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1月31日 出国


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毎度の事ながら、長い間日本の日常から離れ、
旅に出るのはきわめて大変なことです。
今回も一ヶ月ちょっと心置きなく旅に出かけるため、
出るまでにやらなければならないことをリストアップし、
ひとつずつ漏れが無いように確実にこなしていきました。

百点満点とはいきませんが、
なんとか最低限の準備をこなすため、
直前の二週間は寝る間も惜んで動き回り、
それだけでもかなりの体力を消耗しました。

けれど今回はたくさんの方から、
「サカイさんがインドから帰ってこられるのを待ってますので ・・・ 」
と、仕事でもプライベートの面でも言っていただき、
人様のご縁のありがたさが身に染みます。

前回同様、今回もインドへの往復はマレーシア航空を利用するのですが、
マレーシア航空は昨年から持ち込み荷物の重量制限が緩和され、
機内持ち込みとは別の預け入れ荷物だけで30キロまで許されるようになりました。

30キロというとかなりの重量ですが、
できるだけたくさんのお土産をホーム持って行きたいので、
支援してくださる方たちからいただいたものを含め、
重量制限にかかる上限ギリギリまでの荷物を準備しました。

マレーシアのクアラルンプール経由のインド チェンナイ行きの便は
午前11時関西国際空港発ですので、
過去三回のインド行きと同様、
前日に奈良県天理市にある教会に泊めてもらうことにしました。
そして天理に行く前に、こちらもやはり前回と同様、
自分にとってはとても懐かしい町、京都の桃山御陵前で、
いつもインドの支援をしてくださっている橋本卓也さんと会って、
いろんな話をさせていただきました。

天理の教会と橋本さんにもお土産をお渡ししようと思い、
それぞれ数キロのものを用意しました。
大きなトランクケースとダンボール箱、ふたつに分けた預け入り荷物は
規定ギリギリの29.4キロ、
機内に持ち込む背中に背負った大きなリュック、一眼レフカメラ、
これらすべてを合わせると、
家から持ち出したものは総重量50キロ近くの大荷物となりました。

これらを抱えて移動するのは本当に重労働です。
身長180センチ以上ある大きな体だからなんとかなったものの、
普通の体格の人には無理ではないかと思います。
今回の旅の荷物が過去最大重量です。

トランクケースにはキャスターが付いているので、
トランクケースの上に荷物を置いて引っ張っていると、
その重みに耐えかね、昨年インドで壊れたのとは別のキャスターが、
根元から完全に崩壊してしまいました。



キャスターが壊れると、ケースを引っ張る重みが倍増し、
午後4時過ぎ、天理の教会に着いた時には疲労困憊といった状態でした。
次回からは、もっと荷物の重さを考えなければなりません。

海外旅行、特に長期間行く場合は強靱な体力が必須条件です。
健康で、体力があって本当によかったです。 (^o^)v


翌31日、天理のインターの乗り口付近にあるバス停を7時22分発のバスに乗るべく、
7時前に若い男の子の運転する車で送ってもらいました。

その彼から前の晩、使っているWindows7のパソコンの動作がきわめて遅いので、
少しでも速くなるようにして欲しいと修理を頼まれました。
結局二時間近くかかって快適に動くようになったのですが、
お陰で夜はほとんど寝ることができませんでした。

かなりしんどかったのですが、
日本にいる最後の最後まで、人様のお役に立つことができて幸いです。


キャスターが壊れてしまったのは気になりますが、
関空でなんとか無事搭乗手続きを終え、飛行機に乗り込むことができました。

マレーシアのクアラルンプール国際空港では、
乗り継ぎ時間が5時間ちょっとあったので、
カフェでパソコンを開き、無料のWi-Fiに接続し、
何人かの方にメールを送りました。

今回は前回借りてあまり役に立たなかったモバイルルーターはレンタルしなかったので、
最初の目的地であるチェンナイのホームでは、
しばらくの間ネット接続ができなくなると思われます。
それはそれで幸いです。
しばらく俗世間から離れてみるのも旅の味わいです。


それとひとつ最後の大仕事が残っています。
先にアップしたインドの人たちに向けた書いたメッセージを、
まだインドに送信していません。



日本語で文章を書き、それを下手くそな英語に訳したものを、
最低限読めるよう、英語のスペシャリストである
ソルトホームスクールの稲葉さんと清水さんに校正をお願いしました。

それがつい二日前なのですが、
関空から稲葉さんに電話をし、
なんとかクアラルンプールでメールで受け取れるよう無理を言いました。

その無理な願いを聞いてくださり、
校正というか、完全に書き直し(!)てくださった英文を
クアラルンプール到着時に受け取ることができ、
そのメッセージを写真付きのPDFファイルとして作成し、
メールアドレスの分かっているインドのホーム関係者7人に
無事送ることができました。

本当に本当に助かりました。
この場をお借りして、ソルトホームスクールの稲葉由紀子さん、
清水綾子さん(清水十輝くんのお母さん)に心から感謝申し上げます。 m(_ _)m


これでインド行きの準備が滞りなく完了したと思ったのですが、
クアラルンプールで荷物を確認していて、
愛用のビデオカメラは持ってきたものの、
それを充電するためのケーブルを忘れたことに気が付きました。 w(*゚o゚*)w

これだけの大荷物ですから、
何も忘れ物がない方が不思議なぐらいですが、
大事なものを忘れてしまいショックです。

けれどこれも何かの必然、いろんなことを頭の中で思い巡らせました。
充電ケーブルを忘れたと言っても、現地で買うことができるかもしれません。
また現在バッテリーはフル充電の状態ですので、
充電しなくても90分間は録画可能です。

それにインドに行くたびに機器は進化し、
数えてみると今回は、日本で使っているケイタイ電話も含めると、
ビデオカメラとともに、一眼レフカメラ、コンパクトデジカメ、iPad Air、
なんと五つものデバイス(機器)で、写真と動画どちらも撮ることが可能です。

インドには何をするために行くのでしょう。
子どもたちはカメラやビデオが大好きですが、
その子どもたちの生態を昆虫採集するが如く記録するために行くのではありません。

また子どもたちから、モノへの執着を手放すことを学んだにも関わらず、
そのモノに執着し、たくさんの近代的機材を抱え、
オタクっぽくその機器に翻弄されるのはまさに愚の骨頂です。


『古いものを手放さなければ、新しいものは手に入らない』、
今回もインドの子ともたちから、手放すべき何かに気づかせてもらえそうです。



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