ペコぱんだ

人間の身体はシンプルに見れば一本の管であり、
食べ物を入れる口から食道、胃、腸を通って肛門まで、
この管の周りに様々な臓器や手脚が付随していると考えることができます。

この管の流れを目に見える陽とするならば、
陰は尾てい骨から背骨を通って頭蓋骨に至る上下逆の流れで、
ヨガの世界では、ここをクンダリーニと呼ばれる精神エネルギーが
通る道筋であると言われています。
  <クンダリニー - Wikipedia>

この二本の中心軸は生命を司る根幹であり、
ですから思想家として著名な中村天風は、
この中心軸の下端である肛門を常に意識し、
そこに力を入れておくことの大切さをクンパカという言葉で繰り返し説いています。
  <船井幸雄.com 「クンバハカ」のおかげで自分の至らなさを知った>

この中心軸を鍛えることは生命力を高めることと直結し、
その方法として、特に下端である肛門付近と上端である口唇周辺の
機能を高めることが大切です。

このホームページでも、それに関することは何度も書いてきました。
肛門を鍛える基本はまず締めること、
この肛門を締める行法をムーラバンダと呼び、
クンダリーニヨガの基本となっています。

自分はこのムーラバンダを入浴時に約二千回行い、
今は累計数百万回に達しましたが、
これは今後も継続して行っていくつもりです。
  <陰陽運動 心とからだの健康法>

臓器の下端である腸が弱ければ肛門に力が入りません。
現代人はこの腸の力が弱く、背骨を直立した状態に保てないことが大きな問題です。

自分はこの腸を鍛えるため、腹式呼吸を実践し、
ヨーグルトや生味噌といった腸内細菌が喜ぶ発酵食品を
毎日口にするよう心がけています。

また腹式呼吸は下端の臓器腸を刺激するだけではなく、
臓器全体を中央で隔てる横隔膜を大きく動かすことにより、
中心軸上下の流通をよくする働きがあると考えられます。


そして上端の口唇付近を鍛えるために、
まず簡単にできるのは舌を出す運動です。
これは美顔法というページに書いています。
とても効果のある方法ですが、簡単すぎて信じられないのか、
なかなか実践する人がおられないのが残念です。

パタカラも口唇筋を鍛える素晴らしい器具です。
使い方は歯と唇の間に挟んで咥えるだけ、実に簡単です。

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もうこれを使い始めて六年になりますが、
今もほぼ毎日、一日一回三分強を目安に行っていて、
外国に行く時もタイマーとともに必ず持参するようにしています。


そしてこのたびパタカラと同様、
口唇筋付近を鍛える素晴らしいものを見つけましたのでご紹介いたします。
それはペコぱんだと言って、舌の筋肉を鍛えるとてもシンプルな器具です。
  <ペコぱんだ>

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これは先日噛み合わせの名医山ア歯科医院の受付で見つけたのですが、
見た瞬間、これは素晴らしいトレーニング器具であることを直感しました。

ペコぱんだはスルメイカを噛むように口の中に半分入れ、
先端にあるドーム型の突起を舌で押し上げ、
その動作で舌の筋肉を鍛えようというものです。
  <ペコぱんだ トレーニングマニュアル>

ペコぱんだ

今日現在、Amazonのページには、
サイズが五種類あるように書かれていますが、これは間違いです。
種類はサイズではなく、強度です。
SS、S、MS、M、Hの順で強度が高くなり、最初は弱いものからとのことです。
お間違いなく。

これは本来は舌の機能が衰えた老人向け介護用品のようですが、
本当の機能はその目的を超え、
もっと深い生命力賦活作用にあると考えます。

介護用品ということで、自分は最初から最も強いHを購入して使ってみたのですが、
初めて口に入れた時、あまりの舌応え(!)の強靱強さに驚きました。
舌先で突起を押してみたのですが、まったくビクともしません。
これは舌の先端ではなく、
より力の入るもう少し根元近くで押し上げるもののようです。
気を取り直して再度トライしてみたところ、
かなり硬かったものの、なんとか突起をへこますことができました。

使ってみた後は、口の周りに疲労感を覚えます。
パタカラを最初にした時と同じような感触です。
それとともに頭蓋骨全体に刺激が広がり、
これは脳の働きをよくする効果があるということが実感できました。
だぶんペコぱんだを使った直後は計算能力などもアップするのではないでしょうか。

唇の周り、舌の機能は脳の働きと直結します。
知的能力の衰えた人の姿を想像してみてください。
目はとろーんとうつろになり、
口はだらしなく開き、舌にもほとんど力が入っていない場合がほとんどです。


唇を引き締め、肛門にも力を入れて背筋を伸ばす、
これが漲るような生きる力を体現した姿です。

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2017.1.8 Sunday
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