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体幹を貫く気

その昔、もう10年以上前のこと、「超能力を得るための瞑想法」というものを何度か実践したことがあります。
森田健氏の『不思議研究所』のサイトにその方法が掲載されており、中国の著名な超能力者である孫儲琳(ソン・チュウリン)氏が開発された手法とのことでした。

現在はそのページは削除されていて、細かいところは忘れてしまいましたが、大まかな手順は次のようなものです。
ゆったりと座った状態で、気のボールを「下図」のように下丹田、中丹田、上丹田へと移動させます。各所で数回ずつ回転させながら、最初は左回転で上昇させ、上丹田(頭頂)からその気のボールを宇宙へと飛ばします。
そして、宇宙を巡ってきたボールを今度は逆の順序で、上丹田から中丹田、下丹田へと右回転で下ろしていくのです。

これを64回繰り返し、その後、太陽や月をイメージした軽い気功法を行って終了となります。

超能力を得るための瞑想法

この方法は、ハッキリと効果が現れました。
別に超能力者になれたわけではありませんが、2日ほど続けて行うと頭頂部に気が集中し、24時間常に頭のてっぺんに「サワサワ」と気を感じるのです。
まるで弱い風が吹いてきて髪の毛が揺れているような、あるいはセルロイドの下敷きを頭に近づけて髪の毛が静電気で引っ張られているような、そんな感覚が起きている間中ずっと続きます。

とは言え、これは1回行うのに30分はかかる大作業で、なかなか継続することができませんでした。
それでも1週間ほど続けたことが2回ほどあり、その両方で頭頂部の異様な気感の高まりを感じました。

 

やはり、継続して行わなければ成果は得られません。
そして継続するためには、ある程度簡単でなくてはなりません。

先日、たまたま見かけた動画で紹介されていた呼吸法は、「超能力を得るための瞑想法」と同じく気が体幹を貫くものでありながら、寝たまま行えて回数も少ないものでした。
「こんなに楽ちんでいいのか」と疑問を持ちながらも、これなら続けて実践できると感じました。

やり方は動画で紹介されている通りです。
まずは身体をほぐす体操を軽く行い、呼吸に合わせて下丹田(尾骨)から中丹田(胸)へと何度か気を往復させます。
そして次は範囲を広げ、同じく呼吸に合わせて下丹田から今度は上丹田(頭頂)へと気を巡らせて往復させるというものです。

自分は、この大まかな考え方だけを参考にさせてもらいました。
最初の身体をほぐす方法は、金魚運動やゆる体操を取り入れて身体をゆすり緩めています。

気を体幹に通して往復させる回数も厳密には決めず、自分で「いい」と感じるまで、その時の感覚で行っています。
そしてその気は、「超能力を得るための瞑想法」と同じく「回転する気のボール」をイメージし、上に向かっていく時は左回り、下っていく時は右回りを意識しています。

 

左回り(反時計回り)は、ネジが緩む方向です。上に向かってネジの頭がのびてくる、拡散・膨張の方向にあたります。
対して右周り(時計回り)は、ネジが締まる方向であり、下に向かってネジの頭が沈んでいく、収縮の方向です。

例えばお腹が痛い時、手を当てて(手当て)、手のひらを時計回りに回します。
これはエネルギーを入れて痛みを抑えようとする本能的な動きです。
逆に頭が痛い時は、同じく手を当てて、今度は手のひらを反時計回りに回し、痛みを外に逃がそうとします。

お母さんが赤ちゃんを抱っこする時は、心臓のある左側の胸で抱え、右手で頭を時計回りで優しくなでてあげます。

母親と赤ちゃん

料理でも同じことが言えます。
時計回りに回して混ぜるとエネルギーが入って味が濃くなり、反時計回りに回すと味が抜けてまろやかになります。

 

人間はみな、本能的に気の流れを感じ取っています。
回転エネルギーのあるなし、左右の回転の違い。それを意識するようにすると、より敏感に感じ取れるようになるでしょう。

この新しい方法はかなり簡易型なので、「超能力を得るための瞑想法」のようにすぐに効果が体感できるようにはなりませんが、実に簡単で少しの時間があれば寝る前でも行えるので、気長に続けていこうと考えています。