ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
 ヨガナンダ > 日々の思い > 2013.1.29



ヨガナンダ



2013年1月29日 ・・・ 赦す

先日引き受け気功の講習会を受けてから、
気分がとても爽やかです。
新たな心の処し方を教えてもらい、
未来がより一層明るく軽やかになったように感じられます。

二時間半の講習会の中で感じたことがたくさんあり、
そのことを藤谷康允先生にお伝えしようと思い、
昨日から手紙を書き始めました。
まだ書き終えてはいないのですが、
全部でA4十枚以上になりそうです。

藤谷先生と引き受け気功にはそれだけ期待することが大きいということ、
そして藤谷先生はとても謙虚で、
どんな意見でもしっかりと受け入れ、引き受けてくださるので、
ついついいろんなことをお伝えしたくなるのです。


18年前、母が植物人間の状態で病院の集中治療室に入っていた時、
真夜中に、自分が母になったつもりで気功を行いました。
それはそれまでに、他人になったつもりで気功を行うと、
そのなったつもりの人の体に
気功による変化が現れるということを体験していたからです。
  <母の愛>

これは気功だけではありません。
Oリングテスト等、気を通した様々なテストでも同じ反応が出て、
対象となる人の状態が分かり、また変化が現れます。

そんなこと信じられないと思われる方もいるかもしれませんが、
できる人にとっては実に簡単なことであり、
それだけ自分と他人とは、深いところで強く結びついているということなのです。


引き受け気功でもこの原理を用い、
第三者になったつもりで引き受け気功を行い、
自分とその人、または他人同士の関係を修復するという方法を、
講習会の中で話しておられました。

そのことを体験者の方が、
実際にあった話として面白可笑しく伝えられるのですが、
どんな大きな効果があっても不思議ではありません。
それが命の法則というものです。


藤谷先生への手紙を書き、
深夜一人でお酒を飲んでハイになっている時に、
ふとひとつの考えが頭に浮かびました。

それは人生における大きな課題を克服する方法です。


クリスチャンである鈴木秀子先生は、
生きることについてこのように述べられています。
これは自分にとってとても大切な座右の銘です。

  苦しみには意味があり、
    人はそれを乗り越える力を持っています。

  この宇宙はあなたの味方です。
      生きる意味とは、他人にどれだけ愛を与えられるか、
          許すことができるかです。


この最後の “許す” というのが難しいですね。
人は誰しも、赦すことのできない思いを持った人が何人かいるものです。
  (「許す」よりも「赦す」の方が適切だと感じますので、以下「赦す」とします)

けれど身の回りで起こるすべてのことは、
自らが引き寄せ、創造したことであり、
だからこそそれを受け入れ、引き受けるところに価値があります。

人はみな聖人君子ではありません。
実際はなかなか受け入れ、引き受けられずに葛藤があり、
それが人生のドラマであり、
学び、気づきを得るための大きな舞台となります。

先日の引き受け気功の講習会を受けた後、
視力が向上しているのに気が付いたと書きましたが、
一番最初にその心の変化による視力向上を経験したのは、
鈴木秀子先生のこの言葉をお聴きして、
心の中に “赦す” という気持が芽生えた時です。
  <心と身体の関係・・・こだわり>

赦すというのはとても難しく、かつ大切なものです。


藤谷先生はこの赦すことのできない相手、
受け入れることのできない相手に対して、

  あなたのことを好きになることはできませんが、
    これ以上嫌いになりません。


と考え、唱えることにより、
心を楽にすることを提唱されています。

この言葉は、なかなか思うようにならない自分の心を赦し、認める、
救いの言葉です。


このたび思い付いたのは、
これにさらに付け加える方法です。

憎々しく思っている相手に対して、
直接的に笑顔で微笑みかけることはできません。
けれどイメージの中でなら、いくらでも相手と交流することが可能です。

赦すことができない人ほど、
自分に対して多くの学び、気づきを与えてくれる人であり、
心の中にあるわだかまり、思い込み、偏見、壁、
そういったものを打ち砕く力を持ち、
その役割を担ってくれる大切な人なのだと感じます。

その人に対して深い憎しみがある場合、
その人やその人の人格に対して感謝の念を抱くことはできません。
けれどその人が果たしてくれた役割を考えたなら、
その人によって磨かれた己の心を感じ、
それに対する感謝の気持は持てるはずです。

憎い人、嫌な人、傷付けられた経験のある人、
そういった人たちを思い浮かべ、
その人たちの幸せを願い、邪を引き受け、
ニッコリ微笑んだその人たちの顔を思い浮かべながら、
シャカシャカシャカと引き受け気功をしてみてください。

別に引き受け気功でなくても構いません。
ただその姿を頭の中でイメージするだけで十分です。


憎んでいる人を愛し、赦すということは、
本来生きる上で最も難しいことであり、
だからこそこれができたなら、
自分の人生をも大きく変える力を持つものと考えられます。

これを続けていくことによって、
憎くて憎くてたまらない人、
いつも顔を合わせると頬が引きつってしまう人に対し、
今度会ったら、少しだけでも微笑みが出るかもしれません。

もしそうなったら万々歳、百点満点ですね。
これは人生最大の宝を手に入れたといっても過言ではありません。


深い真理ほど単純で簡単なもの。
どうか実践し、その効果を感じてみてください。

これで自分の心を変えられたなら、まさに人生バラ色ですよね。 ヽ(^o^)ノ

2013.1.29 Tuesday  
ひとつ前へ ホームへ メニューへ 次へ
Link Free
Copyright 2010 Sakai Nobuo All right reserved.