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英語音読について




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メールをお待ちしています
いつもホームページを通してメッセージをくださる
英語のスペシャリストであり、幼いお子様たちのお母様でもあるMさんが、
英語の音読に関するレポートを書いてくださいました。

音読についてこんなに深く考えたことがなかったので、とても参考になりました。
Rome was not built in a day. (ローマは一日にしてならず)
これからも音読に励みます♪

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まず第一に英語の音を身につける事です。
単音、アルファベット、単語(数字、色、曜日、月など)から始めます。

英語は、あごを動かし、口を縦や横に開けたりします。
日本人の上下の歯間は狭いので、アルファベット練習でしっかりと開けるようにすると良いです。
唇、歯や舌の筋肉をよく使います。
また、英語は日本語を話す際の3-4倍の息を必要とします。

英語発音は子供のように耳が優れていなくても、何歳からでも矯正できます。
私は単音より口の形や、舌の位置を鏡を見ながら視覚的に練習しました。

徹底的に単音練習、アルファベットを繰り返し練習し、英語を話す筋肉とたっぷりの息を使えるようになる事がスタートラインです。

Nothing is as easy as it looks.(何事も見かけほどには簡単ではありません。)

ちなみにこの英文も息を途切れさせずに読むのは、文字の如く easyではありません。

しかし、一つ一つその音の作り方を知り、英語発音をマスターするのは楽しくやりがいがあります。

発音を知るとさまざまな理由が明らかになっていきます。
(リスニングで起きる弱化、短縮、連結、消失、脱落、同化、音が別の音に変わる融合同化)
発音出来ないものを聞き取るのは困難です。
よって音読によりリスニング力がUPするんですね。

他の英語学習分野よりも多く早く成果を感じられるので、学習のモチベーションは下がりにくいです。
音読に取り組まれるならば、More haste,less speed.(急がば回れ。)といったところでしょうか。


次にフレーズ、短文をスロー、Mテンポで読みます。
文章がいくら長くなっても、意味のかたまりを読むチャンク読みは基本なのでこの段階も十分な練習が必要です。
口も舌などを視覚的に確認しながら読みます。
練習の仕方はリスニング&リピーティングです。1文毎に英語を止めて、聞こえてきたとおりに英語を繰り返します。
そして、ファーストテンポ、長文、対話などを読んでいきます。

音読はCDなどの音源があるものを使います。真似ることからです。
私は川本早奈恵さんの英語をモノにする7つの音読メソッドという本で音読練習の仕方を練習しました。

7つのメソッド

1.リスニング&リピーティン
なんといっても大事です。(上記に記載)

2.シャドーイング
少し遅れて文字を見ずに、音だけを聞いて読む。英語の瞬発力を養うためと、リズムとイントネーション強化

3.オーバーラッピング
文字を見ながらCDを聞きながらかぶせて読む。
声の高低、速度、息継ぎ、ポーズの置き方を確認
 
4.リテンション
英文をまとめて聞き、あとでまとめて口に出す。
集中力、記憶力、情報処理力がUP

5.音読
総仕上げ。
読みながらその音は頭の中で鳴っています。

6.口パク練習
リップシンキング、音を聞きながら声は出さないで口をパクパクさせて練習。
通勤時など。

7.ひとりブツブツ練習
目にしたものを何でも英語化する。とっさの時に英語が出て来やすくなる。

よく色々な教材にある練習方法ではあるのですが、私が気に入った理由は以下でした。

リズムとイントネーションを確認するために英文を聞き、波線を入れます。
これでどのくらい合っていたかを確認出来ます。

ストレス、特に強調して読むところ、上下のイントネーション、抑揚、すばやく読む、2語続けて読む。
このような確認も出来ました。

実際に音読に取り組みながら、自分でどこをどのように注意したら良いのか!?
分からない人も多いので、このように出来具合を確認出来るのは分かりやすいと思います。
これを繰り返しながら自己流のクセに気付き、モデルの音源に近づけ易くなります。

自分の音読をビデオに撮ることもしました。
大変分かり易いです。

もし一緒に読んで貰える人がいたら、リスニング&リピーティング、同時に読むのは良いですね。
やはりその場でその空気を一緒に感じながらの音読も良いです。
読みを引っ張って貰えたり、瞬発力も付きます。

つっかえる所をひたすら練習するのも良いですが、もし発音をマスターし音読も上達した人がいたらろ、なぜ読みにくいかの理由、同時に同じようなパターンの想像もつくかもしれません。
アドバイスを貰えたら良いですね。

最後に音読の際に覚えておきたいルールをレポートします。
英語の基本メロディです。左から右へ階段読みです。

ベーシック・ピッチパターン

1.文頭近くに副詞があったら、その最初のシラブルの音程を最も高くする

2.文頭近くに副詞がない場合、否定語か形容詞があればその最初のシラブルの音程を最も高くする

3.文頭に副詞、否定語、形容詞のいずれもない場合、文頭に近い名詞か動詞の最初のシラブルの音程を最も高くする。

4.基本的には、音程を最も高くする単語として代名詞や前置詞は選ばない。

5.音程を音程を最も高くするシラブルから音程を最も低くするシラブルまで、単語単位ではなくシラブル単位で段階的に音程を下げる。

6.文末から数えて1-2番目の単語の音程の下げ幅を特に大きくする。

7.長い文章はこのパターンのサイクルが2つになる。2つ目以降のサイクルではひとつ前のサイクルよりも、
 最も高くする音程の高さを若干上げるか下げるかしてサイクル間で変化をつける。

これを紹介した理由は以下です。
英文にストレスを付けて強く、長くなどたっぷり読めていても、単語により音が高くなり目立ってしまったり、低過ぎて目立たなかったり、メロディが不自然になる事があります。

例えば I He などの主語、何でもいいですが、頭から高いピッチで読まない。
英語はジャズリズム、ダ ダーー、主語はちょっと低めにさらっと読む。
(同様にthis〜、our〜と名詞が続き主語になる時も、名詞ではなくthisが目立つ)
i の発音は低く。
語尾に-ly、-ry,-er、-ingが付くと頭ではなく語尾が上がりやすい。
英語は単語のはじめにパンチを置きましょう!!
否定語のnot never noはしっかり目立たせる。too,soも上がりきらない事が多い。
チャンク読みは高さを落としながら一息で読まないと、また変に高さをつけてしまう。
シラブル読みでストレスがついていないところは曖昧母音schwaにする。
(ex-cel-lentうしろ2つは曖昧にするように)
/i:/need readなどのEの音は低くなりがちなのでしっかりあげる。
   など

このピッチパターンのトレーニング教材もありますが、ルールを確認し音読に取り組むだけでも違うと思います。


今回、ヨガナンダさんにこのレポートの提案を頂いた事に感謝を致します。
家事と子育て、仕事と毎日精一杯で、なかなかこういった時間をとる事は難しいです。
夜な夜なパソコンと向いました。
私本人じゃないと分からない内容もあるかもしれません。

でも、一つでも何かお役に立てる内容があったら幸いです。
最後まで読んで頂きまして、どうもありかとうございます。

                           From  自称 英語発音職人

2014.1.25 Saturday

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