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7月7日 バースデーファンクション


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こと


今日は7月7日七夕です。
インドでは七夕は関係ないけど ・・・ 。

ここで大切なのは曜日です。
今日は日曜日、学校は休みで、子どもたちも近くの教会の礼拝に参加します。

早い時間からホームの活動はスタートします。
日曜日だって関係ありません。



ココナッツの実をそいでいます。
椰子は実も葉っぱも殻もすべて活用できるのです。



コンデジだから、写真を撮ろうとする一瞬のタイムラグに、
すぐに男の子たちがカメラの前に立ちはだかってしまいます。 (T_T)



鶏肉を細かく切っています。
昨日天国に召された七面鳥でしょう。  ( ̄人 ̄)





インドの刃物の使い方は日本とは異なり、
ほとんど台やまな板を使いません。
こんな風に手で持った肉に直接刃物を当てるのです。
すべての面で器用なインド人は、子どもでも刃物の扱いがとても上手です。




朝食を食べ、歩いて10分ほどの所にある教会へと向かいます。



教会の中は男女によって席が区分されていて、
女の子は右手から、男の子は左側から中に入ります。

自分はトリチーに長ズボンを持って来なかったので、
礼拝の間中外で立ったり座ったりして待機していました。
もっとも中に入ってもまったくお祈りの内容が分からないのですから同じです。

外にいる時は、ホームの大学生がずっとそばにいてくれました。
クマールからガイドをするよう頼まれたそうです。
彼からも日本のことについていろいろと聞かれ、
ちょうどいい話し相手になっくれました。


ホームに戻り、昼頃から大きなイベントがありました。
このトリチーのホームの運営者であるクマールのバースデーイベントです。
スレッシュが “スペシャルファンクション” と言っていたので、
このページのタイトルは “バースデーファンクション” としました。

このイベントのためにクマールの兄弟家族が集まっていたのです。



礼拝堂に子どもたち全員と関係者が集まります。
最初は牧師さんが長いお話をされました。





次は女の子が前に出てきて、
たぶん定型のお祈りの言葉と思われるものを唱えてくれました。
かなりの長文ですが子どもは記憶力がいいですね。



ケーキにロウソクを点し、
ハッピーバースデーの大合唱とともにクマールがそれを一気に吹き消します。
  (このロウソクが何度息を吹きかけても消えない不思議なロウソクでした)
この様式は日本と同じです。



家族に感謝の意とともにカットしたケーキを口の中に入れていきます。
まずはお母様から。



口に入れられたケーキは、その一部をクマールに返すのがお約束のようです。



次は奥さんに。 あれっ、左端にビデオを録ってる外国人がいるな〜♪



二人の娘さんにもケーキのプレゼント♪



このケーキは小さくカットして子どもたち全員に配ります。



このケーキ、ものすごく美味しかったです♪
インドで食べるからそう感じるのかもしれませんが、
柔らかで芳醇な深いうま味に一口食べてビックリしました。 w(*゚o゚*)w



関係者全員でフォ〜トしました。
インドでは写真を撮ってくれと「フォ〜ト、フォ〜ト♪」としょっちゅう頼まれます。



続いては三兄弟家族のファミリーフォ〜トです♪
長兄のスギルタンが欠席です。



三兄弟の息子と娘、お揃いのドレスがきれいです♪



食事の時は子ともたちが給仕してくれました。



お代わりしますか〜?
頼めば何でもドンドンとついでくれます。



鶏肉とタマネギサラダ、七面鳥の入ったブリアーニ、焼き飯です。
どれもめちゃくちゃ美味しいので、つい腹十分目まで食べてしまいます。



食べ過ぎるのは、子どもたちが変な言葉で面白いことばっかり言う日本人興味があり、
いくらでもお代わりしろと言ってくるところにも原因があるのです。 ^^☆



本当に日本に持って帰りたいぐらいの美味しさです。
体が喜ぶ美味しさなのです。



お皿の手前にこぼれいる白いのはタマネギサラダのドレッシングというか汁です。
タマネギはとてもポピュラーな野菜で、
タミル語のヴェンガーヤンという名前を覚えてしまいました。

