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2017年8月15日 ・・・ 戦後はまだ終わっていない

太平洋戦争が終結して今日で72年、
終戦記念日がお盆の時期にあたるということに、
多くの日本人の生命を奪ったこの戦争の痛ましさとともに、
その犠牲となった数多くの御霊の意志を感じます。

その昔、日本の高度成長期の前期に、
『戦争を知らない子供たち』という反戦歌が生まれましたが、
今はあれから数十年経ち、
当時『戦争を知らない子供たち』であった若者も高齢者と呼ばれるようになり、
戦争当時の記憶を残す人も数少なくなってきました。

今の日本は経済成長に少し陰りが見えてきているとはいえ、
たくさんの車が走り、近代的なビルが建ち並び、
その街の様子から貧しかった終戦当時の面影を見つけることはできません。

世界初の原子爆弾が落ちたこの広島の地もそうですが、
日本人の持つ強靱な精神力とそれによる復興を遂げた力は凄まじいものであり、
終戦からまだ11年しか経っていない昭和31年の経済白書に、
『もはや戦後ではない』と書かれ、それが流行語にまでなったことは、
その日本人の精神の逞しさを示すものです。


この72年間に世界は大きくパラダイムシフトしました。
ソ連邦、ベルリンの壁崩壊による社会主義の衰退、
EU統合、アメリカの発展とその陰り、中国、アジア各国の台頭、
地域紛争と宗教間の対立の激化、・・・
今は歴史の大転換期であり、
これからの世界の秩序を保っていくためには、
これまでにはない新たな価値観が求められています。

生命ある歴史の流れから見ると、
これからは東洋、アジアが世界の舵取りを担っていくことは明かです。
そしてその中でも盟主たる役割を担うべき国は、
倫理観なき中国ではなく、この日本であり、
日本がこれからの新たなる世界秩序を創っていく役割があると考えます。


その今の日本の役割を考えた時に、
日本は経済的には独立したひとつの国であっても、
その根底を流れる思想、意識の中に、
戦後大きく傷つけられた多くのものが残っていて、
これをそのままにしておいては、
本当の意味での新たなる一歩を踏み出すことはできません。

「臭いものにはフタ」をしたとしても、
その臭いはいつか必ず表に出てきます。
今求められているのは身を清めるための禊ぎであり、
禊ぎとは “身を削ぐこと” 、
過去の誤って植え付けられた認識を自覚し、
それを捨て去ってこそ、
新たな衣をまとって次のステージへと進むことができるのです。

けれどこれまでなんとなく経済発展を遂げてきた日本人の意識の中に、
過去の誤った認識を正す、禊ぎが必要だという考え方はあまりないと思われます。
そしてそれこそが、そういった考え方を戦後日本人に持たせてきた
GHQ、占領軍による洗脳教育の成果であり、
まずはそのことを自覚することから始めなければなりません。

『己を知る』ということは、すべてのスタートとなるものです。


太平洋戦争開戦当時アメリカ大統領だったルーズベルトは、
「戦争をしない」ということを公約に掲げていましたが、
経済を発展させるためにも戦争することが必要であり、
そのため、日本を意図的に戦争へと仕向けるよう
ABCD包囲網で経済封鎖し、
どうしても日本を戦わざるえない状況へと追い込んでいきました。

そして真珠湾攻撃の時は暗号を解読し、
日本の艦隊が接近していることを知り、
老朽艦を並べていたことは知る人ぞ知る事実です。

さらには真珠湾攻撃、開戦の日と言われる12月8日の前日の7日、
アメリカは、アメリカの領海外において日本海軍の潜水艦を撃沈させています。
つまり先制攻撃を仕掛けてきたのはアメリカ軍の方だということです。

真珠湾攻撃も、アフガニスタンやイラクへの侵略を意図した
自作自演の911テロも構造的にはまったく変わるところがありません。
ただ現代は、インターネットの発達によって情報が早く行き渡るということ、
そして今は西洋文明は完全に衰退期を迎えていて、
彼らアメリカの陰謀は、いち早く白日の下にさらされる流れにあるということです。


