算数の話
昨日久しぶりに二十年来の知り合いであるYさんと会い、
大酒を飲んで語り合いました。

最後家にどうやってたどり着いたか記憶にないとか、
どこかでころんだらしく、両膝と右手の甲を擦りむいていたとか、
傘の骨がひん曲がっていたとか、・・・いろんな事がありましたが、  (o_ _)oバタッ
有益な話をたくさん聞かせてもらうことができました。 

袖擦れ合うも多生の縁と言いますが、
そのYさんは、明らかに前世からの深い関わりを感じさせる数少ない知り合いの一人です。
二十数年前、ある奇跡のような偶然でYさんと出会い、
そのYさんからの導きで、
それまでまったく縁のなかった広島に引っ越してくることになりました。

当時はYさんも広島に住んでいたのですか、
今は郷里の四国に帰り、有機農業を実践すると同時に、
同じく有機農業でいろんな農作物を作っている農家数百軒をたばね、
広く全国に販売網を展開する活動をしています。

そのYさんと話した内容です。
それをそのままここに書きます。


私は最近「リンゴの奇跡」の木村秋則さんを知り、
本を読み、講演も聴きに行きました。
そのことはこのホームページでも書きました。

木村さんは自然農法実践者としては、
たぶん現在日本で最も有名な人でしょう。
日本全国のみならず、遠く韓国やドイツにも、
講演や農業指導に出かけておられます。

その木村さんのことをYさんにお話ししました。
するとYさんは即座に、
「あれはダメだ、長続きしない、もうすでに障害が出ているはずだ」
と答えられました。

驚いた私が理由を尋ねると、
「あれは自然な方法じゃない。
 いくら山にある木のように自然に育てても、
 人間の都合で本来落果して土に還るはずの実りを奪ってしまうのだから、
 その奪った分を何からの形で土に戻してあげないと、
 本来の自然な姿にならん」

とのことです。
なるほど、納得できる話です。

Yさん曰く、これは小学生でも分かる算数の話だそうです。

Yさんの言われることが正しいのかどうか私には分かりませんが、
何よりも正直な自然は、すぐに答えを出してくれるでしょう。

2010.4.9 Friday


ひとつ前へ ホームへ メニューへ 次へ