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8月19日
海外に向けて朝早く経つ時は、いつもどうしても睡眠不足になってしまいます。
前日も準備に追われ、布団に入ったのが午前2時前、
結局1、2時間しか寝ることができませんてした。
午前6時前に家を出て、市電で広島駅、
そして広島駅からはリムジンバスに乗って広島空港に向かいます。
今回一緒に旅をする伊藤さんとは、
8時に飛行場で待ち合わせだったのですが、
30分以上早く着くことができました。
飛行場では、たまたま平岡敬元広島市長ともお会いしました。
韓国仁川空港まで一緒の便に乗るようです。
平岡さんは放射能の研究がご専門で、
これからチェリノブイリを視察するために、
広大の先生方と一緒に、カザフスタンまで行かれるとのことでした。
この日記の更新は、
慣れないノートパソコンを使って旅の時間の合間にしますので、
写真はたくさん載せられても、十分なコメントが書けないかもしれません。
ご了承ください。 m(_ _)m
広島から仁川まで1時間40分、定刻通り出発します。
仁川はアジア最大のハブ空港だとは聞いていましたが、
実際そのだだっ広さには驚きました。
プノンペンへの乗り継ぎ便までは、
7時間50分の待ち時間があるので、二人でソウルまで行くことにしました。
大きな預けている荷物はそのままプノンペンまで行くし、
座席を指定した乗り継ぎ便のチケットまで
広島空港で受け取ることができるのですから、
便利な世の中になったものだと感心します。
心置きなくソウルの街に行くことができます。
ソウルまでは、A'REX(空港鉄道)の直通列車で行くことにしました。
所要時間約45分、料金は13,300W(ウォン)、約1,000円です。
自動券売機でチケットを買うのですが、
この扱い方に少しだけ戸惑いました。
日本だと20,000円のものを自動販売機で買う時は、
(そんな高額なのがあるかな?)
一万円札を二枚入れるとおつりが出てくるのですが、
この券売機は、はじめに10,000W紙幣を入れると、
次は5,000W、または1,000W紙幣しか受け付けません。
手持ちが10,000W紙幣しかない時は、
隣の両替機であらかじめ両替しなければならないのです。
なんでこんなシステムになっているのでしょう?
やっと操作ができたと思ったら、こんなレシートのようなものが出てきました。
変わったチケットだなと思い、これを持って歩いていると駅員のような人がいたので、
これを手で降るような仕草をしました。
すると後からカード型チケットを持って追いかけてきてくれました。
レシートの後に出てくる肝心なものを取り忘れていたようです。 (☆o☆)
車内はかなり空いていて快適です。
ソウルに行くまでに大きな干潟の中を通りました。
のんびりした田舎の風景あり、高層ビル群あり、
かなり日本の景色とは異なります。
特に高層ビル群が、一律同じ様式のものがたくさん並んでいるのが印象的でした。
到着したソウル駅前はかなりの深さにあり、
長いエスカレーターに何本か乗ります。
乗り口の真ん中に大きなポールが立っているのは、
大きな荷物を載せられないようにするためでしょうか。
ソウル駅はガラス窓が大きく、とても開放的で素敵なところです。
ソウルには20年前にも来たことがあるのですが、
その時はもっと街にキムチの匂いが蔓延していたように記憶しています。
ソウルの街もスマートになりました。
けど駅前にはテント張りのイベント会場のようなものがあり、
おじさん(歌手?)が大音量でカラオケ(?)を歌っています。
日本人の目から見たら、
スマートさとバタ臭さが混在しています。
歩いて南大門市場の方に向かいます。
荷物を満載したバイク。
新鮮な果物が美味しそうです。
市場は活気があっていいですね。
東京のアメ横のような雰囲気です。
私はこんな感じのところが大好きで、無条件で落ち着きます。
ブロマイドやタレントグッズを売っているところもたくさんあります。
チャン・グンソクって韓国でも人気があるんですね。
日本では六本木ヒルズでの事故以来めっきり数が減りましたが、
韓国では、大きなビルの入り口には、
この回転扉がやたらと目につきました。
街には高級そうなデパートがあり、
その前で、デパートガールがお客さんの荷物を車のトランクに積んでいます。
こんなサービスもするんですね。
これは地下商店街で見たアンティークラジオ、
とにかく何でも売っています。
南大門からすぐ近くの一番の繁華街 明洞(みょんどん)まで歩いて行くと、
あのユニクロがありました。
店に入ると店員さんが満面の笑みで迎えてくれます。
周りにはたくさんの同業の店があったので、
それで特に愛想がいいのかもしれません。
きれいな女性に微笑んでもらうのは嬉しいですね。
店は三階までありました。
品揃えは日本とほとんど変わりません。
値段も日本と同程度でしょうか、
韓国レベルでいくと、ちょっと高級なのかも。
歩いているとお腹が減ってきましたが、
どの店がいいのか分かりません。
ほとんどの店は、メニューに日本語表記が加わっています。
適当に店を決めて中に入りました。
きれいな店で、周りは日本人だらけといった感じです。
二人で違ったものを頼もうということで、
伊藤さんが頼んだのがこの海鮮チヂミ、20,000Wです。
このチヂミも美味しかったのですか、
私の頼んだ参鶏湯(さんげたん)が最高でした!!!
