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5月19日 歯医者さん


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昨日、明日(今日のこと)の朝5時半にホームを出て、
カンニャクマリのロックアイランドに船で渡ろうとスギルタンが言っていたのですが、
午前中に言ったことで、たぶん忘れているだろうと思っていたのですが、
一応念のためにその少し前に起きて準備をし、
スギルタン宅の前で待っていました。
けれども案の定忘れていたようです。

忘れていたというよりも、
インドの場合は、だいぶ前に言ったことは再度確認をしないとなかったことになる、
と考えた方が正解かもしれません。

毎朝サンダルを履く時は、少し緊張します。
これまで足の腫れがひどかった時は、
サンダルで歩くとバンドのところが当たってズギスキ痛んでいたのですが、
それがチクチクという痛みになり、
今朝はサワサワと少し感じるといった程度にまでよくなりました。

手足の化膿していたところは相当ひどく、
いろんな人に「どうしたんだ?」と聞かれ続けましたが、
今考えると、何か食事に当たったのかもしれません。
絶対に虫が刺さないようなところまで腫れたり湿疹が出ていましたので。

それもお陰様でかなりよくなってきました。
一時は “悪い伝染病か” というぐらいひどかったのですから。


今朝は夜がやっと明けはじめた午前6時前から男の人が二人来て、
椰子の木に登り、椰子の実を次々と落としていきました。



手慣れたもので、両足が木から離れないようにするバンドを縛り、
スルスルと木のてっぺんまで登り、
鎌でもって実や古い葉っぱを切り落としていきます。



落ちてくる椰子の実にあたったら大けがをします。
木から少し離れたところで、作業の様子をしばらく見学しました。

ドーン、ドーン、・・・ ものすごい音とともに高いところから椰子の実が落ちてきます。
その音に刺激されたからでしょうか、周りには蚊がいっぱい飛んでいます。
部屋に戻っても蚊が何匹もいましたので、
今朝は朝から蚊取り線香をたきました。


朝食は8時ちょうどにテーブルに着き、
「ウエイト、ウエイト」と言われ、しばらく食事の出てくるのを待ちました。
今朝はイドゥリーです。



昨日ティーチャーから今朝も8時半から結婚式だと言われていたのですが、
まだナイトガウンのまま着替えをしておられないようなので、
念のため時間を確認すると、9時に出発とのことでした、
けど結局出発は10時、いつものインド時間です。 (^^ゞ

さっき落とした椰子の実が、ホームの何カ所かで山積みになっています。





今日の結婚式は、スギルタン夫妻が二人揃って出席です。
正装をした二人。



なんで二人の子どもが出席しないで外国人の私が出席するのか不思議なのですが、
誰が参加してもいいというのがインドの結婚式の特徴のようです。

場所はナガラコイルのすぐ先のナガラコイル・タウンです。



ここもCSIの立派なプロテスタントの教会です。





外では楽団が待機しています。
メンバーは可愛い子どもたちが中心です。



こちらが今日のブライダルカー、
フロントグリルのところのバーがさびているのが???でした。









結婚式でおしゃれをしている子どもたち。
インドの子たちは、派手な色彩がよく似合います。





同じ褐色の肌でも、その色の濃さには差があります。
この女の子たちはかなり濃い肌の色をしていましたが、
その肌の色と白、ピンクがすごくよくマッチしていて目を引きました。



この家族は式の後、バイクに四人乗りでレセプション会場まで移動していました。
インドでバイクの家族四人乗りというのは、ものすご〜く一般的なのです。
もちろんノーヘルで危険極まりないものです。
インドで大きな事故は一度も見たことがないのですが、
スギルタンは「毎日たくさん事故が起きている」と言ってました。
だろうと思います。



楽団の楽しい演奏が始まりました。



特に見事なのがこの大太鼓の二人です。
ロープの先におもりを付けたものを振り回し、
それで大太鼓を叩いています。



そしてそのロープの先にはリボンが付いているので、
いろんなポーズとともに舞い踊るそのロープの動きが実に見事です。

演奏が終わった後で思わず拍手をしようと思ったのですが、
誰も拍手をしていないので、踏みとどまりました。
インドでは拍手の習慣はないのでしょうか?

