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渋滞
治りかけだった風邪が尾を引き、
なかなかスッキリとしません。
相変わらず鼻水が出て、時折頭痛がします。
しんどくて体が動かないといったほどではないので、
毎日外を歩き回っていますが、
現在泊まっているホテルが三日前に突然停電になり、
その余波でエレベーターがストップしたままで、
部屋のある四階まで歩いて上ると頭が少しズキズキします。
泊まっているホテルは一泊16ドル、二千円弱といったところですが、
部屋は広くて清潔で、温水シャワーもあり、とてもリラックスできる造りです。
ただ細かいところで日本と比べると配慮が欠け、
部屋の照明が暗すぎたり、机にパソコンを置いて作業しようとすると、
椅子が低すぎたりと、なかなかじっくりとパソコンと向き合うことができません。
今日は9月9日、プノンペン最後の一日です。
昨日からひろしまハウスの看板を見て日本人旅行者が訪ねてくれていて、
今日はその人と一緒に四年前にも行ったトゥールスレインとキリングフィールド、
ポルポトの時代、多くの人たちが捕らえられ、殺された、
その収容所と処刑場の跡地を見てきます。
ここプノンペンにいる間にたくさんのページを更新したかったのですが、
続きは広島に戻ってから書いていきます。
プノンペンに着き、まず最初に感じるのは車の渋滞です。
朝夕のラッシュ時はもとより、
日中でもスピード違反で捕まるような速度では走れません。
街中には信号機のない交差点もありますが、
要所要所には通行可能な方向を矢印で示したり、
赤信号の待ち時間、青信号の残り時間をデジタルで表示された信号機があり、
インドと比べればはるかに秩序だっています。
けれど近くに行く場合は、平気で逆向きの車線を走ったりするのはインドと同じです。
問題は駐車場というものがほとんどなく、
狭い道にでも平気で車を駐めてしまうことにあるように思います。
店の前の歩道に車を駐める。
その外側の車道にも駐める。
なかには用事があって駐めるのではなく、
「FOR SALE」という売り物の車を
堂々と一般道に放置したままにしているのには驚きました。
しかもところよっては、その売り物の車が横二列に並んでいるのです。
というわけで、道はいつもぎゅうぎゅう詰め、
これでは車がスムーズに流れるわけはありません。
そんな中、とても画期的なものを発見しました。
ひろしまハウスは広いウナローム寺院の中にありますが、
そのウナローム寺院の塀のすぐ外に、
日本で見慣れたコインパーキングの設備があるのです。
この車止め、日本で見かけるものとまったく同じです。
聞いてみると、日本企業の支援でプノンペンで初めて導入したのだとか。
こういった設備が普及し、駐車場が増え、
路上に勝手に駐めている車が減れば、
プノンペンの交通渋滞は少しは解消されるでしょう。
経済発展著しい、カンボジア、プノンペン、
そのインフラとして、渋滞のない道路は欠かせない条件です。
2015.9.9 Wednesday
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