投資詐欺集団 L&G
知る人ぞ知る日本最大級の投資詐欺集団L&Gがいよいよ破綻の危機を迎えています。
もうそう遠くない日に、多くの人に与えた莫大な詐欺被害の実態が明らかになるでしょう。
しかし破綻が確実となった現在でもL&Gは新たな出資金募集をしており、更なる被害の拡大が懸念されます。

私はこれまでのL&Gの実態を少しですが知っている人間として、これからのL&Gの詐欺被害の拡大を少しでも防ぐため、またこれをご覧いただいた方が同様の詐欺や悪質なマルチ商法の被害に遭わないため、ここに願いを込めて文章をアップします。

2007/7/4

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現金を預けて毎年同額の円天を受けることのできる楽しい円天生活、世界中から飢えや貧困、戦争を無くすることができる円天経済、夢のような経済理論と常識を越えた高配当を魅力に多くの人から多額の出資金を集めてきた(株) L&Gが、今年に入り大きな動きを見せています。

これまで出資してきた人たちに対して突然、契約の解除がストップとなり、預けた現金が戻らなくなってしまいました。そしてこの6月からは配当金すらも滞るようになり、多額の現金を出資した多くの人たちから不満と不安の声があがっています。
これはL&Gが再生するためのひとつのステップなのでしょうか。
それともテレビ、雑誌等の報道、ネットで報じられているような
「L&Gは投資詐欺であり、この度のことは、L&Gがいよいよ破綻に向けて秒読み段階に入った」
ということなのでしょうか。

私はL&Gに対して1円も出資しておらず、内部の細かい規定をすべて理解しているわけではありませんが、多くの出資者からの情報、L&G本社の説明、いくつかのイベントに参加させていただいた経験から、
「L&Gは設立当初から出資者を騙す目的で作られた投資詐欺集団である」
ということを確信するに至りました。

  (株) L&Gホームページ

※ このレポートで使っている用語はL&Gの使っている専門用語と異なる場合があります。

L&Gのあかりシステムは、投資したお金に対して常識では考えられないような高配当で現金、または現金に代わるといわれる円天を手にすることができます。

※ 円天とは、L&Gがグループ(あかり会員)内で流通させている通貨単位。
電子マネーと称しているが、実際はその流通に煩雑な携帯電話の操作をしいられるポイント制度のようなもの。
L&Gのオリジナル商品や加盟店、会員が販売する物品を購入することができる。


またその出資者を募ることにより、紹介者は高額なバックマージンを得ることができます。
これが正常に運営され、利益(配当される現金または独自通貨円天)が確実に手に入り、出資した元金(現金)も必ず最終的には出資者の元に戻るということが確約されるのであれば、こんな魅力的なシステムはありません。
現在の低金利時代、ほとんどなきに等しい銀行金利をあてにするよりは、L&Gに投資して高配当を得たいと考える人たちがいるのは当然のことです。

しかしその一方で、L&G、あかりシステムに対して
「そんなうまい話があるはずがない」「どうせ詐欺に決っている」
と批判的な意見を持つ人が多くいることも事実です。

あかりシステムを熱心に推奨している人たちは、こういった批判に対して、
「批判をする人は、複雑で新しいこの素晴らしいシステムをまったく理解していないからだ」
ということを必ず言われます。
たしかにあかりシステムというものは、一見簡単そうですが、その運営システムの細かい規約まで十分に理解するのはなかなか難しいものです。

けれどもこのシステムに疑問を持つ人たちは、そんな細かい規約に対して疑問を呈しているわけではありません。
もっとより根本の、小学生でも分かる“お金の運用”という基本的なことに拭いきれない疑惑を感じているのです。


企業活動というものは、100%自己資金で運営されない限り、銀行等の金融機関、または株主等出資者から得た(借りた、預かった)お金を運営資金の一部として使い活動をし、利益を上げます。
そしてその利益の中から金利、株主配当等を支払っていきます。
企業が金融機関から借り入れる金利はせいぜい年利数%といったところです。
それでも企業はその金利を支払うために精一杯の努力をしいられるのです。

一方L&Gはあかりシステムの会員を募り、出資金(最近は共鳴金というものも出てきました)として年利30数%という高配当を支払わなければならない現金を集め、また紹介者には25%という高額なバックマージンを支払っています。
これだけ高利の現金を借り受けて、はたして運営が成り立つのでしょうか?