アメリカ軍は東京をはじめとした全国各地を空爆し、
大量の民間人を死へと追いやり、
広島と長崎へ二発の原子爆弾を投下しました。

これはアメリカでは今も戦争終結を早めたこととして正当化されているようですが、
日本は原爆が投下される以前にソ連を通して降伏の意志を提示しており、
二発の原爆、それも実験的に種類の異なるものを投下させる必然性は、
まったくなかったと考えます。

アメリカはなぜ日本に原爆を落とし、
同じ敵国であったドイツには落とさなかったのか、
それは白人至上主義の彼らにとって、
黄色人種である日本人は劣等民族であるという意識があったからでしょう。

広島に原爆を落とした爆撃機B29の乗組員を
全員キリスト教社会のマイノリティーであるカトリックの人間にしたのも、
同じく彼らの持つ差別意識の表れです。


日本が無条件降伏を内容とするポツダム宣言を昭和20年8月14日に受託し、
その旨を天皇の玉音放送によって国民に知らしめた翌8月15日が、
日本では終戦の日とされています。

そしてその翌年から連合国による極東軍事国際裁判、
俗に言う東京裁判が開かれ、
日本の軍人をはじめてする多くの指導者が戦争犯罪人として断罪されました。
  <極東国際軍事裁判 - Wikipedia>

しかしこれは裁判とは名ばかりの不当なものであったことは誰の目にも明かです。
「勝者が敗者を裁く」ことは、当時もハーグ条約で禁止されていたにも関わらず、
戦勝国側が検事と判事を兼ねるなど、国際法を無視した違法なもので、
「法は遡らない」という裁判の原則を突き崩し、
事後法によって日本を裁き、
戦勝国側には戦争犯罪人が一人もおらず、
負けた日本のみ犯罪人が千人以上存在するなどという
まったくの茶番としか言えないものです。


けれど今も多くの(一部の?)日本人が、
その東京裁判でA級戦犯(平和に対する罪)とされた
英霊の御霊を奉っている靖国神社を参拝することは、
戦争、軍国主義を肯定することだと考えているのは、
情けなさを通り越して深く悲しむべき事態です。

ちなみに、今は終戦記念日に閣僚が靖国神社に参拝するかどうかは
マスコミで大きく報道され、
中国から強い非難を浴びますが、
昭和60年まで、日本の首相は普通に靖国に参拝することができていました。
それが問題視されるようになったのは、
韓国の従軍慰安婦問題を捏造したのと同じく朝日新聞が所行です。



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この不当な東京裁判で、
ただ一人全員の無罪を主張したインド人のパール判事の主張を、
日本人は深く知る必要があります。
  <ラダ・ビノード・パール - Wikipedia>

ヒンドゥー法を専攻。極東国際軍事裁判(東京裁判)において連合国が派遣した判事の一人で、判事全員一致の有罪判決を目指す動きに反対し、平和に対する罪と人道に対する罪は戦勝国により作られた事後法であり、事後法をもって裁くことは国際法に反するなどの理由で被告人全員の無罪を主張した「意見書」(通称「パール判決書」[1])で知られる。東京裁判以降、国際連合国際法委員長や仲裁裁判所裁判官として国際法に関与した。

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けれどもなぜ日本人はかくも不当な東京裁判の結果を受け入れ、
先人たちの行いを否定し、
自らを蔑むような思想を持つようになったのでしょう。
ここに今の日本人が目覚めなければならない大きな問題点が潜んでいます。

日本人がこのような考えを持つようになったのは、
意図的にそのようにしようとしたGHQの政策があったからです。
それが今はアメリカの公文書の公開等で明らかになっています。

GHQが日本を『精神的植民地』にしようとし、意図して行った政策、
そのひとつがWGIP(War Guilt Information Program)、
日本人に戦争に対する罪悪感を植え付けるための洗脳プログラムです。

まだGHQの洗脳に縛られている日本人まだGHQの洗脳に縛られている日本人
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この洗脳プログラムにより、
日本人の心から「愛国心」と「誇り」が奪われました。
GHQの意図したことは、見事に成功したと言えるでしょう。

