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朝早く起きて、きれいに飾り付けられたゲートの写真を撮りに行きました。
まだ夜が完全に明けきらぬ頃で、イルミネーションの輝きもきれいです。
新婦さんのお名前は、ビニ・ローズさんというのですね。
いいお名前です。
けどなんで文字が全体的に左に偏っているのでしょう?
慌ただしく朝食をいただきます。
食べ終わったら、バナナの葉っぱを半分に折るのです。
それが食事終了のサインです。
外では楽団が大きな音で演奏をしていまいます。
リズミカルな太鼓やラッパの音を聞き、
気分はだんだんと盛り上がってきます。
今日はみんなおしゃれをしています。
先日大泣きされたこの子も、今日は泣きませんでした。
二度目に会ったので、少し慣れたかな?
家の前ではまたまたスジーブの記念撮影会の開催です。
父スギルタンとともに、亡き祖父へ献花を捧げます。
祖父のお墓はホームの中にあります。
婚礼当日の儀式もまずは祈りから。
そしてまたいろんな親族との組み合わせで大記念撮影会。
スギルタンファミリーの四人。
なぜか私も再び呼ばれて記念撮影、
今日の黄色いシャツとズボンは、スギルタンファミリーからプレゼントされたものです。
式当日までに太って、ズボンが入らなくなってしまったら ・・・ 、
とかなり心配していたのですが、
なんとかピッタリと着ることができました。 ^^☆
あんなに食べたのに、・・・ 少し安心しました
いよいよ出発です。
楽団を先頭に進みます。
スジーブは妹と母に挟まれる形で車に乗り込んでいます。
車に揺られること約一時間半、
結婚式会場にようやく到着しました。
少し手前で車を降り、楽団を先頭に一団が練り歩きます。
なんかすごく物々しい雰囲気で、大挙して相手陣営(?)に乗り込むといった感じです。
新婦ビニさんのお父様がオーナーだという結婚式場に続々入っていきます。
ここでまた何かのセレモニーが。
式場に入り、また何かお祈りか誓いの言葉を、
ここでもまだ新郎と新婦は一緒になりません。
そしてまた一団は結婚式場を後にし、
車で二十分ほどのところにある大きな教会に行きます。
いよいよここで結婚式の本番です。
初めて目にする新婦のビニさん、きれいですね。 ^^☆
ここでは写真とビデオ撮影班が、新郎側と新婦側で合わせて二台づつ計四台、
それに外国人の私も一緒にくっついてカメラを持って歩き回りました。
周りからすればかなり違和感があったのではないでしょうか。
ちなみにプロ撮影班の機材は、ビデオがパナソニックとソニー、
カメラが二台ともニコンで、またまた日本勢独占です。 ^^☆
いやいやなんとも素敵な教会、素敵な結婚式でした。
キリスト教式の結婚式は、たぶん日本もインドもそんなに差はないでしょう。
けれども同じ南インドでも、宗教によって式の内容は随分差があるとのこと、
当然でしょうね。
そして、ここの結婚式場ですごく印象に残ったことがあります。
実は、・・・教会のすぐ横のみんなが通る通路に、
日本では見ることのないような大きな野ねずみの死体が
お腹を一部裂かれたような形で横たわっていたのです。 w(*゚o゚*)w
みんなが通る通路、みんなが目にするところにですよ、
日本だったら絶対に大騒ぎするところでしょう。
ところがここインドでは、式の始まる前にあったその死体が、
式が終わった後も当然のごとく同じ場所に転がっていました。
誰もそのことにはまったく気をとめていないようです。
いろんな意味で、やっぱりインドはすごい! (;^_^A
結婚式場、というか披露宴会場ですかね、
そちらに再び車で戻りました。
会場の外ではグレープジュースとマンゴージュースが振る舞われています。
そしてそのどちらもが日本のジュースとは比べものにならないぐらいに美味しいのです。
けど生のジュースは飲み過ぎ注意です。
私は五杯ぐらいいただきましたが。 (^^ゞ
ウエディングケーキの前に座るお二人さん。
祈りの後にケーキ入刀です。 ^^☆
ケーキを一口ずつ食べた後は、
日本での三三九度の杯みたいなものでしょう、
新郎新婦で同じチャイーとバナナを口にするのです。
そして親族友人たちが続々と壇上に上り、
またまたまた大記念撮影会です。
サンカランコービルからリラ庵主さんと建築関係のボランティアをしているおじさんも
駆けつけてくれました。
南無妙法蓮華経を唱えています。
私を南インドに導いてくださった石谷上人と木村庵主さんは現在日本に行かれていて、
今月末にサンカランコービルに戻られます。
私もその頃サンカランコービルに行く予定です。