今日の主役のお二人です。
お幸せに♪  ヾ(´ー`)ノ。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'



教会の近くにあるレセプション会場に移動します。
なんとなく派手な感じの会場です。



入り口には左右に二体の象の置物(?)が飾られています。



そういえは、昨夜レセプション会場に向かう途中、
別々の場所で大きな象を二頭目撃しました。
二頭とも、道の端をのそのそと歩いていました。

会場の表では楽団が待機し、新郎新婦とともに入場する時を待ちます。





新郎新婦が会場に入ってくるのを待つ間、
レセプション会場の上にある食堂で、少し早めのランチをいただきます。
食事の時間は合間を縫って、いつ食べてもいいシステムです。

メニューはいつもの通り。



もうだいぶ辛いものに慣れたのかもしれません。
何を食べても、あまり辛さを感じなくなりました。
あの辛いマンゴーチリもすべて残さずいただきました。
私のインド人化はますます進んでいるようです。 ^^☆

食堂は、ご覧の通り奥のガラスの装飾がとてもきれいでした。



食事を終え、会場に下りると記念撮影会が始まっていました。



スギルタン夫妻も記念撮影です。



美味しそうなウエディングケーキですね、
私もインドにいる間、一度ウエディングケーキを食べてみたいものです。 (^^ゞ





私にとって、今回六回目の結婚式参加を終えました。
今はブライダルシーズンとはいえ、こんなにたくさんあるとはすごいものです。
結婚式はどこも参加者が多いので、知り合いの多い人は必然的にこうなるのでしょう。

お祝いは、ピンク色の専用封筒に表書きをして現金を入れ、
プレゼントは、すごくきれいな色とりどりの包装紙にくるんだものを、
それぞれレセプションの会場で直接二人に手渡すのが習わしのようです。


ホームに戻ると、椰子の葉や枝が、
きれいに仕分けして積まれていました。



こんなのが、やはりホームの何カ所かにあります。


それと実は、昨日のレセプション会場でいただいたキャラメルを今朝食べていたところ、
なんと右下四番目の歯の冠が外れてしまったのです。 w(*゚o゚*)w
インドで最も起きて欲しくないこのひとつでした。



スギルタンに相談したら、いい歯医者に連れて行ってやるということで、
午後7時の予約で、
ナガラコイルの町の歯医者さんに連れて行ってもらうことができました。



家族みんながかかっているという歯医者さんは、
ティーチャーのご兄弟の息子さんです。



白衣ではないというのが少し違和感がありますが、
後はほとんど日本と変わりません。
ドリルの先から水が出るようになっていて、
それが割とよく顔にかかるのですが、
あまり気にしないというところがインド的です。



治療はバッチリ、取りあえず応急処置ということでくっつけてもらいました。
しばらくはなるべく左側で食べるようにとのことです。



料金は数百ルピーといったところらしいのですが、
親戚だからということで、タダにしていただきました。
ありがとうございます。
本当に助かりました。 m(_ _)m

ちなみに二本伸びている白いアームは、
一般が口の中に光を当てるもの、もう一本は、なんと X線撮影機です。
インドでは普通の治療室で普通の状態でもって、
放射線を扱うのですね。 w(*゚o゚*)w


スギルタンが用事にもあるようで、歯医者さんに寄った後、
ジオンプラムのホームに戻り、30分ほど部屋で休憩しました。
この部屋を離れてもう二週間以上になりますが、
まだその時の洗濯物が干したままです。 ^^☆



インドでは毎日洗濯し、その洗濯物がすぐに乾くので助かります。
着替えは極力少なくし、かつこの部屋にその一部を残していても、
現在まったく困っていないぐらいです。

この部屋のベッドは大きく、クッションもよくて快適です。
部屋は明るいし、机はあるし、隣のトイレシャワーはきれいだし、・・・
すべての面でこちらの方が快適なのですが、
それは致し方ありません。
多少不便さを味わった方が、日本に戻ってから、
そのありがたみが分かるというものです。

アンブマナイのホームに帰ったのは、ちょうど9時少し前でした。
毎日定時に、どこかから時報のアナウンスが流れるのですが、
それがきっちり時計の長針が真上を向く三分ぐらい前なのです。
最初は自分の時計が狂っているのかと思い、
いろんな時計で正確な時間を調べたのですが、
狂っているのは、その時報の方でした。 (☆o☆)

今朝も元気に午前3時57分に、
時報の合図を告げていました。 (^^ゞ


いつもより遅い時間の夕食です。
ちょっと慌てていて、必ず撮る写真を撮り忘れました。
メニューはいつものようにご飯、それに何種類かのカレーをかけて食べます。

インドの食事メニューは、数としては日本の十分の一程度でしょう。
なぜいろんなバリエーションを楽しまないのか不思議ですが、
素材のよさ、美味しさで飽きずに食べさせてしまうところがインドの素晴らしいところです。

それと人々の貧富の差は大きくても、
食べるものにあまり差がないというのもインド(南インド?)の特徴でしょう。
貧しい人は、肉や魚は、
自分たちで飼っているもの以外なかなか口にできないということはあるかもしれません。

いずれにしても、あらゆる点で日本と異なるインドの生活、習慣は、
私にとっては面白くて興味津々です。

そしてそれは、日本人としての自分自身を見つめ直させてくれることでもあるのです。



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