これまで破綻してきた多くの投資詐欺集団は、海外のリゾート開発、油田採掘、未公開株等さまざまな“理想の投資先”を一般の人たちに提示し、ある程度の投資金(出資金)を集めた段階で配当が払えず、元金もほとんど返還されないまま破綻というパターンをたどってきました。
L&Gの場合は、上記の様々な投資プランを提示していた投資詐欺集団よりもさらに破綻への道が明白です。
なぜならばL&Gは、あかりシステムという仕組みそのものが素晴らしいシステムだということで出資金を募り、その集めた三千数百億円にのぼるといわれる出資金をどのように運用しているかについてほとんど述べられることはないからです。

あかりシステムというものは、集めた出資金を元にした事業で、出資者や紹介者に支払う配当、バックマージンを超える利益を得られて初めて成り立つシステムです。
それが本来事業の母体であってしかるべきであり、
(そんな理想的、高配当が得られる資金運用システムなどあり得ないでしょうが・・・)
金(会員)集めが主体であってはいけないのです。
L&Gのようにお金をかき集めるだけ集め肥大化し、伸び悩んだ組織のたどる道はひとつしかありません。

一般企業は、銀行から数%の融資を受けるために事業計画書を作成し、担保を出し、銀行と折衝をします。手間のかかる仕事ではありますが、その企業の活動全体から見ればほんのわずかなものです。

一方L&Gでは、超高配当を支払はなければならない出資者を募るために莫大な経費を使っています。
AP会と称する円天を使って買い物ができる会場として各都市の最高級ホテルの会場を使っています。
(もう今後は行われないそうです。一流の会場は、有名になったL&Gへの貸し出しを断るところが多いと聞きました)

あかりコンサートという会員集めのための無料コンサートは、細川たかし、伍代夏子、キムヨンジャ、桂銀淑、藤あや子、水前寺清子、香西かおり等そうそうたる顔ぶれです。
このコンサートも突然中止になり、以前は広告塔としてホームページ上にずらっと並んでいたこれら有名歌手の顔写真も、プロダクション側からのクレームがあったのか、すべて削除され、今はそのページそのものがなくなっています。

L&G あかりコンサート

これらのイベントや会員勧誘活動に使われる莫大な経費は、どこから捻出されるのでしょうか?
企業運営によって得られた利益から出されているのであれば、あかりシステムは健全で永続可能なシステムであるといえるのでしょう。
しかし外部から見るかぎり、バイオゴールドという健康布団、PHC商品というオリジナル健康食品、化粧品等の売り上げからは多少の利益が生じるでしょうが、数万人の会員から集めた出資金に対する配当、社員の給料、コンピューターのシステム維持費、会員募集にかけられる莫大な経費と比べると、L&Gが得ている利益などは比較対象にもならない微々たるものです。

こういったことを考えると、過去の出資詐欺事件と同様に、現在L&G内部には出資者から集めた現金はほとんど残っていないであろうと考えるのが自然です。
またあったとしても、破綻に向けて経営陣が資産隠しをしている可能性があります。

これは最悪の自転車操業です。

企業活動の柱となるものは、当然ながら利益を生む事業活動です。そのために資金を集める活動も必要になり、また時には社会奉仕の活動をすることもあるでしょう。

L&Gの場合、活動の中心であり、そのほとんどすべてが出資金を出してくれる会員の募集活動です。
いうならば、サラ金で金を借りまくり、その金で立派なスーツや高級車を買い、仕事もせずにいかにも金持ち風を装ってさらに人を騙して金を借りる ・・・ といった状態です。