大人たちの食事が終わると続いては子どもたちが食事をする番です。
みんな列を作って順番に礼拝堂に入ってきます。



外では五人の従姉妹が食事をしています。



カメラを向けながら「ルシー?」(美味しい?)と聞き、
手前のタンビが「ルシー!」と答え、
その瞬間だったので目が閉じられて口が開いています。 (*^・^*)

さあ、美味しい料理をお腹いっぱい食べてね〜♪





子どもたちが写真を撮れ撮れとうるさいので、
食事をしている写真を撮ってあげると言ったら、
お皿に何も入っていないのに食べる真似をしてくれました。 ^^☆



なくなったらお代わりしてね〜♪





みんな生き生きしてますね〜♪



使ったお皿は自分たちで洗います。



この男の子めっちゃ可愛いんです♪
何歳かは分かりませんが、もろ幼児体型をしていて、
その短い手足をいつも振り回してはしゃぎ回っています。

『幼子のような者でなければ天国に入れない』、
無邪気さの尊さを、彼は全身で伝えてくれました。

女の子たちも自分でお皿を洗うのよ♪
カメラの前だからちょっとはしゃいでますけど。 (^o^)v



子どもたちとはいろんなコミュニケーションを取る手段があります。
ノートに彼女らの名前をアルファベットで書いてもらい、
それにカタカナで読み方を書いてあげると大喜びです。



最初はすべてアルファベットを書いてもらっていたのですが、
途中から面倒になって名前を耳で聞き取って次から次へとカタカナで書いていきます。
グレイシー、エルラルシー、ビエンジャバル、ヘッシバー、ベニニラー、
アムダー、タニニャー、カウセリアー、・・・ 延々と続きます。

それらを読んで、わざとちょっとおかしな言い方をしたりすると女の子たちは大爆笑です。
大阪生まれでボケるのが得意でよかったです。 ^^☆



二ベラは “荷部裸” なんて漢字で書いたりなんかしちゃってます♪
「日本語ってシンプルですね」と一番年長の女の子が言ってくれました。
たしかにすべてカタカナだけだったらシンプルでしょうね。

彼女に日本語で目、鼻、口、耳という言葉を教えたら、
翌日もちゃんと覚えていました。
しっかり日本語を勉強して日本に来てね♪

彼女に案内してもらってコテージの上に上ると、
ここにも立派なソーラパネルがありました。
そして一階には巨大なバッテリーがいくつも並んでいます。




クマールの誕生日には、子どもたちにアイスクリームが配られます。
みんなじっと並んで順番が来るのを待っています。



男の子の服にドラえもんのワッペンが貼ってありました。



ドラえもんの他、のび太、ジャイアン、スネ夫、・・・ 子どもたちはみんな名前を知っています。
ここインドのドラえもんも、日本のオリジナルと同じ登場人物の名前のようです。、

順番が来て、子どもたちが一人一人クマールからアイスクリームを受け取ります。



美味しいアイスクリームをもらって嬉しいね♪



子どもたちがアイスクリームのもらう順番を、
じっと列を作って待っているのを見て、
またそれを嬉しそうに受け取っているのを見て、
とても胸が熱くなりました。

アイスクリームはアイスボックスの中に入れられていましたが、
その中には氷などの保冷剤はなく、
少し溶けかけて軟らかくなっています。

美食に慣れている豊かな日本の子どもたちは、
こんなアイスクリームをもらって大喜びすることはないでしょう。

いつも思うことですが、豊かさとは一体なんでしょう。
溶けかけたアイスクリームをもらい、
そんなささいなことにも喜びを感じられること、
それが本当の心の豊かさではないでしょうか。

文明の発達とともに、喜びに対して不感症になるのが文明国の豊かさなら、
そんな豊かさは決して人を幸せにはしないでしょう。

ものが豊かになるのは悪いことではありませんが、
その根底に、『吾唯足るを知る』(われ ただ たるを しる)、
この思いがあり、どんなことにも喜びを感じられるようでなくてはいけません。



最も大切なものは何か、すべてはこの子ともたちの笑顔が物語っています。

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