延々と続いた大記念撮影会も終わり、
階下の食堂でお昼をいただきます。
新郎新婦も一緒です。
今日はいつもよりカレーというのかおかずというのか、
その種類が少しだけ多めでした。
南インドの食生活に、ハレとケとか、ご馳走と普段の食事とかの差があるのでしょうか、
同じようなものばかり毎日毎日食べられるのに感心します。
まあ美味しいからノープロブレムですが。
それにしても今日のお昼は辛かった ・・・ 。(*≧◇≦)
なにがどう辛かったのか、もうすべてがごっちゃになってよく分からないのですが、
特にあの例のマンゴーとチリを和えたのが、
今日のは殊の外辛くて辛くて本当に参りました。
しかも辛さでひるんでる隙にどんどんお代わりをいれられるし ・・・ 。 (☆o☆)
満腹、檄辛、ちょっとだけ限界を超えました。
ついでに言わせてもらうと、辛いもの以外はものすごく甘いのです。
これが日本の和菓子だったら甘すぎて売れないだろうといったレベルです。
激辛&激甘、インドの料理は両極端です。
結婚式から帰り、ちょっとホッとしていると、
スレッシュさんから家族写真を撮って欲しいと頼まれました。
大きく引き延ばして飾りたいのだとか、
なんでインド人ってこんなに記念写真が好きなんでしょうか。 ^^☆
スレッシュさんから少し休憩していろと言われ、
洗濯し、シャワーを浴び、小一時間ベッドで横になりました。
インドにいていつも思うのですが、
どんなに疲れていても、少し横になって寝ただけですごく元気が回復します。
なんだか日本にいる時と疲労回復の感覚が違うのです。
きっとあのナチュラル激辛パワーのお陰でしょう。
夕方タンビからレセプションがあるから行こうと誘われ、
準備を整え出発します。
場所はほど近いナガラコイルの町の会館です。
ここでもまたまたまたまた大記念撮影会が。 w(*゚o゚*)w
プロのカメラマンはもうすでに写真をバチバチ撮りまくっていて、
カメラを構えた私を見ると、
「ベリーレイト」と言ってましたので、
もうかなり前から撮影会は始まっていたのでしょう。
こんな風に挨拶だけの人もいるのですが、
ほとんどの人は記念撮影をしていきます。
写真撮影をする数は何組ぐらいだったでしょうか、
とにかくいつまでも途切れることがありません。
カメラマンも私に向かってさかんに疲れたとか脚が痛いとか言ってました。 (>_<)
それぞれが記念撮影をする間、他の人はただ待っているか食事会場で食事をするか、
そんなことしかすることはありません。
日本の披露宴のように歌や踊りといったアトラクションなどはなく、
その点は日本の方がシステムとして優れているように思えます。
日本も車や電気製品といったハードだけではなく、
こういった優れた文化を紹介していったらいいのではないでしょうか。
記念撮影会が終わったのが夜の10時前、
それから遅い夕食です。
私は昼食の激辛でかなり胃が参ってましたので、
夕食はパスしました。
とにかく食事をさせたいインド人は、
「ヘイ、ミスターサカーイ♪」と何度も声をかけてくださいますが、
その都度断りを言いました。
声をかけていただけること自体、とてもありがたいことです。
インド人にとってゲストに食事をさすことは、きっと接待の基本なのでしょう。
すごく喉が渇いていたのでペットボトルの水(300cc)を何本かもらい、
美味しそうだったソフトクリームを三個も食べてしまいました。
けど日本だった、晴れの結婚式、暑い、喉が渇く、くたびれる、・・・
ここで出てくるのは99.99%よく冷えたビールでしょ。
何の因果でぬるい水とアイスクリーム ・・・ トホホですよ。 (T△T)
ここでは給仕をするボーイたちがやたら私に声をかけてきました。
外国人、日本人と話しをするのがよほど嬉しいのでしょうね。
上の会場に戻ると、また何かの続きがあり、
新郎新婦を真ん中に椅子を輪にして座っています。
何かの交換会みたいでしたが、よく意味は分かりません。
そして再び記念撮影会、遅れてきた人のためのようです。
記念撮影が終わると、カメラマンが自分を撮ってくれと言ってきました。
日本人に写真を撮ってもらうと嬉しいんでしょうか?
10時過ぎに会場を後にします。
ホームに戻ると、イルミネーションが本当にきれいでした。
今日も一日、写真を撮りまくってちょっとくたびれました。
スジーブさん、ビニさん、ご結婚おめでとうございます。
ヾ(´ー`)ノ。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'
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