あかりシステムで集めた金から配当金を含む必要経費に見合うだけの利益を生むことができないL&Gという会社は、永続的に存続することは不可能で、破綻するのは時間の問題です。
本当はすでに破綻しているにも関わらず、それに気付かせるのを先送りしているようにも見受けられます。


しかし永続可能なシステムを持たないあかりシステムのようなものでも、一時的には存続することが可能です。
それには下記のふたつの条件があります。

1.新規会員が増え続け、既存会員への利益の配当、ごく一部の元金返還希望者への返還現金を上回る額の現金が新規会員からの出資金として得られる場合。

2.新規会員増加の伸びが止まり、自転車操業が立ちいかなくなった時、様々な理由をつけて、元金の返還、配当金の支払いを滞らせることができた場合。
これは明らかなる破綻の前兆です。

昨年までのL&Gは順調に会員数も伸びていた成長期であり、上記1のパターンで、新規会員から集めた資金を既存会員の配当に回すという自転車操業で、手元にほとんど資金がなくても
(つまり既存会員から集めた現金が目減り、もしくは無くなっても・・・ということ)
その自転車操業振りを外部に知られることはありませんでした。

これまで執拗なまでに会員拡大を叫んできたのはこのためです。
実態(=資産を運用するシステム)のないマルチ投資詐欺というのは、会員がねずみ算のように増え続けなければ維持できないのです。

しかし今年になり、突然これまでの契約が解除できなくなり、出資金が戻ってこなくなるという事態に陥りました。これはあくまでも延期措置であり、近い将来必ず出資金は返還するとL&Gでは言っていますが、どのような理由で、この会社側の話を信じることができるのでしょうか?

数百万から数千万もの現金を預けている人もいる出資者に対して、いとも簡単に“規約を変えました”と一言だけ告げて現金の支払いをストップするL&Gという会社の常識、良識を疑わざる得ません。
しかし、このようなことをされても公の場で文句を言うことができないような条件で多額の現金を出資した出資者の人たちにも大きな責任があると思います。

そしてついにこの6月からは配当金も滞るようになり、破綻に向けての末期的症状を見せ始めてきました。

配当金が振り込まれるべき日になっても預金口座に現金が入ってこない。
振込み日当日になって、「会社側の都合で配当金の振込みは延期します」という速達郵便が届いた人、何も連絡がない人、知り合いからの電話で初めて状況を知った人、様々です。

まさに自転車操業が立ち行かなくなった上記2のパターンです。

これがまともな会社のやることでしょうか?
もしこれが銀行だったらどうでしょうか?
一地方都市の銀行やもっと小さな信用金庫だったとしても、満期になった定期預金を約束した日に1円も受取ることができず、勝手に何ヶ月も延期ですと告げられたら取り付け騒ぎとなり、その日をもって金融業務は停止となります。

それがなぜL&Gだったら許されるのでしょうか?

L&Gのホームページや印刷物を見ると、
「あかりシステムが日本全国、世界中に普及し、円天経済が世界を救うのだ」
みたいなことが書かれています。
  世界円天構想

言葉にしている理念は超一流ですが、実際やっていることは三流以下です。

人間に例えると、キンピカの立派な身なりで人を欺き、中身が空っぽにも関わらず口では人格者然とした立派なことを語り、やってることはヤクザ以下という状態です。

滞っている配当金の中には、円天加盟店という形で商品を現金で仕入れ、それを円天で売り、その円天を現金に換えてもらうはずだったものも含まれています。
そんな人は円天で売った商品を一人一人の購入者に連絡し、円天で買い戻し、問屋さんには支払いを待ってもらうか買った商品を引き取ってもらうよう涙ながらに懇願しておられます。

こんなめちゃくちゃなことが何の事前通告もなく突然行われるのです。
これがまともな会社のやることでしょうか?


