ネチケット | ||||
いつもいろんな方からメールをいただきます。 ネット社会はまだ始まったばかりですので、 きちんとした様式というのは確立されておらず、 人によってネット上のコミュニケーションの取り方は様々です。 その中で、 “こうしなければならない” という正式なエチケット(ネット上だからネチケット) があるのかどうかはよく分かりませんが、 ネット上のコミニュケーションも、これまでの手紙や電話といった手法と同じく、 相手のことを考え、最低限守った方がいいものはあると考えます。 ネットは最先端のコミニュケーション手段ですので、 そこで守るべきネチケットは、 過去のエチケットの基本を踏まえ、 さらに新たな考えを加えながら形作られていくのでしょう。 私は元来筆無精だったのですが、 二十年前にハガキ道というものを提唱する坂田道信先生と出会い、 一時かなり懇意にしていただき、大きな影響を受けました。 坂田先生は、ハガキの大切さ、 そこから学んだ生き方について全国で講演しておられ、 日々三十通とか五十通という大量のハガキを書いておられます。 ご自宅は広島の向原という田舎町で、 坂田先生のお宅には毎日大量の郵便物が届くので、 たぶん日本でただ一人、個人で専用の郵便番号を持っておられる方です。
私も坂田先生と出会ってから、先生ほどではないですが、 人よりもかなりこまめに手紙やハガキを書くようになり、 お陰様でとても人生が広がりました。 ですから私はコミニュケーションのあり方については、 少しこだわりを持っている方なのです。 ここにネチケット、メールの書き方についての私の考えを書いてみます。 これはあくまでも個人の考えであり、私はこうしているというものです。 人によって考え方は様々でしょう。 ご参考にしていただければ幸いです。 << メールの書き方について >> (仕事上のメールではなく、プライベートなメールについてです) ・・・ 返信メールは、相手の送信文を消す ・・・ いただいたメールに返信をする際、 そのメールの返信ボタンを押してメールを書こうとすると、 メールの下に相手の送ってきた文章のコピーがそのまま残ります。 私はこれは必ず消すようにしています。 昔ファックスで情報をやり取りしていた頃、 私の送ったファックスの文章の隙間に自分の言葉を書き込み、 そのまま送り返してきた人がいました。 その時の不愉快な気持ちは今も忘れられません。 どなたからのメールでも、 そのメールの下に以前送った自分の文章を見た時には 決して心地いい思いはしません。 だから私は人にはそうしません。 相手の文章のコピーを消すのは、わずか二三秒の手間です。 また相手の送信文コピーの合間に返信文を書く人がおられます。 こんな感じです。 > ○○○○○○○○ > ○○○○○○○○ はい、△△△△△△△△ > ○○○○○○○○ > ○○○○○○○○ それについては、△△△△△△△△ 業務上のメールならば効率がいいのでしょうが、 プライベートメールでこれはいかがなものでしょう。 もし手紙で同じようなことをされたら ・・・ と考えてみてください。 ・・・ 件名は自分で書く ・・・ メールタイトルを付けるのはそんなにめんどくさいことなのでしょうか。 毎回「Re: ○○○○」というタイトルで送られる方がおられます。 本文と同じで、件名にも以前自分が書いた文字を見るのは心地よくありません。 これも人それぞれの考え方でしょうが、 私は相手が目上の人でも年下でも、必ずメールタイトルは自分で書くようにしています。 それと件名を「○○○○です」といった感じで、 毎回自分の名前をタイトルにされる方がおられます。 これは後で必要なメールを探す時にとても困ります。 ・・・ 送信者名は日本語で ・・・ 今は少なくなったのですが、 多い時には日に300通ぐらいのスパムメールが届きました。 そしてその大半は外国からのもので、送信者名はアルファベットで記載されています。 そんな中、送信者名がローマ字表記のメールが来ると、 スパムメールと仕分けるのにとても手間がかかります。 それと受信ボックスの中から特定の人のメールを探す時、 送信者名を日本語表記されたものの方が、 圧倒的に早く見つけ出すことができます。 日本語は一覧性にきわめて優れているからです。 海外の方とのメールのやり取りが頻繁にあるのでなければ、 送信者名は日本語表記にしていただいた方が助かります。 ・・・ ケイタイメールも差出人名称の設定を ・・・ 初期設定のままのケイタイからパソコンにメールをいただくと、 送信者名はケイタイのメールアドレスになります。 だふん今頃のケイタイはどんな機種でも「差出人名称設定」ができると思います。 そこでご自分の名前を登録していただくと、 パソコンのメーラーの画面にも、送信者としてその方の名前が表示されます。 たくさんの方からメールをいただきますので、 ケイタイメールアドレスだと、パッと見ただけではどなたか分からないのです。 私のauケイタイでは、 「メールボタン」 → 「Eメール設定」 → 「送信・作成設定」 → 「差出人名称」 の順番で設定できます。 これをしていただくと、パソコンだけではなく、 初めての人のケイタイにメールを送った際にも、 自分の登録名が差出人として相手のケイタイに表示されます。 ・・・ 本文の最後にはお名前を ・・・ ケイタイのメールをいただいて、本文末尾にお名前がないと、 どなたからのものか分からない時があります。 そんな時は、同じ送信者のメールを探して調べるのですが、 末尾には必ず名前を書いていただくと助かります。 これはパソコンメールでも同様です。 私はデザインされた署名テンプレートを使っています。 署名テンプレートのひな形は、ネット上にたくさんあります。 <メール 署名テンプレート - Google 検索> ハンドルネームでメールをくださる方も多いのですが、 もし相手に返信の労を求めるのであれば、 掲示板のように不特定多数の方が見ることはないのですから、 きちんと本名を書くのが礼儀ではないかと思います。 私は本名をネットに上げているのですから。 ・・・ メールはテキスト形式で ・・・ 装飾を施すことのできるHTML形式のメールは、 ウイルスがのる可能性があります。 私はHTML形式のメールをいただいた場合、テキスト形式で開くようにしています。 送る方もよほどの理由がない限り、 テキスト形式でメールを送るのがセキュリティー上の常識です。 Outlook Express の場合、「ツール」 → 「オプション」 → 「送信」 から設定できます。 ここに書いたものは、あくまでも個人の意見であり、他人に強制するものではありません。 自分がしたことに対して相手がどのように感じるか、 ただそれだけを考え、 どのようにすべきかは、自分で考えてみるのがいいのです。 インターネットは水の時代の宝物です。 みんなで大切にしていきましょう。 ヾ(´ー`)ノ 。・:*:・゜'★,。・:*:・゜' 2010.10.24 Sunday |