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2月21日 カニャクマリ


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カニャクマリの朝は午前4時50分頃から鳴り出すヒンディー音楽で始まります。
近くの寺院で鳴らされているのでしょうが、よく苦情が来ないものです。

そして「クオーッ、クオーッ」という南国の鳥の鳴き声も
その頃から聞こえるようになります。
何の鳥かは分かりませんが、
マレーシアでもこの鳥の鳴き声は耳にしました。

6時頃になると、子どもたちが地面をほうきで掃く音が聞こえてきます。
そして6時半頃、スギルタンが一階玄関の鍵を開けるので、
ようやく外に出ることができるようになります。

朝のキッチンでは、女の子たちが朝食の準備を手伝っています。



男の子たちは例によって大騒ぎです。
頭の上に乗せている果物はホームにたくさんあり、
瑞々しくってとっても美味しいのです。



午前7時からは礼拝です。
みんなキチンとお祈りしています。



そしてわずかな時間も活用し、子ともたちは遊びに熱中しています。
男の子はみんなコマを回すのがとても上手です。
それしか道具を使った遊びがないということもあるのでしょう。





この子は葉っぱをくくりつけ、縄跳びにしています。
けど葉っぱは軽いので、あまり上手には飛べません。



女の子たちも学校に行く準備が整いました。





インドの学校はみんな制服です。
ボタンが取れてしまったシャツも多いのですが、そんなことはノープロブレムです。



上の写真は顔がちょっと暗くなってしまってますね。
黒い肌を持つ子どもたちの表情を写すのは、光の具合によってはとても難しく、
失敗した写真もたくさんあります。

この頃から自分も日焼けをし、腕や顔などは少し黒くなってきました。
子どもたちに日焼けをした腕と白いままの肩あたりの皮膚の色の違いを見せると、
日焼けというものを知らないのでみな興味津々です。
特に女の子は、肌が白いのはうらやましいようです。

ホームでの食事の様子はどのホームでも同じです。
みんなで役割を分担し、与えられた量を残さないように分け合い、
各自自由なスタイルで食事をします。



チェンナイ、トリチーのホームでは、いつも子どもたちと一緒に食事をしていましたが、
ここカニャクマリでは、スギルタンと一緒に彼の自宅でするように言われました。
ちょっと残念ではありますが、また違ったパターンを楽しむというのも味わいです。
もう子どもたちからはたくさんのものをもらい過ぎたという感もあります。



カニャクマリのホームもトリチー同様子どもたちは歩いて学校に通います。
今日は手を引かれ、学校の門をくぐり中に入りました。



南国ということもあるのでしょう、
日本のように、学校が隔離された空間という感じかまったくありません。
みんなノビノビしていますね♪





ここはちびっ子たちの行くプライマリースクール、
なぜかプリントが上からぶら下げられています。



ちびっ子たちは先生が来てもなかなか帰してくれません。
めちゃ可愛いけど疲れます。 (;^_^A



子どもたちと学校に行き、ホームに戻るとバタンキューです。
ここカニャクマリは、なぜか蚊がほとんどいなくて助かりますが、
それでも夜はぐっすりと休むことができず、
少しの時間でも昼寝は欠かせないのです。

インドでは時間の流れが日本と大きく異なります。
細々したことは考えず、大まかに、自然にまかせ、
のんびりと時の流れを楽しむことがベストです。

インドの自然と子どもたちから受け取るものはあまりにも大きく、
そけを頭ではなく、ただ時の流れで受け止めることを体が望んでいます。

ホームでは子どもたちとただ遊ぶだけ、
日常の、ごくありふれてはいるけれど、普遍的な喜びの時を楽しむだけです。

以前も書きましたが、
ここに子どもたちとの交流の詳細を書くことができず申し訳ありません。
今はカメラもなるべく持ち歩かないようにしています。
その方が子どもたちと自然な関わりを持てるから。
そして自分にとっても体が楽だということもあります ・・・ 。

















元々子どもが大好きで、子どもと遊び、子どもと仲良くなるのは得意中の得意ですが、
子ども一人一人にはみな個性があり、
自分もその時によって、また対する子どもによって態度が変わることも事実です。

子どもはそういったものに対して敏感に反応し、
こちらの心の有様を鏡のように映し出してくれます。
男の子は元気一辺倒で突進してくるだけですが、
女の子は時として相手をうかがうようにしてくるのでハッとさせられることがあります。



この子たちとどれだけ生身で対峙できるか、
それは己を見定める試練でもあります。



やはり子どもたちは自分にとって偉大な教師であり、
今の自分にとって何が必要なのか、それを如実に示してくれる存在です。





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