こんな措置をとった理由をL&Gは、
「加盟店が円天流通の仕組を正しく理解し、行わなかったから・・・」
と語り、現金への換金ストップの知らせを支払日直前にFAXで送りつけてくるのですから・・・。

しかも支払いストップの状態はそのままで、L&Gはまた新たな名目(共鳴金というらしい)で会員の内外から多額の現金をかき集めようとしています。


L&G関係のホームページにこのような文章を見つけました。
  手作りミニ新聞  あかりビジネスニュース  第2号  2002.11.24

主要な内容は以下の通りです。
L&Gは、この文章に書かれていることを深く考えるべきでしょう。

信用の無い会社 → ウソをつく会社、約束を守らない会社。
信用のある会社 → 誠実な会社、約束を守る会社。

この世の中は信用ということがとても大事なことですが、残念ながらウソをつく人や約束を守らない人がいます。これは会社についてもいえる事でウソをつく会社、約束を守らない会社があります。こういう会社は全く信用の無い会社だといえます。これは会社が大きいとか小さいかとかには関係がありません。いくらブランドが良くて、沢山の人間をかかえている会社でも、ウソをついたり、約束を守らないということは「信用がない」ということに他なりません。大銀行でも苦しさの余り不良債権の額を偽わったりすればたちまち信用を失います。逆にどんなに小規模の会社でもキチッと約束を守れる会社は「信用のある」会社ということになります。

で、会社が「信用のある」会社なのか「信用がない」会社なのかは他人の無責任な言動に左右されることなく自分が確認するのがなんといっても一番です。

どんなに優秀な会社でも自分にとって約束を守れなければ、自分から見れば「信用がない」ということになってしまいます。

  (中略)

今の世の中うまい話や詐欺が横行していますから、とに角よくよく確認することが大切です。しかし大事なことはその判断を固定観念や他人の無責任な言動にまかせてしまうのでなく、自分で努力して確認することが大切ではないかと思います。メリットのある情報なら尚更ではないでしょうか。先入観念を取り除いて、情報をちょっと柔軟にとらえることが出来れば、見えていないものも見えてくるというものです。
                                       発行者:ライセンスSRO

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正確な数字は分かりませんが、L&Gの事業規模は会員数35,000人以上、出資額3,500億円といわれています。ここが破綻をすれば、豊田商事の事件を超す、日本最大の投資詐欺事件となる可能性があります。

配当金が滞りだしてから、L&Gに対するクレームが消費者センターに殺到しており、今の状況から見ると、完全に破綻する日は数ヶ月以内であろうと思われます。
  毎日新聞 2007年6月20日 「出資被害:消費生活センターに相談殺到 出資金返還されず」
  日経新聞 2007年6月20日 出資トラブル再び急増、国民生活センターが注意呼び掛け

<追加記入>
  ついに新聞にL&Gが実名で報道されるようになりました。

  毎日新聞 2007年7月25日 「金融商品:トラブルの相談急増 2年間で3.5倍に」

破綻した場合、残念ながら、これまでの投資詐欺事件と同様、出資金が返ってくる可能性はほぼゼロに等しいでしょう。


6月23日(土)、新生L&Gというものを説明する会がありました。
会社側のトレーナーという立場の人が来て、現状説明、これからの新たな展開について説明をするということです。
本来は出資している人が対象なのですが、私はある知り合いから直接電話でお誘いがあり、社会勉強の意味合いも兼ねて参加してきました。

若いトレーナーはとても饒舌でニコニコと笑いながら、時には冗談も飛ばし、会場からはそのつど笑い声も聞こえるといった和やかなムードでした。
人間とは弱いものです。これだけL&Gの悪辣なやり口を目の当たりにしても、まだ自分が多額の現金を出資した会社を信じたいという意識が働くのでしょう、トレーナーの話すムシのいい話に対してなんとか信じたい、一抹の希望を持ちたいと思っておられるようです。

また酷な言い方ですが、こんな状態でもまだL&Gのことを信じるような人のいい方だけがこれまでこの会社に出資をしてきたのかなとも感じました。

今年に入り、いくつかのテレビ局でL&Gに対する批判的な内容の報道がありました。
トレーナーは、その内容は捏造に等しいひどいものだと語っていましたが、どこが捏造なのでしょうか?
私もその番組を何度も動画投稿サイトから視ましたが、偽りの内容であるという印象はまったく持ちませんでした。
もしその内容が捏造であるというのなら、正式に司法の場に訴えるべきでしょう。
個人ならいざ知らず、大会社L&Gがそれをしないというのは、その内容の正当性を認めたことになるのではないでしょうか?

