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2013年10月22日 ・・・ 食の乱れ

日々怒濤の如く時が流れ、
ホームページを更新しないまま一週間が過ぎてしまいました。

前回更新したのは松山に向かうフェリーの中で書いたもの、
あれから松山で三泊し、久し振りに松山の超人の方たちと出会い、
いろんなことが急速に進化しているのを感じました。

本当にすごいものは言葉で説明できません。
自分の身の周りで動いていることは、
この地球全体の動きとシンクロしていることであり、
同じ思いを持って生きている人たちは、
みな同様のことを感じているものと思います。

時は来たり、もう間もなくいろんなことが表に現れてくるでしょう。
またそうならなければなりません。
岩戸開き、言わん戸開き、
これまで語られることのなかった真実が明らかになっていく時です。


十日ほど前から体調を崩していたのが、
なかなか今ひとつスッキリしません。
理由はただひとつ、食を中心とした生活の乱れです。

外で食事をすると、ついつい多めに食べてしまいます。
出されたものは絶対に残さない主義ですし、
最近はそれが周りにも浸透し、
誰かと一緒に食事をする時は、
あらかじめ残しそうなものが自分の所に回ってくるのです。

そして昨日のお昼に家系ラーメンという
こってりラーメンを食べたのがいけませんでした。
こってりと濃厚なラーメンはとても食欲をそそり、
より一層濃厚な味を求めてしまいます。
目の前に生のニンニクとおろし器があり、
つい生ニンニクを二粒ほどラーメンに入れ
また真っ赤な豆板醤もスプーンで山盛り加え、
大汗をかきながらもご飯も一緒に食べ、
懲りずに替え玉も注文してしまいました。

そのお陰でよくなりかけていた体調が逆行し、
今日は大事を取り、ほぼ一日横になって過ごしました。

体調の悪い時は寝るのが一番、
今日は死ぬほどたっぷりと睡眠を取りましたが、
こんな時は自然とまぶたが重くなるのですね。
人間の自然治癒力とはすごいものです。
体が睡眠を求めるのです。

お陰で今はだいぶ気分がスッキリしてきました。
有り難い限りです。


インドの子どもたちのお陰で最近は物欲が減退し、
特別なご馳走を食べたいという気持ちがほとんどなくなったのですが、
それでも目の前に美味しそうなものがあると、
つい食欲に負け、本来体が求める以上に食べてしまいます。

ここ一二ヶ月で、ようやく食べ物をよく噛むという段階にまで至ったのですが、
その先、頭で感じる欲望ではなく、
体が求める欲求に応じて食を摂るという段階にまでは至っていません。

そのこってり味の家系ラーメンなどはその代表なのですが、
日本の大部分の食生活は、人間の味覚を過剰に刺激し、
必要以上に食欲をそそるものに満ちあふれている気がします。

ハンバーガーなどのファーストフード、ファミリーレストラン、
一般的なレストランも、みな過剰な味付けで、
素材の味わいではなく、調味料の刺激で味覚を満たそうとしています。

ごくたまに高級な料亭や一流ホテルのレストランで
食事をご馳走になることがありますが、
そういったところで出される料理は、
どれも薄味ながら素材の旨味がしっかりと引き出されていることに驚かされます。

薄味という一歩引いた表現の中から旨味を表すというのは、
当然ながら上級の手法です。
自分で料理はしませんし興味もないのですが、
こういった味わいを出すには料理人の方のどんな苦労があるのだろうと
感じ入ってしまいます。



日本をはじめとした先進国では、
貧困層の方が炭水化物を大量に摂取し、栄養バランスが崩れ、
肥満になりやすいと聞きますが、
たしかに手の込んだ美味しい料理は少量で品良く満足感を味わえます。


やはり食は生きていく上で欠くことのできない大切なもの、
しかしながらそれをコントロールすることは難しく、
その味覚や食生活の乱れが、今の日本社会の乱れを象徴しているように思います。

南インドで食べたものを思い返してみると、
ホームで子どもたちと食べる食事も、田舎でおばさんから出してもらうものも、
外の一般的、高級なレストラン、あるいは結婚式で出てくる料理も、
基本的には味に大差ありません。
差があるのは品数ですが、それでも日本食と比べるとバリエーションが少なく、
ワンパターンという印象をぬぐえません。

それでも飽きずに美味しく食べられるのは、
その土地の気候風土に合った自然食だからでしょう。
体がそう感じます。


日本の享楽的な食生活から身を守るのには、
ある程度の節制が必要です。
これまでいくつかの食に関する知恵をこのホームページに書いてきましたが、
それらは知恵として生活の中に活かしてはいても、
徹底してそれを行うということまではしてこなかったのですが、
最近は有り難いことに外で美食をしたり、
もらい物として食べ物をいただくことが多くなってきて、
なにかよりきちんとしたルールを自分の中に設けなければ、
健康的な食を維持できなくなってきました。

発芽玄米を炒った炒り発芽玄米は最高です。
それをいつでも口にできるよう外出時は常に持ち歩いているのですが、
なかなかそれを口にする機会はありません。
これからしばらくは、少量でも毎日食べることにしてみます。

出されたものはすべていただく、
これは自分にとって至上課題のようなものであり、
健康的であるかどうかよりも優先順位の高いものだったのですが、
それも見直す必要があるかもしれません。

アルコール、これはなかなか止められません ・・・ 。
けれど夜寝る直前につまみをたくさん食べるのは控えましょう。


今日はまだ本調子ではありませんので、
このままお酒を飲まずに眠ります。
冷蔵庫の中にはいただきもののビールがたくさんりますが ・・・ 。

2013.10.22 Tuesday  
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