なんとも最高の香りです。
香辛料か香草が入っているからでしょう。
とろとろスープがたまりません。
一口飲んでたまげました。 (☆o☆)
しかも鶏肉が軟らかくってほくほくです。
圧力鍋で煮ているのか骨まですべて軟らかく、
私は骨もすべて食べてしまいました。
味も最高、言葉で表現できません。
まるまる一羽の鶏肉の中には、餅米が入っています。
韓国人の友人に、ソウルに行くなら参鶏湯を食べろと言われていたのですが、
その意味がよく分かりました。
参鶏湯にはこんな小鉢も付いています。
唐辛子が辛かった〜。
この参鶏湯の方が海鮮チヂミより安くて15,000W、約1,100円です。
日本円を両替してくれる両替商が街中にたくさんあります。
ところによって若干レートが異なります。
暑い中歩いたので、ちょっとコーヒータイム、
手近な喫茶店に入りました。
暑いのでかき氷を食べている人が多いのですが、
韓国のかき氷(たぶん他のデザートも)は大きくて、
何人かでそこに直接スプーンを差し込んで食べるようになっています。
可愛い女子高生たちもワイワイ言いながら三人で同じかき氷を食べていました。
(そっちの方の写真を撮りたかったなあ ・・・ )
私はアイスコーヒーを飲みました。3,000W、200円ちょっと。
レシートを切って折鶴を作りました。
喫茶店の二階の窓から見たショット、こんな配達用のバイクがよく走っています。
銀行のようなところの電光掲示板に、
各国の為替レートが表示されています。
なんで日本の国旗が緑地に!
これって反日政策なのか、・・・と思ったのですが、
今ネットで調べて見ると、BDTとはバングラデシュ タカという通貨で、
あれはバングラデシュの国旗なんですね。
知りませんでした。
まだ少し時間があるので、徳寿宮という史跡を見に行くことにしました。
せっかくだから地下鉄に乗ってみます。
券売機は、こんな風に日本語でも表示を選択できるシステムです。
ホームはこんな風に二重扉式になっています。
飛行場から乗ったA'REX(空港鉄道)もそうでしたし、
韓国はこの形で統一されているのかも、です。
券はカード型のICチケットになっていて、
一回使用型のカードは、使い終わった後は機械に入れると、
保証金の500Wが返ってきます。
市庁舎前で降り、徳寿宮に向かっていると、
こんな行列に出くわしました。
大きな音楽とともに練り歩いています。
日本で言えば、さながら大名行列でしょうか。
緑豊かな徳寿宮は都会のオアシスのようです。
古来の建物が点在しています。
韓国カラーが色鮮やかです。
伊藤さんの記念写真を撮りました。
公衆トイレはやはり気になります。
景観に配慮したきれいな建物です。
宮島の公衆トイレを思い出します。
自販機の右側にあるゴミ箱も、宮島にあるものとそっくりです。
まさかパクリでは ・・・ 。
ちょろちょろ動き回る小動物がいました。
こんな色ですが、たぶんリスでしょう。
ここはカップルのデートコースに最適です。
癒されるって感じがするところですよ。 ^^☆
日本で言うところの狛犬でしょうね。
伊藤さんは狛豚かなって言ってましたが、
鱗があるので、龍なのかもしれません。
再び地下鉄に乗りソウル駅に向かいます。
運賃は100円以下ですので、日本よりも安いです。
車内でこっそり撮りました。
車内は幅が広くてゆったりです。
たぶんレールの規格が、日本の新幹線と同じ広軌なのでしょう。
日本の在来線は、広軌よりも40センチ狭い狭軌です。
ソウル駅のA'REX(空港鉄道)のプラットフォームはとにかく深く、
地下7階と表記されていますが、
先日乗った東京の大江戸線よりも深い感じです。
コカ・コーラの新製品であるビタミンウオーターを飲みました。
18,000Wで、日本より若干安いのです。
乗車券を買うのに少し手間取り、列車が行ったばかりで、
30分ソウル駅で待ったのですが、
無事仁川空港に到着し、出国手続きも済ませました。
仁川空港はただただ大きい ・・・ 、
搭乗口となっている38番ゲートまでひたすら歩き続けます。
ゲートには少し余裕を持って着きました。
けど今日はよく歩きました。
アシアナ航空プノンペン行き、飛行時間は5時間40分です。
機内食は韓国風、シーフード料理にコチジャンのチューブが付いていました。
カメラのISO感度を上げれば、真っ暗な機内でも撮れるんですね。
すごいです。
無事プノンペン到着です。
そんなに蒸し暑くはなくて過ごしやすい感じです。
飛行場には広島市立大学に留学していたソピアップさんが
迎えに来てくれていました。
30分ほど車を走らせ、フェアリーランドというホテルに着きました。
今夜はぐっすり休めそうです。
ビール二本とピスタチオを買い、部屋で疲れを癒します。
各1ドルです。
部屋はダブルベッド、冷房完備、シャワーはお湯が出て、静かで、・・・
日本のビジネスホテルよりも快適です。
これで一泊15ドル、1,200円です。
インドと比べると、カンボジアはきれいな国だなと思います。
その感想はまた後日。 (^o^)v
2011.8.19 Friday
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