  バンキシャ! 円天市場 L&G 




  L&G破綻秒読み?社員解雇、警察は出資法違反で関心


  2007/09/26 放送  日本テレビ NEWS ZERO


また週刊ダイヤモンド07年4月21日号には、
●出資法違反、詐欺事件に発展か 被害者続出「L&G商法」の内幕
というタイトルで4ページの特集が組まれ、
〜 L&Gグループ約15社の役員の経歴を調べた結果、
     「前科者の一大集団であることが判明した」 〜

として会長 波和二 他L&G経営陣の過去の犯罪歴が詳細に紹介されています。

この記事も捏造だというのでしょうか?
これが捏造ならたいへんな名誉毀損に当たります。
司法に訴えたなら、前科に関することなので、すぐにシロクロがつくでしょう。
しかしこれも黙認するのでしょうか?


こんなL&Gの流通させている円天ですから、現在その価値は地に落ちた状態です。

トレーナーはある円天市場に行った時、同じ商品が回を重ねるごとに少しずつ(円天価格で)値上げしているのをいぶかしく見ていたそうです。
「円天の価値を下げないように皆さんにお願いしているのに・・・」
と、トレーナーは、円天の価値が下がったのは、さもそれを使い、モノを売り買いしている会員に責任があるような口ぶりでした。

通貨(円天はそう呼ぶに相応しいものに至っていませんが・・・)は、それを流通させている母体の信用、経済状態、流通量によって価値が上下します。

円天の価値が下がっているのは、その流通母体であるL&Gの信用が失墜し、だぶついた流通量によって明らかなるインフレ状態が起っているためです。
そしてその責任は当然100%L&Gにあります。
これは経済の超基本的な常識です。
こんな簡単なことも、日本や世界の経済を変革すると豪語するL&Gの社員は理解していないのでしょうか?

超インフレでも価値がある内はまだましです。
商品を販売する加盟店が円天を現金に換えるすべを失った今、携帯電話のディスプレイの上にのっかっている円天という数字は単なる記号にしか過ぎません。
  (円天は主に携帯電話を使ってやりとりされます)

インターネット上で商品を販売する Web円天市場 を見れば明らかです。
ほとんどすべての商品が
「好評につき入荷待ちとなります」
という表示とともに売り切れとなったガラガラの市場です。
  Web円天市場

たしかに“好評”というのは間違いないかもしれません。
近いうちにまったく価値がなくなってしまう円天を何か早めにモノに変えたいと思うのは誰しもが持つ当たり前の感情です。
ですから買える商品があれば多少値段(円天価格)が高くても注文が殺到するからです。

しかし加盟店の方も、円天をもらっても現金に換えることができないのですから、仕入れ先への支払いもできず、売れば売るだけ損になってしまうので販売をストップしています。

まさに円天は、トランプのババ抜きのハバのような存在と言えるでしょう。

  円天市場 ・・・ 7月以降は開催の予定なし
  
  円天市場GINZA ・・・ リニューアル中との名目で閉鎖したまま
  【ミニ情報】東京・銀座のL&G「円天市場」が事実上の閉鎖≠ゥ!?


