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2018年10月3日 ・・・ 天命への一歩

この二十数年間、やらなければと感じながらも
なかなか手の付けられなかったことに、
ようやく大きな一歩を踏み出すことができました。

平成元年、歴史の生命学 文明法則史学と出合ってから、
自分の追い求めているものは“生命(いのち)”です。

歴史の根底に流れる生命、すべてのものが持っている生命、
これが何であるのかを追求し、
その真実を知れば知るほど実にシンプルで美しい法則に
律せられていることに驚愕し、
このことを一人でも多くの人たちに伝えたいと願いました。

真理とは深ければ深いほど易しいものです。
そのことを感じ、
これはスピリチュアルなことに関心のある一部の大人ではなく、
純白の心を持ち、これからの未来を築いていく子どもたちにこそ
伝えるべきだと考えるようになりました。

これが二十年ちょっと前のこと、
それからネットを通して少しずつ自分の持っている生命観を書くようになり、
自分の中で、その生命に対する感じ方はまとまってきたものの、
それを体系的に分かりやすく説くというところまでは至りませんでした。

ひとつの体系的な流れとして『我が魂の遍歴と新しい時代の理』は書きました。
これは自身の体験や感じ方も含めたものであり、
またスピリチュアルな世界に関心を持っておられる大人の方が
読まれることを前提としたものです。


深い真理を簡単な言葉で述べるというのは、
逆にとても難しいものです。
けれどこれは自分がこれまで経験し、学んできたもの、
また与えられた能力を振り返ると、
まさに自分こそがやるべきことだと強く感じ、
己の天命であると自覚しています。

天命として自覚しているのは、
この生命の法則を多くの人たちに伝えるということ、
それとインドの貧しい子どもたちを支援するということです。

インドの支援に関しては、
物理的なものや協力してくださる方たちも必要なことで、
これは生命の法則を伝達するという天命の次に来るものと考えています。


これまで分かりやすく生命の法則を書こうと、
骨子を紙の上にまとめたりしたことも何度かありましたが、
それを実際に書き進めるところまでは至らず、
今回ようやく書き始めることができ、
図表や過去書いたものを加筆修正したものを合わせ、
現在A4で20ページほどになっています。

目指しているのは、高校生やスピリチュアルなことに関心のない方でも、
無理なく論理的に理解していただけるようなものです。

まだまだ完成ではなく、
加えたい項目やより詳しい解説を付けたいところは、
目の前のホワイトボードに箇条書きにしています。

古の賢者は、
『百里を行く者は九十を半ばとす』という名言を遺されましたが、
自分は最初の一歩がなかなか踏み出せないタイプであり、
いったん形ができたものを改良、改善していくアイデアは
いくらでも湧いてくるタイプなので、
今出来上がりつつある原稿をこれから時間をかけ
着実に仕上げていくのは苦ではありません。

勤勉タイプではない自分が、
まず第一歩を踏み出せたのが大いなる喜びです。


思えば9年前、生命の法則を共有する盟友に人生最大級の災難が降りかかり、
その根底に自分も深い関わりがあることをサインとして示され、
その彼に、
「この生命の法則に関わるということは大変なことで、
 命すら取られかねないことにもなるから心して取り組まないと・・・」
と語りました。

そしてその友人の難事に対して祈るような思いで
『我が魂の遍歴と新しい時代の理』を書きました。

その翌年、同じく自分に生命の法則を知るキッカケを与えてくれた知人、
その肉親が不慮の事故で亡くなられるということがありました。
その事故があった後、
その亡くなられた方と自分に深い関わりがあることを知り、
偶然ではない何かを感じ取りました。

その同じ年のこと、自分も二度の死に目に遭い、
幸いギリギリのところで無傷で乗りきることができたものの、
二度目の死に目は、その知人の肉親が亡くなられたのとまったく同じ状況でした。
横断歩道を青信号で自転車を押して歩いている時、
信号を無視した暴走車が猛スピードで飛び込んでくるというもので、
その方はその車にはねられ、
自分は目の前ギリギリを急ブレーキをかけながら通り過ぎていったのです。


今という地球規模の大転換期に於いて、
次代の価値観の中心となる生命の法則について書くことができるというのは、
この上ない喜びであり、実に有り難いことです。

形というのは生命を生み、思考の幅を広げます。
これまで頭にあった生命というものについて、
少しずつ文章として書き進めているうちにさらに思いは広がり、
これまで気づかなかったことにも気づけるようになりました。

今は書き足りないところの知識を補うべく、
参考となる図書数冊を少しずつ読み進めているところです。

これが完成するのは数週間先かもしれません。
そしてネットにアップできるようになるのは、
まだその少し後になるでしょう。

さらには完成した後も、
よりいいものにするために改訂し続けていこうと考えています。


この生命の法則を書くようになって、変わってきたことが二つあります。

ひとつは、古くからの知り合いとたびたび外で出会うのです。
潜在意識のことを知るようになってもう四十年近くになります。
この間不思議な引き寄せというものを数多く経験してきました。
そしていつも思うのが、なぜイメージしたもので引き寄せられるものと
られないものが存在するのかということです。

経験的に思うのが、
自分の意識が高揚している時期、
あるいは人生の転機に差し掛かった時は、
この引き寄せが頻繁に起こるということです。

特に人生の転機には、
今回のように古い知り合いとバッタリ出くわしたり、
懐かしい場所に知らない間に導かれたりすることがよくあります。

二つ目は、生への執着が薄らいだということです。
人間の生命は、百年弱の寿命を持つ肉体的生と、
永遠なる魂としての生があります。

自分は何度も体外離脱をし、
その永遠の魂の存在を実感しているのと、
元々生まれ持った特性で、
生に対してはどうしても魂の永遠性の方に心が動き、
有限の生に対してはあまり意識が向かないのです。

それが今回さらに強まって、
ますます生に対する執着が薄くなってしまいました。

それは生命の法則の伝達を天命と感じ、
それが成就されない限り死んでも死にきれないと思っていたので、
そこに一歩向かって進んでいくことができ、
それと同時に、肉体的生の終わりにも一歩近づいたように感じるのです。

その裏には直接的な死というものではなく、
死後の世界、肉体という不自由な衣を脱いだ世界への憧れがあるからです。

けれどこの思いからは脱しなければなりません。
まだまだ肉体を持ったこの世界で、
やるべきことは山のようにありますので。


この生命の法則を書いているしばらくの間は、
ホームページを更新することも、
英語を学習することもストップしたままでした。

そして今になり、
なんだか完全にこれまでとは世界が変わってしまったように感じます。

これまで感じ取ったきた生命の法則が、
自分の中により深く染み渡ったようです。

この体験を、より多くの人たちに感じ取っていただきたいと思います。
そして純白な心を持つ子どもたちに、
生命とは何か、その真実を知り、
その目を持ってよりよい人生を歩んでもらいたいと願います。

そのために、自分のできることをしていきます。

2018.10.3 Wednesday  
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