これらがWGIPによって削除及び発行禁止対象とされたプレスコード(報道規制)です。
               <大和心を語るねずさんのひとりごと >より

1. SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
2. 極東国際軍事裁判批判
3. GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判
4. 検閲制度への言及
5. アメリカ合衆国への批判
6. ロシア(ソ連邦)への批判
7. 英国への批判
8. 朝鮮人への批判
9. 中国への批判
10. その他の連合国への批判

11. 連合国一般への批判(国を特定しなくとも)
12. 満州における日本人取り扱いについての批判
13. 連合国の戦前の政策に対する批判
14. 第三次世界大戦への言及
15. 冷戦に関する言及
16. 戦争擁護の宣伝
17. 神国日本の宣伝
18. 軍国主義の宣伝
19. ナショナリズムの宣伝
20. 大東亜共栄圏の宣伝

21. その他の宣伝
22. 戦争犯罪人の正当化および擁護
23. 占領軍兵士と日本女性との交渉
24. 闇市の状況
25. 占領軍軍隊に対する批判
26. 飢餓の誇張
27. 暴力と不穏の行動の煽動
28. 虚偽の報道
29. GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
30. 解禁されていない報道の公表

この報道規制は今はもうありませんが、
残念ながら、その間日本の大手マスコミのほとんどは
反日勢力に乗っ取られ、
今もこういった規制に沿ったような報道がなされているのは事実です。

そしてインターネットの発達によって多くの人、
特に若い人たちがそのことを知るようになり、
新聞やテレビといったメディア離れが加速する結果となっています。


このGHQによる統制は、報道機関を中心とした情報操作に留まらず、
政治・経済の場にも幅広く及んでいて、
日本はいまだ占領政策とも言える厳しい統制の下に置かれていることを
ほとんどの日本人は知りません。
また報道されることもありません。

そのことは、この「知ってはいけない 隠された日本支配の構造」
という本の中に詳しく書かれています。

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矢部 宏治

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著者矢部宏治氏とベストセラー「ルポ貧困大国アメリカ」の著者堤未果氏の対談です。
  <学校では習わなかった…日本を襲う「悲劇的な未来」を回避する方法>

この本の各章の冒頭にあり、
その章の内容を要約している四コマ漫画が秀逸です。
ここだけでも是非お読みください。
  <知ってはいけない 四コマ漫画>


自分は国粋主義者ではありません。
また戦争を賛美し、日本が世界の覇権を握り、
多くの国を従える存在になるべきだなどとこれっぽっちも考えたことがありません。

ただ日本人だから思うのではありませんが、
これからの地球人類の命運を握るのはどう考えても日本以外には考えられません。

今の人類が大きな岐路に立たされていることは、
たぶんほとんどの人が認識していることだと思います。
その人類が近未来に辿るべき運命は二つです。

ひとつは、戦争、自然災害、疫病、そのキッカケは何になるか分かりませんが、
ほとんどの人類が死に絶えてしまうということ、
そしてもうひとつは、可能性としては正直言って薄いものですが、
新しい持続可能な社会を築くべきパラダイムを人類が見いだし、
戦争、差別、貧困、そういったもものない理想的な世界を築くことです。

取ることのできる選択肢はこの二つであり、
この中間にあたるものはないものと考えます。

そしてもし幸いに後者の選択肢を選ぶことができた時は、
必ずや日本がその新しい価値観創り出すイニシャティブを取っているはずです。


そうなるためにも、日本は一刻も早く自らの持つ基底文化を取り戻し、
真の日本人としてのアイデンティティーに目覚めなければなりません。

それにはまず政治・経済・安全保障、
すべての面で独立性を持ち、
過去の誤った歴史教育、洗脳教育によって植え付けられた被虐史観から
脱却することが第一であり必要不可欠です。

戦後、意図的に掛け違えられたボタンを取り外し、
キチンと正しい位置に付け替えること、
これができて初めて日本の戦後は終わったと言えます。

そしてそれが、新しい時代の盟主たる日本の新たなるスタートとなるのです。

2017.8.15 Tuesday  
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