トレーナーの話は、これからはシステムを大きく変更します。
これまでみなさんから集めたお金は近い将来必ずお返しします。
その代わり、新しいシステムを運用する共鳴金を集めてください、というものでした。

これだけ悪辣なことをし、支払いをストップさせた状態のまま、その上さらに新たな現金をむしり取ろうというのですから、悪党の考える悪巧みというものは底知れないものです。

もし正しく会社が運営されていて、出資者に安心感を与え、支払いが延期された日に確実にあるということを会員に信用してもらいたいのならば、
  ・これまで集めてきたお金はどの様に運用し、利益を得てきたのか。
  ・そして現在L&Gはどの程度の現金、または価値のある資産を保有しているのか。
というこの二点を明らかにすることが絶対に必要不可欠です。

しかし残念ながら、先に述べたように資産はほとんど残っていないはずですので、上の二点が明らかになることはないでしょう。


本当にこんなことばかり書いていても虚しいばかりですが、最新の情報では、L&Gは、
円天の募集活動をしない方々へは、即ち円天共鳴金を募集されるまでの間、「円天の使用」を一時的にストップさせて頂きます。
という通知を会員にしてきました。

高利の配当金で多くの出資者を集め、元金の返還、配当をストップするばかりか、円天の使用までストップさせ、それらを反省するどころか逆に盾にとって新たな現金を集めようとしています。

これまで高配当の素晴らしい“夢の円天生活”を吹聴し、会員集めに必死になっていたL&Gですが、会員数の伸びが鈍り出資金が集りにくくなった途端に態度が急変です。

2007年5月19日より、金利目的の旧株主社員を全員、整理整頓して新しく4つのノウハウによる新規あかり会員の募集を開始したのです。
  (中略 新しいシステムの説明)
円天共鳴金はそのための軍資金です。


甘い言葉の誘いにのって出資金を出し、配当をストップされた上“金利目的”と非難され整理の対象となった新しい会員の方はたまったものではありません。

新たに集めなければならない軍資金とは一体何なのでしょうか???
これまで会員の方たちから集めてきた莫大な出資金は、もう跡形もなく無くなったということを正式に認めたということなのでしょうか???


急遽会場となった区民センターの和室大広間には五十人ほどの人が参加していましたが、
1円も出資していないのは、たぶん私だけではないかと思います。
もし私も出資していたならば、大手を振ってトレーナーに質問を浴びせることができたのに残念です。

これまでL&Gに多額の出資をしてきているから、なんとかL&Gを信じたいという気持ちは理解できます。
しかしそのせいで真実を見る目を失い、さらに被害を広げることは避けてください。
ましてこの期におよんで新規の会員を募集することは、募集したその人自身も詐欺の片棒を担いだことになります。それだけは絶対に避けなければなりません。

もしどうしてもL&Gを信じたい、新しい人を募集したいというのであれば、今現在、解約金、配当金が支払われないことによってどれだけ多くの人たちが失意のどん底にいるかをキチンと説明してからにしてください。
そしてもし新たに募集した人が被害にあったなら(そうなることは確実ですが)、自分自身の個人資産からその全額を弁済するつもりでやるべきです。


これだけの巨大な組織が崩壊したならば、数多くの破産や離婚、会社倒産、そしてたぶん自殺者という最悪の悲劇を産むことは確実です。
ワールドオーシャンファーム、八葉開発、AJOL、近未来通信、豊田商事、数多くの投資詐欺、悪質なマルチ商法が、まさに雨後の竹の子のように次々と現われては多くの被害者を残したまま消え去っていきました。

うまい話には裏があります。
もしそのうまい話を信じるのであれば、必ずその仕組みを成り立たせているものをしっかりと見極めてからにしてください。


最後に、国民生活センターのホームページの文章をご紹介いたします。

< 高配当をうたって勧誘する出資金集めに要注意! >

消費者へのアドバイス

1)高配当が得られるという勧誘には、耳を貸さない!手を出さない!
 現在、通常の預貯金金利だけでなく、リスクを伴う金融商品でさえ利率が低い。常識的に考えれば、高配当が得られるはずがない。

2)投資した金はまず戻ってこない。
 例え、1〜2回の配当があったとしても、それは加入者を信用させ、事件の発覚を遅らせるための巧妙なカモフラージュである。1〜2回の配当があったことで業者を信用して次の投資をするようなことは絶対に避けること。

3)消費生活センターに相談を。
 信用できると思っても、“出資”“投資”で高配当が得られるということを勧められたりしたら、消費生活センターに相談してほしい。


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