時間の第二領域 |
「80:20の法則」のページで「7つの習慣」に紹介されている 「重要ではあるが緊急性のない 」時間の第二領域の大切さを書きました。 7つの習慣―成功には原則があった! 人生をより充実させたものとするためには、 急いでしなければならないこと、重要性の低いものに囚われることなく、 長い目で見て自分にとって最も重要性が高く価値ある この時間の第二領域をいかに豊かなものにするかということが大切です。 7つの習慣の中で、この時間管理の大切さを説いた第三の習慣「重要事項を優先する」は、 最も大切な要となるものであり、 また意識していてもなかなか実行することが難しいということで、 この第三の習慣だけを解説した本まで出ているほどです。 7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則 「80:20の法則」を書いてから、偶然なのか必然なのか、 「7つの習慣」と同じく、時間の第二領域の大切さを書いた二冊の本と出合いました。 夢に日付を! ~夢実現の手帳術~ 佐々木かをりの手帳術 どちらの本も表現の違いこそあれ、 人生の目標を立て、それを具体化、数値化し、 その目標を達成するための道筋(スケジューリング)をきちんと立てること、 そしてそれをひとつひとつ着実に実行していくことを説いています。 日々目先のことに追われているばかりではなく、 すぐに成果は出なくても、長期的な目標を達成するための行動、 種まきをする時間を持とうということです。 立派な方はみな考えていることが共通しているのですね。 私も自分なりに凡人でも実行できる「時間の第二領域を充実させる方策」を ふたつほど考えてみました。 1.第二領域と第一領域とをからめる 緊急で重要性の高い第一領域の行動は、日々欠かすことがありません。 この前後に第二領域の行動をくっつけてしまうのです。 朝ご飯を食べる前に必ず健康体操をするとか、 寝る前に三十分読書をする、手紙を書くとか、・・・。 一日の内でどこか空いている時間に、ということではついつい忘れがちになってしまいます。 2.第二領域のものを第一領域に入れてしまう 『目標を達成するまでは禁酒、禁煙!』などとよく聞きますが、 お酒やタバコの好きなにとっては、その目標達成のための行動は、 極めて重要で緊急性の高い第一領域のものとなります。 「○○断ち」というのはとても効果的です。 周りの人たちに幅広く公言するとなお一層いいでしょう。 もうひとつは自分が取り組んでいる第二領域のテーマを ホームページやブログ、メールマガジンなどで公開することです。 何かの研究発表、読書記録、お役立ち、学習情報、・・・。 コンテンツの充実とともにアクセス数が上がっていけば、 それが適度な励みとプレッシャーになり、緊急性も増していくようになります。 インターネットは素晴らしいメディアです 「何か事をなす人」というのは、この時間の第二領域を意識的、無意識的に 活かすことができる人なのかもしれません。 そして逆にどんな人であっても、 しっかりとした志を持ち、適切な方法論を用いたならば、 いかなる分野でも、実り豊かな成果を上げることは可能だと考えています。 あなたが人生における大きな目標を持っているとしたならば、 それを現実化していくための「時間の第二領域」に相当する行動とは どういったものなのでしょうか。 まずそこから考え、ひとつずつ着実に行動していってください。 私がこうして「第二領域の大切さ」を書いているのも、 『ここに書いたからには実行せざるえない』という自分を追いつめる 私自身の「時間の第二領域を充実させる方策」のひとつなのです。 最後に、一時はホームレスにまで落ち込みながらも、 現在はリサイクル事業で成功を収められている(株)生活創庫 堀之内九一郎社長の 言葉をご紹介します。 どん底からの成功法則 プールの水を「とりあえずおちょこで」汲み出しはじめられる人間になれ。 堀之内九一郎 2005.11.28 Monday |